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北京市の大興女子刑務所、迫害致死事件を隠蔽工作

(明慧日本)北京市海淀(かいでん)区の法輪功修煉者・耿(こう)金娥さんは、バスで乗客に法輪功が中共(中国共産党)により迫害されている事実を伝えたという理由で、懲役2年の不当判決を宣告され、北京市大興女子刑務所に監禁された。しかし、耿さん2010年6月10日に虐殺された。耿さんの家族は、心臓病による急死や脳梗塞による死亡などと曖昧な死因報告をしている施設側を不信に思っている。

耿金娥さん

 生前の耿さんは施設の四分監区というエリアで、長期間にわたって精神面・肉体面の両方面から数々の迫害を加えられた。それによって持病の糖尿病がひどくなったが、治療を受けるどころか、かえって24時間体制で監視し行動制限をされたうえ、食べ物も与えられず体が骨と皮ばかりになるまで虐待された。にもかかわらず、極度に衰弱した体で辛い労働を強いられた。面会場所で、自力で歩けなくなった耿さんの様子を目にした家族は、施設側に一時出所による治療を何度も申し出たが、いずれも無視された。
 
 そして、死に至るほどの迫害に耿さんは耐えることができず、死亡した。その後、監区長・劉迎春はこの迫害に加担していた関係者及びその他のメンバーを集め、皆に迫害を隠蔽するための工作を指示した。そのため、検察庁の施設構内への立ち入り調査は、何も分からないまま終わった。ある施設の医者は「四分監区は良心の呵責もなくやり過ぎだ。すでに息をひきとったのに、救急処置に対応するふりをするように命じられた」と、耿さんの死に関わる一部の状況を暴露した。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2011年04月08日

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