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ポーランド国会議員「法輪功の迫害制止活動を支持する」

(明慧日本)中国政治協商会議・賈慶林主席がポーランド訪問中の2010年11月4日、ワルシャワの国会前で法輪功修煉者が「法輪大法」「天は中国共産党を滅ぼす」「スケープゴートにするな」などの横断幕を掲げて出迎えた。ポーランド法輪大法協会は賈慶林の訪問二日前に、法輪功の迫害に積極的に加担したとして「拷問罪ならびにジェノサイド」で、ワルシャワ検察院に刑事告訴を行い、当日受理された。賈慶林はこのほか、スペイン国立法廷において「ジェノサイド」で起訴され、ほか多くの国で「拷問罪」で告訴されている。
 
 また、法輪功修煉者の迫害制止活動に対し、数人の国会議員が活動を支持すると表明した。そして、法輪功修煉者を国会内に招き、法輪功が受けている迫害の状況を聞いた。
 
 ちょうどこのとき、賈慶林が会場から出てきて、「真、善、忍」「法輪大法好(法輪大法は素晴らしい)」と書かれたTシャツを着た二人の法輪功修煉者と出会った。賈慶林、同行していた中国の要人らの表情はこわばり、慌てていたという。
 
 賈慶林はトイレに行きたいと言い出し、警備員は、安全上の問題があり、トイレを調べた後に入ってほしいと言ったが、賈慶林は警備員の制止を振り切り、その場から逃げるようにトイレに駆け込んだという。
 
 賈慶林はトイレから出てきて、警備員に法輪功修煉者をその場から追い出すよう指図した。そして、警備員は言われたとおり、法輪功修煉者二人を国会外に移動させたが、その場にいた数人の国会議員は憤りをもって抗議したという。
 
 元ポーランド司法部部長で、現国会議員のAndrzej Czuma氏は、「私が法輪功修煉者の二人を招いた。彼らは私の友人であり、特に私はMaria Salzmanさんと、アメリカのシカゴとボストンで迫害制止を呼びかける活動を共にした。私は法輪功を尊重しており、法輪功は共産中国において、カトリック教のほかに、唯一独立した団体である。法輪功は中国国民に健康づくりの功法として広く知られ、彼らは政権および名利に対して興味のない人間たちだ」と、記者の取材に対して話した。
 
 記者は次のように質問した。「法輪功修煉者が警備員に阻まれ、ジェノサイドで告訴されている賈慶林氏が警備員に守られたことについて、どう考えますか?」
 
 これに対し、Andrzej議員は次のように答えた。「多くの証拠は彼(賈慶林)がそのような(ジェノサイドを犯す)人間であることを証明している。私はその現場を見ていないが、私は事務室で法輪功修煉者を待っていた。この出来事は、議長の指示で彼ら二人を追い出したのではなく、中国人らが警備員に命令して行ったことだ。友人二人の行動はとても修養があり、ただ法輪大法と印刷された黄色いTシャツを着ていただけのことだ」
 
 ワルシャワの国会内で発生したこの出来事は、ポーランドのマスコミ10数社の注目を集めた。各社はトップニュースで、法輪功を迫害している中国の要人が、迫害停止を求める法輪功修煉者と出会ったと報道した。取材を受けた法輪功修煉者は、「私たちが今日ここに集まったのは、賈慶林に対し、『犯罪者のあなたは、なぜポーランドを訪問したのか?』と聞きたいからだ」と述べた。 
 
2010年11月15日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/11/7/232155.html

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