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黒竜江省:自立生活ができない元警官 刑務所に拘禁される(写真)
黒竜江省ハルビン市の呼蘭区公安分局の元警官・金成山さん(53歳男性)は1996年、交通事故に遭い、胸椎粉砕骨折を負った。腹部から下半身が麻痺して、一級障害者と認定された。金さんは中国で有名な病院数カ所を訪ねて治療を受けたが、効果がなかった。金さんは健康を取り戻すため法輪功を修煉し始めた。そして、法輪功からたくさんの恩恵を受け、心身ともに健康になった。夫の変化を見た妻の焦暁華さんも、法輪功の修煉の道に入った。
しかし、1999年7.20から中共(中国共産党)は法輪功への弾圧を開始した。金さんは法輪功を学んでいるとして、連行、拘禁された。中共の裁判所は、歩くことさえできない金さんに「法律の実施を破壊」「社会の治安を乱す」という罪を着せ、判決を下した。
2005年3月10日午後3時ごろ、呼蘭区公安分局の副局長、国保(国家安全保衛)大隊隊長は警官20数人を連れ、鍵開けの技術を悪用し、金さんの自宅に侵入した。若い警官5人は金さんを椅子に押しつけ、背中で両腕に手錠をかけた。そして、家にいた焦さんをトイレに押し込め、手錠をかけた。残りの警官らは家宅捜索を行ない、パソコン1台・プリンタ2台・コピー機1台・スキャナー1台・携帯電話1台・DVDディスク・プリンタ用紙20箱・法輪功の関連書籍500冊など、5万元相当の私物と現金1万3千元を没収した。金さんが使っている、尿を入れる袋20枚も没収した。
2006年10月15日、焦さんは法輪功修煉者である於懐才さん(迫害により死亡)を訪ねた際、於さんを監視している警官に止められ、自宅の鍵を没収された。警官ら10数人は金さんの自宅に侵入し、ノートパソコン・プリンタ・携帯電話など、5000元相当の私物を没収した。金さんと妻・焦さんは公安分局に私物の返還を要求しに行ったが、2006年22日午後、金さんは国保大隊メンバーに連行され、第4留置場に拘禁された。金さんは手錠をかけられたため、尿袋を処理できず、布団に漏れた。十数日かかって、金さんは体温で乾かしたという。金さんは下半身が麻痺しているため、拘禁された翌日から両股・でん部・腰などの筋肉が圧迫され、血や膿が出た。それでも、公安分局は介護を必要とする金さんを釈放しなかった。
その後、金さんは懲役5年、焦さんは3年の不当判決を宣告された。
金さんは全身にできものができたため、第4留置場側は金さんを強行に呼蘭区公安分局留置場に移送した。金さんが家にいるとき、排便はいつも妻に処理してもらわなければならなかった。そのため、留置場側は金さんの妻・焦さんを2~3日ごとに留置場に呼んで、処理させた。留置場の警官は面倒だと感じたため、金さんに食事を与えないようにしたが、金さんが留置場で死ぬことを恐れ、金さんを刑務所に入れようとした。
2007年4月24日、金さんは警官によって呼蘭刑務所に移送された。しかし、金さんは完全に自立生活ができないため、呼蘭刑務所病院に送られた。金さんは病院で警官にベッドから床に下ろされ、娘からもらった200元を奪われた。金さんは「三書」を書くことを強要されたが、拒否したため、家族との面会を4カ月も許されなかった。
金さんは刑務所病院で2年間、20人の受刑者により介護された。しかし、彼らは介護の知識がないので、金さんの全身はただれた。2年来、金さんは毎日、うつ伏せの姿勢で過ごしてきたため、両膝とすねの皮膚が破れてただれることを繰り返し、布団に膿と血の跡ばかり残った。また、金さんは常に受刑者と警官からいじめを受けていた。
2009年6月、焦さんは女子刑務所から釈放された。焦さんは呼蘭刑務所に何度も足を運び、夫の一時出所を要求した。金さんは一時出所で家に帰ったが、給与を停止された。焦さんは数年前から失業し、一家は娘のアルバイトの給料で生活していた。
2010年5月5日、原野派出所の所長が十数人の警官を連れ、令状の提示もないまま、金さんの自宅から金さんを刑務所に入れた。焦さんと娘は金さんをただちに釈放するように、刑務所と省の刑務所管理局に要求した。そして、4カ月後にやっと全身傷だらけの金さんが保釈された。
金さんが呼蘭刑務所に拘禁されたことは社会に大きな反響を呼んだ。人々は障害者の財産を奪ったり、拘禁したりしたことを非難した。
呼蘭区に在住の100人以上の法輪功修煉者はかつて労働教養処分や、判決を宣告されたことがある。その中で、9人が迫害により死亡した。
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