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河北省:優秀な看護士に8年の不当判決(写真)

(明慧日本)河北省遷安市の法輪功修煉者・梁秀蘭さん(44歳女性)は安市漢方病院の優秀な看護士だったが、8年の不当判決を言い渡され、5月4日に秘密裏に石家庄女子刑務所に送り込まれて迫害を受けた。

 一年来、梁秀蘭さんは3回に分けて中国共産党の国家保安大隊の警官に連行され、非人道的で残虐な迫害を受け、危篤状態に陥ったこともある。
梁秀蘭さん


 初めて家族の声を聞く

 梁秀蘭さんの夫は公安局の警官で、脳血栓に4回罹ったことがあるが、梁秀蘭さんの看護によりだんだん回復した。現在は階段を上り降りする時、手すりや人の支えを借りなければならないが、政法委員会、公安局、裁判所、留置場に行って妻が無罪であることを訴えている。唐山中級裁判所(高裁)、安市裁判所、検察院、国保大隊は互いに結託して事実を覆い隠している。

 5月1日前後、梁秀蘭さんの夫は再び裁判所に行って、上訴結果を聞いた。聞いたことがないと否定してきた唐山中級裁判所は安市裁判所に結果を送ったと言った。しかし 安市裁判所は未だ届いていないと答えた。そこで、唐山中級裁判所が輸送中であると言ったら、安市裁判所も輸送中だと相槌を打ち、最後に来週に確認の電話をするようにと伝えた。

 5月4日、梁秀蘭さんは 安市から安留置場に移送される途中に石家庄近くに着いた時、家族との電話を許可されて通話した。これは梁秀蘭さんが拘束されてから初めての家族との連絡であり、現在も家族は梁秀蘭さんとの面会を禁止されている。

 スタンガンで乳房、腟に電気ショックを加えられる

 2008年5月、梁秀蘭さんは警官に連行され、警官・浦永来は拷問を加える時、「お前たちを殺しても責任を問われない。暴露してくれればもっと嬉しい。上級部門に我々が仕事をきちんとやっていると知らせることになるから」と言った。

 警官・浦永来は梁秀蘭さんの手を椅子の両側に分けて手錠で固定し、もう一人の警官と一緒にスタンガンを持って梁秀蘭さんに全身の箇所を問わず電気ショックを加えた。梁秀蘭さんは苦痛に耐えられず、頭を地面にぶつけ、頭が大きく腫れ上がり、目が見えなくなった。しかし警官・浦永来は継続して電気ショックを加え、自分の力が抜けるまでやめようともしなかった。

 梁秀蘭さんの両手は手錠が食い込んで血が流れ出し、大きく腫れ上がった。その間、警官・浦永来はぐっすりと眠った。

 翌日の午後、警官・哈福龍は二人を連れて来て、梁秀蘭さんを拷問室に連れて行って拷問し始めた。警官一人はスタンガンで梁秀蘭さんの下半身、膣、足の裏に電気ショックを加え、もう一人は乳房、首などに電気ショックを加えた。梁秀蘭さんは虐待で全身傷だらけになったが、警官たちは悪魔のように大声で笑い出した。

 2009年4月1日の前後、梁秀蘭さんは再び安市国保大隊の警官・浦永来、哈福龍、唐国強らに連行され、安市留置場で迫害された。梁秀蘭さんは迫害に抗議して断食を行い、力ずくで無理やり灌食されるなど非人道的な迫害で危篤状態になった。危篤の梁秀蘭さんを留置場では受け入れを拒否し、国保大隊の警官・浦永来らは梁秀蘭さんを洗脳班に送り込んで迫害し続けた。

 8年の不当判決を言い渡される

 2009年5月12日は国際看護士の日である。安市の警官は昏迷状態で、骨と皮ばかりに痩せこけて、顔が他人のように変わっていた梁秀蘭さんを洗脳班から、安市の裁判所に移送して裁判を行った。4時間に渡った裁判中、迫害ですでに人事不省状態になった梁秀蘭さんは動くこともできなかったが、検察院の周文慶、王文、裁判所の馮小林、趙文路、洗脳班のリーダー・楊玉林らによって強制に行われる裁判の場面はでたらめで、悲惨だった。裁判所は家族にも通知せず傍聴もさせず、裁判が終了後、留置場と洗脳班は死亡事故の発生を恐れ、危篤状態になった梁秀蘭さんを拘束せず自宅に送った。

 梁秀蘭さんは回復後、再び出勤し始め、生活が落ち着き始めた頃、再び安市公安局、国保大隊に連行された。

 2009年9月11日昼頃、出勤しようとした時、警察車両が来て、数人が飛び降りて、梁秀蘭さんを囲み、連行した。当時、一緒にいた梁秀蘭さんの娘が抵抗したが、警官は大声で罵りながら娘も一緒に連行しようとした。

 近くの住民たちが、我慢することができず警官に「あの子はまだ子供でしょう。子供を連行して何をするの、やめなさい!」と言いながら、娘に逃げるように言った。娘は幸いに脱走し、数日後に、安市国保大隊の警官たちの行為だったと判明した。

 数日後、梁秀蘭さんの母親と娘が公安局に言って釈放を要求したら、警官は野蛮に罵りながら二人を公安局から追い出した。数日後、梁秀蘭さんの母親と弟の妻が公安局に行って釈放を要求したが、公安局の人たちは応答もしなかった。9月20日、梁秀蘭さんの母親と弟の妻が再び留置場に行って綿入れ服を渡そうとしたが、拒絶された。留置場は面会を拒絶しながらも2000元をゆすり取った。

 2009年12月3日、中国共産党の公安、検察院、裁判所は結託して裏で裁判を行い、梁秀蘭さんに8年の不当判決を言い渡した。

 2010年5月19日 

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/14/223610.html

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