ドキュメンタリー「法輪功学習者に対する大虐殺」 カナダで初上映
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 【明慧日本2020年2月22日】カナダのNever Again Productions制作のドキュメンタリー映画「残酷な真相ーー法輪功学習者に対する大虐殺」が、2020年1月9日、カナダのウィニペグのバーニー映画館で初上映された。今回の主催者は、ブナイ・ブリス・カナダ(※)、人権擁護団体とウィニペグフレンズ・イスラエルである。このドキュメンタリーは真実に基づいて、法輪功学習者に対する「生体臓器違法収奪」などの罪を犯した中国共産党を暴露した。

 映像の中で、記者は中国で迫害された多くの法輪功学習者にインタビューをして、かれらは体験した残虐な迫害を告白している

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上映前、功法の実演を行なう法輪功学習者

 上映前に、9人の法輪功学習者が功法の実演を行なった。この映画製作者のヨランダ・パピニ・ポロックさんは、法輪功学習者に対するジェノサイドとみなされるドキュメンタリー制作の起因について、「大虐殺の中で生き残ったユダヤ人の娘として、信仰と種族などの原因で非合法化され、攻撃され、迫害されることが何を意味しているのかはっきり分かります。迫害されている少数民族が権力、尊厳、希望を断たれた辛さが分かります」

 「人権に関するドキュメンタリー映画を制作することは、被害者に希望を与えることができ、私もまた励まされます。より多くの人に被害者の遭遇を理解してもらい、その苦しみが記録されることを願っています。映画製作者として、私は映像を通して被害者のために声を挙げ周知するとともに、何よりも、もっと多く人に関心を寄せてもらいたいです」と紹介した。

 このドキュメンタリーの前に、ポロッグさんは大虐殺に関する映画「4大虐殺」を製作していた。その内容は、ユダヤ人に対する虐殺、ルワンダ人に対する虐殺、ヤズディ人に対する虐殺およびカナダで発生した原住民に対する虐殺である。この法輪功に関するドキュメンタリーは、ポロッグさんにとって2本目の虐殺の記録で、カナダメディア基金から資金援助を受けている。

 「残酷な真相ーー法輪功学習者に対する大虐殺」の中で、『なぜ法輪功に対する迫害は虐殺と見做されるか』を詳しく説明している。ジェノサイドに関する研究および防止(Genocide Studies and Prevention)という国際定期刊行物の中にある「法輪功に対する20年間の迫害は隠されたジェノサイドの中にある」と言う論文に基づいて作ったドキュメンタリーであり、論文の発表者は、大学教授のマリア・チャン(Maria Cheung)氏ほか4人である。詳しくはこのリンクをご参照ください。https://scholarcommons.usf.edu/gsp/vol12/iss1/6/。)

 視聴者の多くはこの映画を見終えたあと、想像以上の残酷さや惨忍さを感じ、この大規模な迫害が20年も続いており、現在に至るまで制止されていないことに驚いた。

 映画初公開の日に、ゲストであるカナダの有名な人権弁護士デービッド・マタス氏とマニトバ大学の教授マリア・チャン氏は、聴衆とともに法輪功への迫害の詳細について討論し、聴衆からの多くの質問に答えた。

 マタス氏は「この映画のもっとも大きな貢献の一つは、中国共産党の法輪功学習者への生体からの臓器収奪までの一連の流れを詳しく説明したことです。我々が大衆に『生体臓器違法収奪』の真相を伝える時、いつも一つの問題を聞かれます。つまり、なぜ罪のない人々を殺し、臓器を奪い、さらに臓器を販売する組織ができたのかという問題です」

 「その原因の一つは、中国共産党が囚人に残酷な虐待を加え続けることは、映画の中で詳しく表現されていますが、虐待することは迫害することだけではなく、脅威を与える手段でもあります。具体的に加害者が何をしたのかは、この映画を見れば答えがわかります」


上映後、聴衆は中国で発生している迫害について議論した

 「この映画は非常に素晴らしいです。迫害の恐ろしい実態を公表したからです。上映後の議論は、私たちにより多くの情報をもたらしました。映画を見てわかったことは、中国人は発言を政府によって禁じられており、自分の考えを発信できないのです。中国人は、直接外部へ働きかけることができないため、言論の自由を持つ国民は中国の犠牲者のかわりに発信すべきです。上映前、法輪功の功法を実演したことは、法輪功が示す和やかな雰囲気をもたらし、とても素晴らしいことです」

 「私はこのドキュメンタリーにとても感動しました。このような悪夢が法輪功学習者たちの身に起こり、このドキュメンタリーを見たことで、人権迫害に関して多くのことを理解し教えられました。迫害を暴露できてよかったです。映画はもっと広く普及させ、上映した方がいいと思います」

 「この素晴らしい映画は、真実を伝えてくれました。誰もがこの映画を見るべきです。そして、私たちの周りで実際に何が起きているのかをもっと理解すべきです」

 (※)ブナイ・ブリスのカナダ支部は1875年に設立された同国最古のユダヤ人の互助組織(Wikipedia参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/30/400493.html)
 
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