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中共はネット封鎖をして自らの悪事を隠す

(明慧日本)中国共産党(以下、中共と略称)の結党から60年が経った。当局は「国慶節」と称する建国60周年の式典を成功させるために、嘘と暴力が不可欠になっていた。北京市内の各交差点には、軍や警察および特務機関などが銃を持って警戒しており、さらに北京中心部には大型戦車や装甲車を配置している。北京では、鳩を空に放すことを禁止し、包丁の販売なども禁じている。また、中国民衆が真実の情報を得るためのインターネットに対して、中共は重点的に攻撃している。「互聯ネット」など中国国内で真相を知らせるサイトが破壊・封鎖されたうえ、主要なネットサイトが中共の「紅色情報」(中共の自画自賛する大宣伝)に占領されている。いくつかの有力サイトを除き、民間サイトの90パーセントを強制的に休止させた。国外のネットサイトを閉じさせ、民衆の発言を封じ、「国慶節」を祝うよう宣伝している。そして、全力で海外のウェブサイトを封鎖しており、民衆の知る権利を奪っている。 

 ネットサイトを封鎖する中共の陰謀

 最近、ネットに現れた「90年後」(1990年以降生まれ)というサイトでは、「国内外の一切の反動サイトを潰し、祖国の誕生日をお祝いする」と宣言した。この手のメッセージはどこのサイトにもあり、民間人の意見に見せかけて大量に転載されている。このような意見は、見せかけは立派だがデマを流しているのと同じことではないだろうか。

 政府は「真・善・忍」に従う良い人を支持すべきなのに、どうして「偽・悪・闘」という悪事を認め、合い戦わせるのか? 中共が宣伝したように、「90年後」が若者の自発行為だとすれば、どうして未来の主人公を煽動して悪事を働かせるのだろうか? それは、一体どれだけ邪悪な政府なのか? マフィアや暴力団の世界の政府なのだろうか?

 まさに中共の手口は、デマを流し、真相を隠して情報操作をし、国民の間に確執を作って互いに戦わせる。中共の過去の闘争は、すべてこの手口を利用してきた。卑しく汚い政治目的を国民の意見としてでっちあげ、国民を攻撃の武器にし、自らは罪を問われないよう姿を隠してきた。今回もまた、でっちあげたメッセージを民間人の自発行為と言い、それをさらに未成年たちの発言だと嘘を重ね、責任を転嫁した。ネットサイトを封鎖すること自体は、相当な技術と莫大な経費が必要なのに、未成年達にそれが可能だろうか? 中共はあえて子供を政治の道具にしているが、これは昔の「紅衛兵」とどう違うのか?

 中共は互聯ネットを封鎖するため、無駄に経費と人力を大量に費やし、「金盾工程」というプロジェクトを立ち上げると、2002年までの初期投資で、64億元を注ぎ込み、3万人の警官を動員した。2008年に完成した「金盾工程」は、国内外のインターネットや電話での通話内容の監視、甚だしきは路上での国民の行動までをも監視および抑制しようとしている。

 情報封鎖とは、国家機関を使った政治行為である。それは中国人に、海外からの情報を遮断し、共産党の情報しか受け入れられないようにしている。しかも、それら完成するために費やした大量の国家資源は、すべて中国国民が納めてきた税金である。

 中共は国民の「知る権利」を奪った。そして自らの不正行為を極力、正当化しようとした。責任逃れや保身の姿勢は、ネットサイトを封鎖するという卑劣な行為に表れている。

 中共はネットサイトを封鎖し、言論の自由を与えない

 中共当局がキーワードをチェックするため、中国のネット利用者は「脳残」(脳が障害を受けることを指す)という言葉を作り出した。中共が高圧的に党文化を押し付けるので、人々の脳は障害を受け、独自に考えられなくなったと皮肉ったのだ。

 中共は党文化を維持するため、国民が正常な社会の文化や思想に接触させないようにしている。このような行為を正当化するため、長期にわたり国民をだまし、党文化を注ぎこんできた。中共にとって好ましくない声や視点が出てきたら、すぐに暴力と迫害を加えて潰す。今の中国人は中共の悪影響を受け、中共に反対する人たちを「反政府」と見なしてしまう。そのため、中共が反対意見を持つ人たちに暴力を使って迫害しても、正当な行為だと信じ込まされている。

 人間は言論と思想の自由という基本的人権を持っている。暴力で言論と思想の権利を奪うことが、正しいわけがない。自分の思想すらない人は、人間とは呼べない。中共はかつて人権イコール生存権というスローガンを打ち立てた。しかし、病院の植物人間は、食・住の心配は無いが、生存権を十分に享受できているのだろうか? 植物人間になりたいと思う人がいるだろうか? 自分自身の思想や言論を失い、自らの意思で人生を歩む権利を失うなら、生きている意義がなくなる。

 中共は、民衆が政治運動による迫害を恐れて安定した社会を求めることを知っている。しかし「睦まじい社会」を旗印にして、国民に対する暴力を正当化した。植物人間で構成した社会だとしたら、「睦まじい社会」と言えるかもしれないが、誰がそのような社会で生きたいのか?

 封鎖を突破することは、良知なる中国人の果たすべき責任

 中共が最も封鎖したいサイトは、法輪功の真相を伝えるネットサイトである。その中で明慧ネットは中共が最も恐れているサイトで、過去に何度も封鎖を試みてきたが、すべて失敗に終わった。2009年4月、明慧ネット内部のデータによると、中国大陸で法輪功修煉者の煉功場は20万ヶ所ある。これは真相資料拠点が20万ヶ所あり、明慧ネットとつながることを意味し、4,000万人の修煉者の情報を持っていることに等しい。さらに4,000万人の法輪功修煉者から、数億万人の中国人に真相を伝えることができる。

 明慧ネットは何か神業でも使って、中共の国家による封鎖を突破したのか? 実は、ネットに記載されている文章をを見れば、理由が分かる。明慧ネットは、世界各地の法輪功修煉者の修煉体験や迫害の真相、そして5千年の神伝文化の伝承記事などが掲載されている。その上、最も大切なのは、法輪大法の関連書籍も載せられ、これによって佛法の真理を啓示し、人々に真の修煉を教え、人生と生命の意義をも伝えている。多くの人には明慧ネットを通して大法に出会い、生命の秘められた真相を発見した。そのため明慧ネットには、自発的な協力者が次々と現われ、皆が力を合わせてサイトを守り続けている。彼らは、単に一つのネットサイトを守っているだけではない。中国人に真相が伝わるために必要な、機縁と生命の希望を守っている。

 封鎖を突破することは、すべての中国人の責任である。海外の専門家の努力によって封鎖を突破し、やっと多くの人々に真相を届けることができた。さらに中国国内でも、封鎖を突破する技術やソフトを与え、真相資料をダウンロードして配布すれば、中共は瓦解するに違いない。

 2009年10月23日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/9/25/209001.html

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