【明慧日本2017年11月21日】（カナダ＝明慧記者・英梓）ベトナムを訪問し、週末にAPECの首脳会議に出席するカナダのトルドー首相に対して、カナダの国会超党派議員は習近平国家主席と会談する際、法輪功学習者が受けている迫害の問題に言及し、カナダの国民・孫茜さんを無条件で解放するように、意見書を提出して促した。
北京利得徳生物化学有限会社の創始者・孫さんは、法輪功の「真・善・忍」を信奉しているという理由で、中国で身柄を拘束されてから8カ月になる。2014年に法輪功を学び始めた孫さんは、今年の2月19日、北京の警官により不当に連行された。
前人権委員会主席、トルドー首相に孫さんの案件を促す
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前人権委員会主席で、カナダのスコット・リード（Scott Reid）議員は、先週トルドー首相と会い意見書を手渡した。首相に対して中国の主席と会談する際、孫さんが不当に拘禁されている問題に触れ、孫さんの帰国を手助けするよう求めた。
リード議員は人権委員会の主席在任中、人権委員会として動議案を発動し、中国共産党が法輪功学習者の生体から臓器を強奪していることを譴責した。同議員は、「明らかに中国において膨大な大量の証拠があり、それは法輪功学習者から臓器強奪をしていること、この過程で法輪功学習者は殺害されています。これは国家が支持する謀殺であり、我々は信憑性のある証言を得ています」と語った。
15年前、リード議員はすでに国会に動議案を提出したことがあり、その当時のジャン・クレティエン（Jean Chretien）首相に対して、中国の指導者に、法輪功を学んでいるという理由で不当に拘禁されているカナダ人家族の解放を求めるように促した。この動議案は満場一致で採択された。
このことに対して、同議員は、「法輪功学習者は、精神の信奉を実践する平和的な人々であると私は認識し、カナダ超党派議員の学習者に対する善意の支持は依然として存在しています。私の所見として、カナダのすべての党派の議員は、継続的に学習者を支持していくことでしょう」と述べた。リード議員は孫さんの早期帰国を希望している。
前司法部長 「孫茜さんの案件は原則に対する考察である」
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カナダのアーウィン・コトラ－前司法部長は、「孫茜さんの案件は一人のカナダ国民に関わっており、中国共産党政権が知らなければならないのは、カナダ国民の人権を随意に犯すことは処罰を受けなければならない」と述べた。
同氏は、「首相は、貿易を追求するのは人権の保護と矛盾しないと話しており、人権が犠牲にならない前提の下で、会議の中で貿易を促進させ、孫さんの案件はまさにこの原則に対する考察です」と述べた。
保守党議員 「カナダが孫茜さんを憂慮していることを言うべきである」
カナダ保守党のピーター・ケント（Peter Kent）議員は、「孫茜さんが拘禁され、虐待や拷問に遭っています。首相は、カナダがこのことに関して憂慮していることを言うべきです」と話した。
ケント議員は、孫茜さんの案件だけではなく、カナダ人の家族が法輪功を信仰しているがために、人権を奪われた案件も合わせて言うべきであると話した。
同議員は、「トルドー首相はハーパー前首相とその当時の大臣のように、中国の官僚と会談する度に、中国の人権侵害の問題と法制の問題を持ち出しています」と述べた。
緑の党首 「各党派の議員が迫害の停止を支持している」
カナダの緑の党首エリザベス・メイ（Elizabeth May）議員は、「すべての法輪功学習者が、カナダ国民であるかどうかにかかわらず、不当に拘禁されるべきではない。特に今、カナダ国民が不当に拘禁されています。私は首相がこのことを重要な議題とすることを希望します」と話した。
同議員は補足として次のように話した。「法輪功学習者が中国で受けている迫害は実に恐ろしい人権侵害であり、信仰と言論の自由に対する侵害です。私は知っていますが、私が毎回、議会に法輪功の問題を提出する時、各党派の議員は非常に支持しています」とメイ議員は孫さんの早期解放を希望した。
