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黒竜江省:姉妹の法輪功修煉者が受けた迫害事実(一)

(明慧日本)黒竜江省ジャムス市に在住の法輪功修煉者・潘麗さんと潘フンさん姉妹は、2010年11月4日、佳東派出所の近くで警官らに不当に連行され、留置所に拘禁された。その後、2人は1年の労働教養を宣告され、ハルビン市の麻薬更生施設(労働教養所)に移送された。
 
 潘さん姉妹は法輪功の修煉を放棄しないという理由で、数回にわたって、不当な連行や拘禁、恐喝、労働教養などの迫害を受けてきた。
 
 潘麗さんは法輪功を修煉する前、結核や胆嚢炎、痔、リウマチなどの病気を患っており、毎日病気で苦しんでいたが、1996年、法輪功を修煉し始めてからまもなく、全ての病気が完治した。
 
 しかし、1999年より中共(中国共産党)は法輪功への弾圧を開始した。2002年、潘さんは勤務中にジャムス市公安局の警官らによって不当に連行され、1年間の労働教養を宣告された。また、10,000元をゆすり取られた。2006年、警官らは潘さんの自宅で、再び潘さんを連行した。その後、潘さんは、再び1年間の労働教養を宣告され、再び10,000元をゆすり取られたという。
 
 潘さん姉妹は2010年11月4日に再び連行され、留置所に拘禁された。拘禁中に警官らは、潘さん姉妹の家族に、「10,000元を支払えば1年間の労働教養で済むが、支払わなければ3年間の労働教養を科すぞ」と恐喝した。仕方がなく、家族はあちこちから借金し、10,000元を支払った。
 
 潘麗さんは労働教養所で過酷な迫害を受けたため、下半身が麻痺して歩けなくなってしまった。警官らは潘さんに治療を許可したが、治療費として2,000元を請求したという。数年来、このように恐喝された資金は、経済状況がよくない潘麗さんの家庭にとって、とても大金であり、いっそう生活上に困難が加えられた。
 
 潘麗さんが不当に拘禁された期間に、重い心臓病を患っている夫は、経済的にも、精神的にも、そして肉体的にも重い圧力を受け続けて来た。そのため、潘麗さんの夫は2011年のお正月の前に、冷たくなった部屋で、ひとりで孤独死してしまった。遺体は1週間後に、地方で仕事をしている息子が、帰宅した時に発見した。しかし、全財産が警官らにゆすりとられてなにも残っておらず、父の葬儀を挙げるお金もなく、簡素に父を埋葬することしかできず、息子はとても悲しんだ。
 
 (続く) 
 
2011年07月21日

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