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迫害の共犯にならないよう、シンガポール政府へ呼びかける

(明慧日本)中国共産党(以下「中共」とする)による法輪功への迫害から11年が過ぎ、国際社会が強く非難する中、シンガポール当局は中共の圧力に屈し、法輪功修煉者への迫害に追随した。

 シンガポールの東北地域に住む法輪功修煉者たちは8月16日、修煉者がシンガポール警察に正当な理由もなく逮捕された件に対し、シンガポールの副総理兼内政部部長・王根成氏、及び橋北路中央警察署の事件の総責任者・陳警察官(Tan Hung Hooi)に書簡を手渡した。書簡では、中共による法輪功への迫害事実を真摯に受け止め、憲法で定められた市民の言論の自由を尊重し、事件を正しく対処するよう、シンガポール政府および警官に呼びかけた。

 法輪功修煉者・符さんは「修煉者に対する提訴を取り下げるよう望みます。シンガポール当局は、法輪功修煉者が中国で迫害されている事実に関心を寄せ、正義ある人々が我々と共に、中共の法輪功への迫害を制止するよう望みます」と述べた。

 法輪功修煉者・陳さんは「シンガポール政府が中共の法輪功への迫害の真相を理解していると信じています。中共が法輪功を弾圧してから、シンガポールにいる多くの中国籍の修煉者は、ビザの申請および更新ができなくなりました。不法滞在にならないよう、修煉者たちはやむを得ず国連難民高等弁務官事務所へ助けを求めて、他の国の難民となりました」と話した。

 事件の背景

 シンガポール警察は2009年10月5日、理由もなくマーライオン付近で煉功や真相を伝える活動を行っていた法輪功修煉者5人を連行し、旅券を没収した。2010年5月6日、当局は当事者5人を「公共物の破壊」や「教唆」などの罪名で不当に起訴した。また、法輪功修煉者がマーライオン公園で真相を伝える活動を1年間禁止すると警告した。現地の修煉者は2001年から2006年にかけて、シンガポール当局に捏造された罪名で6回も起訴されている。

 その他、中国籍の2人の修煉者のビザ更新と再入国の申請が、シンガポール政府により理由もなく拒否された。

2010年8月21日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/8/17/228452.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/8/19/119358.html

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