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無戸籍者にされた、ある法輪功修煉者の遭遇(二)

(明慧日本)
 北京昌平区「610弁公室」と国家安全保衛大隊は再び鄭さん夫妻を労働教養所に拘禁させた
 
  2008年2月下旬、人に密告されたことで、北京市昌平区国保大隊は鄭さんの住所を特定し、北京市西三旗公安出張所と結託をして鄭さん夫妻が借りている北京市の住宅の鍵を壊して部屋に侵入し、許可なく家宅捜査を行った。しかし、国保大隊が捜している法輪功関連の資料や外部とやり取りしているとみられる衛星アンテナ等は何も見つからなかった。鄭さんは当時ある会社で商品開発の仕事に携わっていたが、警官らはこの会社にも突入して会社の中にあった設備、パソコンなどを全部押収したが、何の証拠も見つからなかった。それにもかかわらず、上からの圧力のため、警官らはあらかじめ持っていた法輪功の真相が書かれた書類や予備のアンテナが鄭さんの住所から見つかったと捏造して「証拠」を作り上げた。会社にあったGPSアンテナと商品開発用の機械を法輪功のための機械だと嘘を付き、鄭さんを迫害するための「証拠」として会社の財産を全部没収した。
 
  これによって、警官らは鄭さん夫妻を強制連行し昌平洗脳班に移送し、1カ月監禁して迫害した。この昌平洗脳班は今まで多くの法輪功修煉者たちを精神的肉体的に迫害してきた非人道的で虐待を実施している地獄のような場所であった。例えば、悪質で非人道的扱いで有名な廉科長、董常住、高瑞華(高は最初法輪功を信じていたが、中共の迫害がはじまってから、圧力の前で良心に背いて、法輪功を中傷するようになった)、及び董福来らは多くの法輪功修煉者に屈辱を与え、迫害を実施してきた。
 
  しかし、誰がどのように迫害しても鄭さん夫妻は暴力に負けなかった。すると中共関係者は鄭さん夫妻を留置場に入れた後、法院から不当判決が言い渡され、懲役2年6ヶ月の刑が下された。有罪とされた「罪名」にはこのように書かれている:「鄭夫妻は法輪功の番組を受信する衛星アンテナを設置した」と。
 
  この昌平区国保大隊の警官らはずっと法輪功修煉者の個人財産を没収して個人のものにして使っている。例えば、法輪功修煉者の段沛臣さんの高級車を法輪功のための道具と名付け、没収し、自分のものにしている。
 
  馬三家労働教養所で非人道的な扱いを受ける
 
  2008年6月、北京の労働教養所の人員は数十人の法輪功修煉者たちを馬三家労働教養所に移送し、非人道的な扱いをして心身ともに大きな被害を与えた。
 
  1.殴打:男子監禁所第一所三大隊の警官・李猛、秦利、図玉鵬らは日常的に法輪功修煉者たちを殴り暴力を振った。それだけでなく、時々その他の受刑者を唆して法輪功修煉者に対して暴力を振るわせた。2008年8月8日、鄭さんに過酷な労働を強要し、従わない時、誰もいない倉庫に連れ出して数時間に及ぶ暴力を振るい、23cmの木の棒が折れるまで殴り続けた。そのため鄭さんは体中傷だらけになっていた。
 
  2.体罰:壁に沿って長時間立たせられる:両足を隙間なし並べさせ、壁に向かわせ目を閉じてはいけないと、監視員を数人付けて監視させずっと長時間立たせる。朝6時から夜中の零時まで立ったままで、トイレ、食事の時間以外はずっと同じ姿勢を強要した。鄭さんのほか同じ被害を受けた人に陳岩さん(黒竜江省)、孫書忱さん(遼寧省鞍山)などがいる。1週間ずっとこのような拷問が行われた。
 
  3.強制的に洗脳する:法輪功を中傷する内容の中央テレビ(CCTV)の番組やビデオを繰り返して見せる。
 
  4.高電圧のスタンガンで攻撃する:80万ボルトのスタンガンで攻撃し、3,4本のスタンガンで同時に攻撃をした。この被害に遭った人に鄭さんのほか鄭海淘(河北省)さん、於ミンさん(瀋陽)、趙建さん(河北省)、崔徳軍さん(遼寧省)、杜志英さん(遼寧省)、趙連?さん、劉玉さん、羅純貴さん(遼寧省)がいる。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
 (完)
 
2011年01月09日

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