遼寧省営口市:王宝金さんは南関嶺刑務所で迫害されて死亡
(明慧日本)遼寧省営口市に住む法輪功修煉者・王宝金さん(45歳男性)は10年の不当判決を言い渡されたのち、瓦房店刑務所、遼陽フア子刑務所、大連南関嶺刑務所などを転々として迫害され、2009年12月9日、ついに死亡した。刑務所側は遺族に王さんの遺体を少し見せただけで、早々に火葬するように脅し、遺体の検査を許可せず、また人に知らせることも許さなかった。
南関嶺刑務所の厳管隊に入れられた王さんは、2009年12月7日夜9時過ぎ、迫害されて息も絶え絶えとなり、意識不明に陥った。脈は触れず、血圧も測れなくなり、失禁し、がりがりにやせていた。刑務所の病院へ送られて応急処置を受け、少し良くなった。医師が市の病院での治療を勧めたので、刑務官は上司に報告して、やっと大連第三病院へ送った。
救急車の中で、2人の女医は刑務官に「手錠と足かせを外さなければ応急処置ができない。もう時間がない」と要求した。刑務官はまだあれこれと指示を仰ぎ、1時間後、手錠と足かせをつけまま病院へ送り込んだ。その時は心拍も脈拍もなく、酸素でかすかな呼吸を維持するだけだった。
12月8日、刑務所は家族に王さんが重体であることを通知した。家族は病院に行き、近くの旅館に泊まったが、身分を調べられ、外部との連絡を禁じられ、旅館も監視された。12月9日、王さんが受けた迫害はあまりにもひどく、不幸にも王さんは死亡した。
家族は何度も裁判所に訴えたが、受けつけなかった。家族が受けた打撃は大きく、中共関係者が犯罪行為を隠ぺいしようと、勝手に遺体を火葬するかも知れないと心配している。
王さんは、営口市華新電子有限会社で働く電気エンジニアだった。1996年に法輪功を修煉し始め、心身共に恩恵を受けた。修煉して3カ月後、患っていた肺の感染症が治り、よくない癖が直った。
1999年7月に法輪功への弾圧が始まってからも、王さんは弾圧に負けず修煉し続けた。しかし、 会社をクビにされ、支局五台子派出所、西市区役所などから絶えず被害を受けていた。
2001年3月、王さんは受けた迫害に耐えきれず放浪生活をせざるを得なくなった。同年9月、印刷機生産会社の流通課で公安局に強制連行され、営口市留置場に拘禁された。不当な拘束に抗議し、無条件で釈放を求めて断食を始めた。しかし、乱暴に灌食されたので、咳が頻発して出血し、一晩中ずっと咳が止まらなかった。留置場では何度も殴打され、何度もオンドルの上に縛られ、半月間も縛られたこともあり、胸を殴られて外傷性胸膜炎にもなった。
国家保安支隊は、証拠が足りないため証拠をねつ造し、証拠品のプリンターの数を1台から10台に増やし、王さんが印刷工場で働いていたとねつ造して、王さんを起訴した。その後、十数人の警官と王さんだけで非公開に開廷し、いかなる弁護も許さず、10年の不当判決を言い渡された。
その後、王さんは瓦房店刑務所、遼陽フア子刑務所、大連南関嶺刑務所で残酷な迫害を受けた。拘禁中、王さんは労働を拒否し、無条件で釈放を求めて再び断食したので、刑務官に毎日5回灌食され、ある時は濃度の高い塩水や熱い食べ物を喉に流し込まれた。
2004年7月、遼陽フア子刑務所での迫害は徐々にエスカレートした。王さんと14人の法輪功修煉者は生産刑区に移され、精神的な虐待と肉体の苦しみをさんざん味あわされた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2009年12月16日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/12/13/214328.html)
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2009/12/15/113147.html)
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