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迫害で大腿骨を骨折した呉杞周さんが再び連行される

(明慧日本)山東省新泰市公安局(日本の警察に相当)の警官・馬彦・馮大勇・朱紅涛らは2009年7月20日前後、法輪功修煉者・呉杞周さん宅に侵入し、呉さんを暴行したうえ、新泰市公安局留置場に連行した。呉さんは数日後、ツ博市王村労働教養所に移され、1年半の労働教養を科せられた。そして、この期間の迫害により大腿骨を骨折した。

 2008年12月20日、6人の自称・新泰派出所の警官(実際は公安局国家保安科の警官)は、呉さんの職場にやってきて、呉さんを強制連行した。呉さんの自宅に向かい、自宅にあった法輪功書籍10冊・パソコンとプリンタ・MP3 などを持ち去り、呉さんの妻・劉鳳美さんをも強制連行した。そして4歳の子供1人だけが家に残された。

 連行されて1カ月経たないうちに、呉さんは拷問により大腿骨を折られた。手術した際、3本の釘を使い固定した。劉さんは拷問により左手首を骨折し、その後夫婦ともに解放されたという。警察は呉さん夫婦に対して「真相を外に漏らせば、再び収容するぞ!」と脅迫した。そのため2人の現状については把握できていない。呉さん夫婦は治療費と収容時の食事代を自己負担させられたうえ、看守3人分の生活費など、3万元ほどをゆすり取られた。

 2009年7月20日ごろ、警官の馬彦(女性・隊長)馮大勇・朱紅涛らは、呉さん宅にやってきて、再び呉さんを連行しようとした。呉さんは「私は法輪功を修煉していて、『真・善・忍』に基づいて善い人を目指しています。何の理由があって私を連行するのですか」と聞いた。警官は「お前は共産党に飯を食わせてもらっているのに、共産党の言うことを聞けないとでも言うのか」と放言した。

 呉さんは「共産党は法輪功を迫害しています! 私は自分の労働で生活しています。もし共産党政権でなければ、私は給料をもっともらえるはずです。共産党こそ私を搾取しています!」と言った。警官らは反論できなかった。隊長の指示で警官は呉さんに暴行を加え、呉さんを新泰市公安局留置場に強制連行した。

 呉さんは法輪功の修煉を放棄しなかったため、警察は1年半の労働教養を科し、ツ博市王村労働教養所に送った。

 現在、劉さんは毎日のように監視や尾行をされている。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2009年11月5日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/10/27/211175.html

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