【明慧日本2019年4月16日】私は先日、ベトナムを訪れた時、どこへ行っても、ベトナムの法輪功学習者たちが迫害の真相を伝える姿とその実態を目にした。途中、ハノイ、カットバ島などで、学習者は1人、2人、あるいは3、4人で迫害真相の展示パネルを手に持ち、中国の観光客に対して、法輪功が迫害されている真実な状況を訴えていた。
ある日、私はベトナムのハロン湾で昼食を摂った後、ホテルの目の前の駐車場側に立っていた清楚な身なりをした、若いベトナム人女性を見かけた。彼女らは両手に大きな迫害真相の冊子を持ち、ちょうど食事を終えたばかりの観光客に、法輪功に対する迫害の真相を伝えていた。ここで6、7人の中国人観光客に囲まれて、お互いに話し合っていた。私が立ち去る時、ある観光客が続けざまに「ありがとうございます! ありがとうございます! おかげさまで良く分かりました!」と、言うのが聞こえてきた。
近づいてみると、この大きな迫害の真相冊子は二つ折りにしてあるものを開いたもので、横幅はおよそ5~6cm、高さは30~40cmぐらいで、1ページ1ページ開くことができ、二つのページを一つにまとめている。ページごとに一つの特定の真相テーマで書かれていて、挿し絵も多く、文章もすぐれていて、見出しは大きな黒い文字で、下に画像と説明があった。訪れた人々は、これらの展示パネルの写真や、文章に次から次へと惹き付けられた。
この展示内容は「法輪功が世界100カ国以上の国や地域に広まっている」、「天安門の偽焼身自殺事件」、「生体臓器狩り、天地を震感させる犯罪行為」、「迫害の元凶・江沢民を告訴」、「貴州省平塘県で『中国共産党が滅びるという藏字石』が現れている」などがあった。
観光客のほとんどが食事を終えた時、ガイドさんは車に乗るように知らせた。この時、迫害真相の冊子を持っている法輪功学習者は、静かに観光バスの側に立って、手際よく1ページ1ページこの大きな迫害の真相冊子を開いて見せた。そして、次々と乗車した観光客は皆、静かに見守っていた。
車はゆっくりと動き出した。法輪功学習者の穏やかな顔、きちんとした威厳のある姿、ゆっくりと揺れ動く右手を見て、中国人観光客らは深く感動し、彼女に敬意を表すために手を振って挨拶した。
ここ数年、毎日およそ5、6万人の中国人がベトナムを訪れるという。