大法を修めて店が繁盛する
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文╱中国の大法弟子 清蓮

 【明慧日本2017年3月1日】十数年前に私は市内で日用雑貨の店をオープンしました。開店した翌日、隣の人は「あなたは風水を見てもらわなかったのですか? ここはコンビニや料理店など何度も店が変わった場所ですよ。ここで開業する店は、どれもこれも閉店して長続きしないのです」と教えてくれました。「私は法輪大法の修煉者です。風水に頼らなくても大丈夫です」と答えました。

 十数年来、私の店は閉店するどころか、とても繁盛しています。来客の皆さんが私の人柄を認め、品物は確かで値段も妥当で正直だと評判になり、この店をとても気に入ってくれています。店は清潔で品物をきちんと陳列しているだけでなく、店の中央のテーブルに折り紙の蓮の花を置き、壁には大法のカレンダーを掛け、入口には大法の対聯(ついれん・門の両脇などに対句を記したもの)を貼って、お客さんがちょっと注意を払えば、大法の真相が見られるようにレイアウトしています。

 隣近所の人達とも仲良く付き合っています。店は皆の心和む場所になっており、近所の人は買い物をしなくても店にやって来ます。夏の暑い夜、私は店頭を明るくして外に椅子を置き、お喋りコーナーを作りました。近所の人が夕食の後、うちわを持ってここに集まってお喋りをし、夕涼みをして帰ることが日課となりました。冬になると、このコーナーを室内に移します。近所の人たちは毎日ここに来なければ落ち着かない様子で、買い物をしなくてもここに寄りたがります。

 店が繁盛する秘訣と言えば、いつでもどこでも真・善・忍に基づいて行い、他人のことを優先に考え思いやっていることです。店が繁盛するのも、大法を修めて得た福報だと思っています。

 返品は顧客にとっても、店にとっても嫌なことです。特に小さな店の場合、やっと売れた品物は品質に問題がなければ、返品を断るのが普通で、ましてパッケージを開けたものはなおさらのことです。しかし、私の店では、パッケージが開けられていても、少し使用されていても、随時返品を受け付けています。少し損をしてもこのやり方を守って来ました。このやり方は多くのお客さんから支持され、この店に惹き付けられる要因の一つです。

 店の中での落としものは頻繁にあります。物だけでなくお金もあり、1千元から数千元までの金品の落とし物もありました。時には、お金を落としても1週間経っても受け取りに来ない場合もあり、私はさまざまな方法を講じて失くした方を探し出します。ある女性のお客さんは買い物をしてから、財布を冷蔵庫の上に置きっぱなしにして帰りました。気づいた時は随分経っていました。私は数千元も入った財布を預かり、お客さんが来るのを待ちましたが、昼になっても現れないため、きっと心配されているのではないかと思い、財布の中の名刺に書かれた場所に電話をかけ 「午前中、うちの店で買物をした方ですか」と聞くと、相手は「そうです」と答え、さらに「何か無くされていませんか」と聞きました。相手ははじめて財布を失くしたことに気がつき、財布を受け取りに来た時、私の手を取ってしきりに「有難う、有難う」と言って、200元のお礼を渡そうとしましたが 「いただけません。あなたのものですから、返すのは当然です。私は大法の修煉者です。師父はいつでもどこでも他人を優先に考えるようにと教えておられます」と受け取りませんでした。

 常連客に対しても、たまたま入ってくる人に対しても、私はすべて縁のある人と見ています。ある日、1人の若者が道を尋ねて入って来ました。彼はついでに店でパンを買って食べながら、社会への不満を言い、子供の愚痴をこぼして落ち着かない様子でした。私は彼に「子供には子供なりの人生があるから、親はそれほど心配しなくても大丈夫ですよ」と慰め、そして「今の社会は確かに政治が腐敗し、道徳が低下しています。それは江沢民が政権を取ってから、中国を完全に崩壊に導く政策を取ったからです。江沢民集団は法輪功を迫害するために『天安門焼身自殺』を捏造して、民衆を騙しました」と言い、さらに、「昨今の毒入り食品や地溝油などをみれば、どれも安心して食べられないものばかりです。それは、人々が神佛を信じず、善悪には報いがあることを信じないから生じた結果です。共産党はこれだけの悪事をしたので、きっと天罰を下されます。あなたも早く三退して平安を守られたらどうですか」と話しました。彼が少年先鋒隊に入隊したことがあると聞き、三退手続きをしてあげ 「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」をしっかり覚えるように伝えました。彼はとても喜んで 「この町に来てよかった。仕事が見つからなくても無駄ではなかった」と喜びました。

 真相を知った顧客の感謝は心の底から出たものです。ある日、60代の男性が入って来て 「ここは法輪功の修煉者を雇いますか」と聞かれ、縁のある人だとピンときて、彼が買い物をしてから真相を話しました。彼は「あなたは本当に法輪功の修煉者ですか」と聞かれ、私は「その通りです」と答え、三退の手続きをしてあげました。彼は両手を合わせて「有難う、有難う」とお礼を言うので「感謝するなら、私の師父に感謝してください」と言うと、彼は「あなたの師父に感謝します」と嬉しそうに言って帰りました。その後分かったのですが、店の外で誰かがいたずらして、彼に法輪功修煉者を雇うかどうかと聞かせたそうです。内情はともかく、店に入って来るすべての人を縁のある人だと私は見なし、彼らに優しく接しています。

 以下の詩で、私の気持ちを表したと思います。

 小店の経営には秘訣あり

 客を集客するに苦労はない

 遠来の客も縁によりて結ばれし者

 真相を知って我が命を守る

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/25/343538.html)
 
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