「彼らを救いたい」と真に願い 迫害を否定した
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年9月13日】私は病院で仕事をしています。一度勤務中に法輪功真相を知らない人に通報され、迫害を受けた苦い経験がありました。当時、私が務めていた病院の幹部達は大法の真相を完全に理解せず、中国共産党の虚言に騙され、公安の人が妨害に来た時、彼らは最初のころ、私に信仰を放棄するように説得し、その後、中国共産党の政策に従って、私の昇進、昇給を妨害しました。

 務めていた病院で迫害を受けたため、今度江沢民を訴えた時、私はあえて職場名を明かしました。江沢民を訴えることは人を救うためなので、必ず当時衆生に与えた悪い影響を挽回したい、そして、この病院で大法の潔白を取り戻そうと思いました。

 最近、よく「ノック行動」に関する同修の交流文章を読みます。それは人を救う機会だと理解しているため、ある日、院長から「ちょっと院長室に来てください」と電話をもらった時、私は「ノック」の人達がやって来たと予感しました。しかし、そうとは言え、その知らせを聞いた私は、最初にはやり「怖い」と感じ、「心臓がドキドキ」しました。

 私はまず自分を落ち着かせて、「怖いと感じるべきではなく、そうすべきではない。師父が私達に残して下さった時間は世間の人を救うためで、職業や世間での役割りとは関係なく、彼らが警官だからといって救わないわけにはいかない。彼らがノックして来たのは真相を聞きに来るためで、助けを求めに来ているのだ(警官は表面では恐ろしいが、実は分かる一面が助けを求めている)。それなら、私は何を恐れる必要があるのか? 恐れているのは私ではない。邪悪は私が正念を持たないように妨害し、困惑させ、衆生が救われないようにして、彼らに大法に業力を作らせようとしている」と思いました。自分の考えをしっかりと整理してから、「恐れる」という物質が消え、「ドキドキする」感覚もなくなりました。私はとても冷静になって院長室に行きました。

 部屋に入ると、公安の男女2人がそこに座っていました。彼らは、「最近はどうですか」(何かを知りたいのかも知れない)と聞きました。私は真剣に彼らの話を聞き、彼らが示した関心を受け入れて、できるだけ常人の受け入れやすい態度で会話を交わし、彼らとの共通点を見つけるようにしました。彼らも騙されているため、考えの中には多くの障害があり、彼らのマイナス感情に触れないようにしながら、私は自分の考え方を認めてもらえるよう、彼らを啓発しました。

 彼らは私の導きに従って、幾つかの質問をしました。例えば、「あなたは医者として、病気になっても薬を飲ませないことをどう見るか」と聞かれました。私は会話の進行をしっかり把握していました。なぜなら、法に合致していれば、その場の穏やかな雰囲気を感じ取ることができるからです。私は「大法は心を修めるもので、病気治療のためではありません。大法は修煉者の心性に対する基準がとても高く、常人の心性基準を超えなければ、体の状態を正すことが出来ません」と言うと、彼らは黙って言わなくなりました。最後に彼らは「分かりました。あなたには何も求めないし、あなたの信仰にも反対しません。ただ、連絡を取り合わない、資料を配布しない、他人に宣伝しない、この三つの保証にサインをしてもらえば結構です」と言いました。彼らは邪悪に操られて私を迫害しようとしていました。私は心の中から、「ぜひ彼らを救いたい」という真の願いから断固とした口調で、「私はどうなっても構いませんが、あなた達を害したくありません。なぜなら、私は良い人になろうとしているからです。いかなる文字もあなた達が信仰を害する証拠になりますから」と言いました。彼らは互いに見つめ合ってから、「サインしたくなければ仕方がない。もう仕事に帰っていいですよ。あなたも忙しそうですから」と言いました。

 こうして、私は真の願いで迫害を否定しました。もしかしたら、彼らはまだ完全に真相を分かっていないかもしれません。しかし、大法弟子の正念と彼らを救おうとする願いは感じ取ることが出来たはずです。そして、私達の真の願いは彼らが大法の真相を理解する機縁を作ることができたと確信しました。

 個人的な次元に限りがあります。法に合致しない所があれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/9/353527.html)