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善良な農民が9回も連行・迫害される

(明慧日本)山東省寿光市に住む法輪功修煉者・張樹峰さん(40)は1999年7月以来、法輪功を学んでいるという理由で、市政府や610弁公室により、何度も労働教養所に送られ迫害された。寿光市公安局も地元の学習者に対し残酷な迫害を開始しました。妹は計9回も強制連行され、心身ともに極めて大きく傷つき、経済面でも大きな被害を受け、家族も安定した生活ができない。

 張さんの姉・張樹莉さんは日本の大阪在住。以下は、張樹莉さんが記した、妹が受けた迫害状況である。

 1999年7.20、寿光市政府の職員は妹を強制連行して数日間監禁し、修煉を放棄するよう強要し、毎日50元ずつ罰金を課しました。1999年11月下旬、寿光市政府職員は再び妹を連行しました。彼女は当時、3歳の子供を連れて、騙されて村の共産党委員会に連れて行かれたのです。そこでは、法輪功修煉者に対し、洗脳を行い、法輪功を誹謗中傷し、修煉を放棄するよう強要するのです。修煉を放棄しない人には脅迫を行いました。そのとき、数十人の法輪功修煉者が監禁されていました。私と3番目の妹は4回一緒に監禁され、妹は5千元の罰金を払って釈放されました。

 1999年12月下旬、寿光市政府職員は、一日だけ「保護」してすぐ家に帰らせると言って、また妹を騙して連行しました。鎮政府事務所に5日間監禁してからは、食事も与えず、法輪大法をののしるよう強要し、長時間腕を上げて立つように強要しました。腕が少しでも下がると、職員はすぐ木の板で手の甲を叩きます。当時拘禁されていた法輪功修煉者たちは心身両面の迫害を受け、罰金を取られ、酷く殴打された人もいました。

 2000年6月下旬、寿光市では法輪功修煉者に対し大規模な逮捕を行い、計数十人が不当に逮捕されました。村委員会副書記・劉希忠は妹の家に押し入り、妹を強制連行しました。数日間監禁し、1万元の罰金を取り、妹を釈放しました。

 2000年10月26日、中国共産党が法輪功を「邪教」に定めようとしていると聞き、私は3番目の妹の張樹峰、4番目の妹、及び他の同修と一緒に上京し、「法輪大法は素晴らしい」と書いた横断幕を掲げました。その場で強制連行され、寿光市留置場に2カ月間拘禁され、冷たい水をかけられるなど残酷な迫害を受けました。張樹峰は3昼夜連続「鉄の椅子」に縛られ、食事も水も与えない、スタンガンで電気ショックを与える、などの惨い迫害を受け、さらに800元の罰金まで取られました。4番目の妹は当時まだ大学生でしたが、一日拘禁され、2500元の罰金を払って釈放されました。

 第6回目は、具体的な時間は分かりませんが、妹は真相資料を貼っていた時に、私服警官に不法に逮捕されました。

 第7回目は、「610弁公室」の人が塀を乗り越えて妹の家に押し入り、家財を差し押さえ、法輪功の書籍を没収しました。妹は寿光市「610弁公室」の「反邪教偵察大隊」に拘禁されました。一人の善良な農村の女性に対し、彼らは惨い迫害を加え、それにまた罪を着せようとするのです。「真善忍」を信仰する良い人を強制的に監禁し、虐待し、超負荷の強制労働を強いるのです。さらには極めて劣悪な環境、不潔な食事(食事の中には虫がたくさん入っていた)などから、食事は喉を通らず、体は衰弱し、10数日間意識を失ったこともありました。「610弁公室」の人間は妹を鉄のいすに縛りつけ、灌食しました。その光景は極めて悲惨なものです。塩を加えて炒めた小麦粉を注入され、胃は出血し、激しく咳き込みました。「610弁公室」の悪徳警官は妹の死を恐れ、彼女を王村強制労動収容所に送ろうとしましたが、当時妹は気息奄々の状態だったので、入所を断られました。これで仕方がなく「610弁公室」の警察はようやく彼女を家に帰らせました。家に向かう途中、悪徳警官・趙春利がもう一人の警察が、どこかに穴を掘って彼女を埋めようと話しているのが、昏睡中の妹に聞こえました。妹は力を振り絞って大きな声で、「この悪徳警官、趙春利」と言いました。結局、趙春利は怖くなって、何もしませんでした。

 第8回目、妹と多くの法輪功修煉者は「610弁公室」に強制連行されました。妹ともう1人の修煉者は夜12時過ぎに、自分の家の鍵で「610弁公室」の扉を開け、脱出し、北京に陳情に行ったのですが、また不法逮捕され、7日間拘禁されました。その後は家に帰れず、2カ月の放浪生活を送りました。これらの経緯は私と会った時に、妹が私に直に言ったことです。

 第9回目、2008年のオリンピック前、寿光市政府の職員は数百人もの法輪功修煉者を逮捕しました。妹は4月に北京に陳情に行き、また不法に逮捕され、現在、瀋陽市馬三家女子労動教養所第1隊に拘禁されています。2009年7月に釈放すると家族から聞きましたが、いまだに妹は釈放されていません。理由はいわゆる「反省書」を書かないためだそうです。

 2010年4月26日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/4/22/221966.html

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