ドキュメンタリー『永遠の50分間』の2大事件の真相
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年4月22日】(明慧記者=章韻)カナダ新境界映画社が制作した第二部ドキュメンタリー映画『永遠の50分間』(あなたのためにやって来た2)が、近日中に、カナダの新唐人テレビ局が放映する予定である。この映画は当時、世界を驚かせた「天安門焼身自殺」事件と「長春のテレビ番組割り込み真相伝え放映」事件、これらの2大事件を真実に基づいて編集されたドキュメンタリー映画である。この映画では中国共産党政権の欺瞞と虚言が暴露され、事件の真実が暴かれている。


映像:映画『永遠の50分間』の予告

'图1~7:07:《永恒的五十分钟》剧照。'
映画『永遠の50分間』の中の写真(上部7枚)

'图8:导演Kevin在跟演员说戏。'
監督ケビン氏(中央)が俳優に演技の説明をする

'图9:“老金”拍摄现场讲解电视插播细节,爬电线杆相关剧情。'
当時の状況を説明する金さん(前列・中央)

 映画制作の当初の想いについて、ケビン・ヤン監督は次のように語った。「中国共産党(以下、中共)が法輪功を迫害して20年間、避けてはならないある事件があります。それはすなわち『天安門焼身自殺』事件です。この事件は当時、中国の人々の法輪功への同情が憎しみに変わるという大きな影響を及ぼしました」

 「当時、中共が憎しみを煽るため、毎日絶えず中央テレビで繰り返し放映し、各映像がほぼ全部、人々の脳に刻み込まれました」

 「20年過ぎたにもかかわらず、今日この『天安門焼身自殺事件が依然として、多くの中国人がこの真実を直視できない大きな障害となっています」

 「また、法輪功学習者が20年もの間、絶えず迫害に反対し続けてきた中で、様々な努力がなされてきました。最も代表的なのは、『長春のテレビ番組割り込み真相伝え放映』事件です。一般の市民である彼らが、より多くの中国人に事件の真相を知ってもらうため、真理の追求のために後戻りすることなく、命を捨てる覚悟で行ないました。彼らは全ての法輪功学習者の姿でもあります」

 「この映画の中で我々は、誰か一人を重点的に描いていません。関与した全員、学習者達の精神やイメージの描写に力を入れています。この映画は法輪功の真相を伝えることによって、中共に命を奪われた学習者達を悼むための意味も込めています」

 映画の中では、当時の長春のテレビ放映中の市民の反応などについて、次のように描かれた。「法輪功についての放映番組は八つのチャンネルで50分間放映された。視聴者は累計10万人以上にも上った。一部の地域では現地の中共幹部らが絶望に陥り、手に負えないと思って慌てて電源を切断し、街が黒闇に包まれた。またある居住区地域では市民が外に出て来て、『禁止が解けた! 法輪功は無実だ』と叫んだり、工場などに隠れていた数人の学習者が出て来て、行き交う人々に法輪功の資料を手渡した。近所の人や子供、知らない人までも、さらには、赤い腕章をつけた年配の地域の職員までもが、学習者に近づき話しかけたり、手で肩を叩いて祝った。またその中の数人が、これは政府の放映ではないと疑いながらも、笑顔で嬉しそうに小声で、『あなた達はどうなっているの? 法輪功は本当にすごいね!』と感心した。あの場面では法輪功の禁止が本当に解かれたように思えた、と歓声と笑い声が夜の10時になっても、まだ続いた」

 当時の真実を再現するため、制作者はアジアから事件の当事者を招いた。あの長春放映の当事者で、中共に10年間拘禁された後、中国から逃れた金学哲さんが撮影に参加し、技術を担当する他に、その当時の自分自身の姿も演じた。

 金さんは記者に、拘禁されていた当時の出来事を次のように紹介した。「2010年5月1日、同じ学習者である梁振興さんは公主嶺の刑務所で酷い迫害を受けて亡くなりました。当時、私は別の刑務所に拘禁されており、この事をまだ知りませんでした。休憩している時に、ある1人の若い法輪功学習者が私に『私は、全身から光を放ち、大きな佛になった梁振興兄さんが飛んで行ったのを見ました』と話してくれました。それを聞いた私はすぐに梁さんが亡くなったのだと理解しました。後に、私は神韻公演で、学習者が残忍な迫害によって亡くなり、佛となって天に昇っていく場面を見る度に、梁さん達のことを思い出します」

 YouTube上の放映予告を見た多くの人達が、すでに感動の涙を流したという。

 

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/5/403409.html)
 
関連文章