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中絶を強要される女性法輪功修煉者たち(一)

  「父や我を生み、母よ我を鞠(やしな)う。哀哀(あいあい)たる父母、我れを生みて苦労す」(詩経・小雅・蓼莪)。新しい命を宿している女性に対して、守りたいと思う気持ちは自然に生まれてくるものである。妊婦に対する保護は、生命の尊重でもある。
 
 しかし、中共(中国共産党)当局は生命を尊重せず、人としての基本権を奪い、人としての道徳の最低基準すら破ろうとしている。
 
 中共は19997.20から法輪功への弾圧を開始し、妊婦ですら迫害免れることはなかった。彼女たちは不当な連行、拘禁にさらされ、強制堕胎まで強いられた。しかも、強制堕胎された赤ちゃんは、たとえその時生きていたとして殺されたという。
 
一、当局による強制堕胎、まだ生きてい赤ちゃんの首を絞め殺害
 
 郭文燕さんは、19995月から法輪功の修煉を始めた。郭さんは、寧夏回族自治区銀川市電力設備工場の従業員だった。2000228、郭さんは北京政府に法輪功の真相を伝えるため、陳情に訪れたが、北京市内のホテルで逮捕され1カ月拘禁された。
 
 2003年、郭さんは2人目の子供を妊娠したため、陜西の実家に帰り子供を生みたいと思っていた。ある日、郭さん夫婦街を歩いたところ警官に尾行され、職務質問を受けた。警官は郭さん妊娠していることに気づくと、パトカーを呼郭さん夫婦を家まで送ふりをししかし警官は、郭さんを人工中絶を専門とする病院へ連行した。また、派出所の警官や居民委員会の責任者など、あわせて20人以上の人員が郭さんの実家に押しかけ、家族に郭さんの人工中絶に同意するサインを強制した。
 
 郭さんはすでに妊娠7カ月であったが強制的な中絶を強いられた。義理の母は堕胎された子どもがまだ生きているのを見て、医者に「家に連れて帰りたいのです。お願いします」と懇願したが、医者は泣いている赤ん坊の首を絞め、泣き声を止めて死亡させた。
 
 郭さんの夫も法輪功修煉者で警察官だった。「三書」を書くことを数回強要されたが、すべて拒否したため、解雇された。さらに様々な迫害を受け、半年間寝たきりの生活を強いられた。
 
二、妊娠4カ月にもかかわらず殴打され、強制中絶
 
 駱(らく)碧チンさんは、四川省南充県営山県に在住。20001月のある日、駱さん夫婦夫の実家へ帰省した。夜11時過ぎ、現地の派出所の警官10人が駱さんの夫の実家に押し入り、駱さんを不当に連行し、洗脳班に拘禁した。
 
 翌日の午後2時ごろ、5人の警官駱さんを小部屋に連れていき、修煉放棄するよう強要した。駱さんが断ると、警官らは駱さんの足、腹部、背中繰り返し殴打した駱さんは警官らに繰り返し脚のかかとで蹴られ、その痛み耐えられないほどだったという。駱さんは全身負傷し、口は血だらけで、手足が腫れ上がり失禁した。当時駱さんは妊娠4カ月で出血してもズボンを替えることすら許されなかった。
 
 駱さんは釈放された後も、修煉を続けたため、警官よって強制的に中絶をさせられ、4カ月の赤ちゃんが亡くなった。その20日後、警官は再び駱さんを連行しようとしたため、駱さんは放浪生活を余儀なくされた。
 
(続く)
 
 
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/9/10/246514.html)
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