日本明慧
■印刷版   

観念を捨てて人から抜け出る(二)


文/中国の大法弟子

(明慧日本)

 夫婦間のトラブルについて

 以前、修煉を始めたばかりの女性同修に出会いました。毎回話す時に、自分の夫がいかに良くないか、人のご主人は妻を甘やかすのに自分の夫は自分の言うことを全然聞いてくれない、今同じように大法を修煉しているのに、やはりそのままで本当に悲しいと必ず愚痴をこぼします。この時、私は「修煉者としてトラブルに面したとき、まず内に向かって探して、心性を修めなければなりません。怒ってはいけませんよ」と話します。同修は自分の行為がよくないと分かりますが、なかなか我慢できません。表面上では私と交流しますが、彼女の心は放下していないと私は感じました。当時、私も本当の原因を知らず、今は当時の私が陰陽反転の変な考えを抱えていたため、その苦痛の原因を理解できなかったと分かりました。

 つい最近、この女姓同修にもう一度会いました。今回は、彼女のお父さんが入院して、夫にいろいろやってほしいと言ったのに聞いてくれなかったので、カンカンになり夫と大喧嘩したと教えてくれました。苦痛に陥った同修を見て、今度こそこの真の原因を教えなければならないと思いました。「昔、ある人が君子として人の尊敬を受けていました。しかしこの人は君子なので、他の人はいじめることができません。昔、修煉者に対して無礼なことをしたら厳しく罰せられるのです。今は、大法弟子として、私たちは殴られても殴り返さず罵られてもやり返さないのです。世人は私たちを虐めてはいけません。会社にいるあなたは修煉者の自覚を持って名利心が強くなく、しかし、この理由のために会社は昇給させないわけにはいきません。会社は尊重しなければならないルールがあるのです。同じく家庭の内部では普通の流れがあります。大法弟子は我慢強いのですが、しかしむやみに一切を聞き入れてはいけません。法に従って行うべきです。修煉している私たちは良い人になるため絶えず自分の心性を高め、円満成就になる基準に達しなければなりません。やみもくに人に合せて家庭の召使いになるわけにはいかないでしょう」と話しました。

 同修はうなずきました。私は続けて、「今の社会は全体的にかかあ天下です。これはまさに人類の道徳が落ちた証拠であり、人に対する神々の要求ではありません。みな妻の方が強いからと言って、神の人に対する要求を否定してはいけません。陽は陽で陰は陰です、陰陽反転にはなりません。そうではありませんか」とさらに語りました。

  そして、「ご主人も同じく大法を修煉しています。だからといって、あなたの言うことをすべて聞き入れなければならないわけではありません。あなたとご主人は道理に従うべきです。修煉者は大法の基準に律して行います。人の理に従いますが、人間の変哲な理に従ってはなりません。今の人の道徳は落ちており、この道理に基づいてはいけません。夫が妻の言うことをすべて聞き入れることは人間の理にも適わず、修煉者の理にも適わないことは言うまでもありません。今の社会で女性の三従四徳を言ったら、罵声をあげない女性がいますか?」とさらに話しました。

  話を聞いて同修は笑いながら、「以前ずっと自分が道理に適っていると思いこんでいました。今は、その歪んだ道理が正しいと思っていたことが分かりました。だから心性を守ることができなかったのです。これはまさに中共に注がれた変哲な道理のせいです」と言いました。 

 (続く)

  2010年7月2日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/20/225629.html

■関連文章
夫婦間でトラブルがあったら、両者とも自分を修めるべし
内に向けて探し、心性を高める
私はもう指摘されることを恐れない
観念を捨てて人から抜け出る(一)
安全を重視しない裏の人心
大法を修煉すると良いことがたくさんある
もう同修の悪いところを探さない
夫婦の縁を大切に 衆生を救い済度する中で共に精進する
大法弟子は無条件で内に向けて 自分自身の是非を問う
神韻公演を見た感想