投獄された建築研究所の元・所長が迫害されて入院中
(明慧日本)四川省・成都市の明遠建築研究所の元・所長で、法輪功修煉者の蒋宗林さんは2008年に成都市中級人民法院に5年の懲役を下され、四川徳陽刑務所に拘禁された。
このほど、家族に刑務所から知らせが届き、蒋さんは既に双流警官総病院に移送されており、詳細な告知はされなかった。
蒋さんは2007年8月2日に自宅で撫琴派出所の警官に強制連行され、洗脳班に3ヶ月拘禁された。その期間、さまざまな精神的な拷問を受けた。2008年9月と10月、裁判所は2回開廷し蒋さんを審問した。
法廷で、北京からきた弁護師が蒋さんの弁護をした。弁護士は、蒋さんが洗脳班で受けた拘禁は非合法的で、自白を強いられる拷問も違法だと指摘した。
例えば、警官が60時間連続で蒋さんを審問したことは、拷問であると弁護士は実例を挙げて当局の罪を暴いた。公訴人と裁判官は返答に窮した。
弁護士はまた、「蒋さんはただ数回集会しただけで逮捕された。このことだけで判決を下すことはできない。なぜなら、集会は法律で保護されている公民の合法的な権利だからである。蒋さんの行為は信仰の範疇のもので、しかも信仰の自由は憲法で定められている。以上の理由で、蒋さんは無罪で直ちに釈放されるべきである」と弁護士は主張している。
弁護士の説得力のある弁護に対して、武候裁判所は何も返事せず、独断専行で、蒋さんに5年の懲役を下した。更に、成都市中級人民法院も15人の弁護士の意見を無視し、2009年2月に蒋さんへの5年判決を認めると裁定した。
その後、他の11人の法輪功修煉者は、引き続き徳陽刑務所や簡陽刑務所に強制連行された。また、1年も経たないうちに、蒋さんの家族は、蒋さんが入院していると告知された。
成都市警官総病院は四川病犯刑務所とも呼ばれ、そこに拘禁されている人はほとんど重病患者である。明慧ネットの情報によると、祝芸芳さんという法輪功修煉者はそこで残酷に迫害されていたという。
蒋宗林さん(62歳男性)は、成都市・明遠建築研究所の元所長であり、かつて慢性腎臓炎・長期頭痛・神経衰弱などの病気にかかっていたが、1996年法輪功を修煉してからすべての病気がなくなった。
1999年以降、修煉を堅持してきた蒋さんは解任され、1年の労働教養を強いられ、四川新華労働教養所で迫害を受けた。
2010年3月14日
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/3/12/219669.html)
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