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中絶を強要される女性法輪功修煉者たち(三)

  六、中絶を強要され、労働教養所に入れられ後遺症が残る

 湯金愛さんは、広東省広州市白雲区に在住。湯さんは2000年12月、法輪功の真相を伝えるため、北京の「陳情弁公室」を訪れた。そのため、地元派出所の警官に連行され、留置場に拘禁された。留置場で湯さんは嘔吐やめまいを起こし、検査を受けたところ妊娠2カ月と言われ、留置場側は湯さんの釈放手続きをした。

  しかし、湯さんが留置場を出たとき、地元派出所の警官・羅と私服警官1人が待ち伏せていた。羅は身を隠し、もう1人の私服警官が用意していた車に湯さんを無理やり乗せ、湯さんを直接「計画生育弁公室」に連れて行った。

  彼らは湯さんに中絶手術を強要した。しかし、湯さんはドアを掴んで手術室に入れられないよう懸命に抵抗したが、5~6人の男性警官に捕まえられ手術台に乗せられた。他の2人の女性が湯さんの手足を押さえ付けてから男性警官らは去っていった。湯さんは「まだ生まれていない小さい生命ですよ。夫と家族はまだ知らないのです。サインもしていないので、小さい命を奪わないでください」と懇願したが、中絶をさせられた。

  1カ月後の旧暦の大晦日、警官は湯さんを騙して麻薬中毒治療所に拘禁し、湯さんを労働教養所に入れるため、健康診断を受けさせた。湯さんは医者に「腰が痛いです。めまいもします」と症状を訴えたが、医者は診断書に「正常」と書いた。警官が医者に「正常」と書くように要求したからだ。その2カ月後、何ら法的手続きがないまま、湯さんは広州槎頭労働教養所に移送され、1年半監禁された。2002年、釈放された湯さんはリウマチを患い、風のある日には足の指が腫れるようになった。また、腰も痛め、全身が腫れることもたまにある。それは、強行に中絶が行われた後遺症だという。

 七、夫は拷問で死亡、妊娠8カ月の妻は強制堕胎される

 羅芳さんは、四川省楽山市沙湾区に在住。羅さんと夫はともに法輪功修煉者である。

 2002年2月1日、羅さんは夫・沈立之さんと一緒に成都市でバスに乗っていたとき、営門口派出所の警官に連行された。夫婦が法輪功に関係するチラシを持っていたとして、2人を成都留置場に拘禁した。沈さん(すでに外国へ行く手続きを済ませていた)ひどい拷問を受けたため、3月3日午後、死亡した。羅さんは連行された当時、すでに妊娠8カ月だったが、610弁公室の警官に堕胎を強要された。

  2002年5月28日、迫害によって体が極度に衰弱した羅さんは仮釈放された。しかし、同年、2月5日、羅さんは再び連行され、12年の判決を宣告され、四川省成都龍泉女子刑務所に収容された。

  若くて元気だった羅さんは刑務所で不明な薬物を注射され、下半身が麻痺状態になり、刑務所の迫害で障害者になってしまった。羅さんはそんな状態になっても釈放されず、2003年11月にヘイ江女子刑務所に移送され、続けて監禁されているという。

  (続く)

 

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/9/10/246514.html)
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