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北京市:刑期を満了した法輪功修煉者 再び洗脳班に不当拘禁

 北京市に在住の法輪功修煉者・曹東さんは現在甘粛天水刑務所に拘禁されている。曹さんは2011928日に刑期を満了する予定であるが、甘粛天水刑務所は「もしお前が転向しなければ、洗脳班に送ってやる」と曹さんを脅迫した。
 
 2006521日、欧州議会副議長のエドワード・マクミラン スコット氏は中国を訪れ中共(中国共産党)による法輪功修煉者への生体臓器摘出の調査のため、曹さんと面会した。曹さんは拘禁中の妻を救助するため、自分と妻、および身近の法輪功修煉者たちが受けた迫害の状況を述べた。面会の2時間後、曹さんは北京国家安全保衛大隊に不当に逮捕された。
 
 
 
新婚の曹東さんと楊小晶さん
 
 中共は曹さんとスコット氏の談話を盗聴した事実を隠蔽するため、甘粛省慶暘市西峰区法院に命じて、秘密裏に曹さんに対して裁判を行った。判決書に記載されている曹さんの逮捕理由は、曹さんが書いた中共が慶陽の法輪功修煉者に対する迫害を暴露する8篇の文書が明慧ネットに掲載されたというものである。本当の理由である曹さんがスコット氏と面談したという事実は、判決書は一文字も触れられていなかった。「境界外の組織に法輪功修煉者が受けた迫害に関する資料を提供した」(判決書より)と言う理由で、曹さん懲役5年の不当判決を宣告された
 
 当時の判決によれば2006521日に曹さんは刑期を満了し、釈放されるはずであったが、曹さんはいまだに甘粛天水刑務所に拘禁され続けている。このことに関して中共当局は、曹さんが2006520日から2006927日までの、北京拘禁されていた期間は服役期間に当たらず、服役開始時期は甘粛に拘禁された時からであると述べた。これも、曹さんが拘禁される本当の理由を隠すためである。
 
 2北京女子労働教養所に拘禁されていた妻の楊小晶さんは、曹さんが拘禁されていた5年間、迫害によ、放浪生活余儀なくされていたにもかかわらず、曹さんの釈放を呼びかけ続けた。迫害より、楊さんは精神が憂鬱になり、不治の病を患2009101日に他界した。楊さんの両親は長い間、娘のことを心配し、さらに曹さんの事件により、当局から嫌がらせ尾行を受けた楊さんの家族は娘が亡くなった後、娘婿が安全に釈放されるよう、各地を駆け回った。そのため最近、楊さんの父は急病を患い入院を余儀なくされた
 
 
 
 
楊さんが他界した後、悲しみに打ちひしがれている楊さんの父
 
 曹さんに対する2度の不当判決は、曹さんの両親にもショックをもたらした。曹さんの父は憂鬱になり、心臓病、脳梗塞を患、歩くことすら困難になった。また、曹さんの母も体が弱くなり、よく点滴を受けているが、夫と養女の面倒を見なくてはならず、生活苦境に陥っている

 

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/9/8/246420.html)
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