刑務所で『転法輪』の内容を思い出し暗記した体験
文/広西省の大法弟子
(明慧日本)私は『転法輪』を暗記したことがありませんでしたが、不法に監禁されている間、修煉を指導する法を読む手段がないため、『転法輪』の原文を思い出すことを決心しました。最初、私は第一講のはじめの三節だけを完璧に思い出すことができればいいと思っており、ほかの部分はいくらか思い出せればそれでよいと思っていました。しかし、2カ月後、私は原文の90%以上を思い出すことができ、これは自分の予想をはるかに超えていました。
繰り返して法を思い出し暗記する中で、暗記すればするほど、内容をよく覚えられるようになり、一日に3講も暗記できるときもあり、また一度思い出した内容は忘れることもなく、新しい体得もたくさんあり、体にとても大きな変化が現れました。
私は多くの古い修煉者と同じく、『転法輪』を暗記したことはありませんでしたが、すでにその内容を漏れるところがないほど多く読んでいました。多くの場合、ほかの同修が読み間違ったり、写し間違ったりすれば、すべて分かりました。法を読む時、上の句を読み上げると、下の句が分かり、また一段落を読み終えると、次の段落のはじめの内容が分かります。刑務所で『転法輪』を思い出して暗記するとき、まさにこのような記憶に頼り、努力して一段落ずつ思い出しました。時にはある段落の内容が思い出せず、そこで詰まってしまいましたが、そのようなときは、とりあえずそこを飛ばして次の部分を暗記しました。そして後になって、その漏れた部分を探し出したりしました。ページの配置に対する印象に頼って、どこにどんな一段落があり、どのページに私が漏らした一言があるのかなど、すべて知っていました。努力して思い出そうとすれば、ほとんどの場合、思い出すことができました。ひいては、刑務所で一年以上の監禁を経て釈放された後、たまに無意識のうちに、漏らしたある一言を思い出すこともありました。
のちに同修と、このことについて交流すると、みなとても驚いていました。しかし実際、法を読んだ回数がとても多い修煉者や、他人の読み間違いにすぐ気付くことのできる修煉者であれば、ただ決心さえすれば、少し努力するだけで『転法輪』を暗記することができ、それはとても容易いことです。
これも師父が『転法輪』のなかで説かれたことであり、「わたしは説法する時、きわめて強いエネルギーを出して、皆さんの頭の中に注ぎ込んでいます。この会場を出たら、わたしが具体的に何を話したのか思い出せないかも知れませんが、本当に何かに遭遇した時は、あなたはわたしの今の話を思い出すでしょう」という法を、私は実証しました。
以上は個人の体験であり、足りない部分については同修のご叱正をお願います。
2011年06月21日
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