湖北省:5人の法輪功修煉者に不当判決、陳情した家族が拘束される
(明慧日本)湖北省武穴市の5人の法輪功修煉者が不当判決を受けたことで、家族は「610弁公室」(中国共産党に属し法輪功を迫害する専門機関)に犯罪していない5人の法輪功修煉者を釈放するよう求めた。拒否された家族は、市政府の前で抗議を行った。そして警官らに拘束され、拘留され、金銭をゆすり取られた。
湖北省武穴市の警察、検察、裁判所及び「610弁公室」の役人らは2009年7月7日、法輪功修煉者の武亜琴さん、陳峰さん、李基国さん、李学珍さん、方天銘さんの5人に対し、聞きたいことがあるので「610弁公室」まで来るようにと連絡した。5人は「610弁公室」に到着すると、いかなる法的手続きもなしに、5人を刑務所に強制収容した。そして、裁判所は刑務所で5人に審査を行い、武亜琴さん、陳峰さんに5年、李基国さん、李学珍さん、方天銘さん3年の不当な実刑判決を下した。
家族はこの事件に関わった関係先に陳情し、不当に拘束される
陳峰さんの母親の陸金娥さんは、中共のやり方は法律に違反しているとして、地方裁判所、留置場に今回の判決に対して、ほかの家族とともに上告すると告げた。留置場は上訴しても無意味だ、同じ結果になると話した。しかし、5人の家族は上告書を高裁に提出した。
その後、7月11日5人の家族は一緒に「610弁公室」を訪ね、5人を釈放するよう求めた。家族らは「610弁公室」のリーダーに追い出された。家族らはプラカードに「冤罪」と書いて、市政府の前で武亜琴さん、陳峰さん、李基国さん、李学珍さん、方天銘さんの5人を釈放するよう叫び続けた。通りかかった民衆は足を止め、関心を寄せた。中には、善良な市民が家族らの列に加わり支援していた。
5人の家族が市政府前で抗議しているのを見かけた「610弁公室」の役人らは、警官を大勢呼び、5人の家族らをその場で拘束し、留置場に10日間拘留し、一人から360元をゆすり取った後に釈放した。
陸金娥さん一家が受けた迫害
陸金娥さんは1996年に修煉を始めた。健康を取り戻し、楽しく生活していた。しかし、その楽しい生活は続かなかった。1999年に法輪功が迫害を受けてから、公安、国家安全局、派出所の警官及び夫が勤める会社の幹部が家宅捜査を行い、法輪功の関連資料を没収した。陸さんの息子に対する迫害はもっと厳しく、仕事を停職させられたにも関わらず、1カ月間、午前と午後一回ずつ会社に顔を出さなければならなかった。
2008年7月30日夜11時ごろ、警官らは陸さん宅にやってきて、息子の陳峰さんを強制連行し、市の留置場で半年間拷問を加え続けた。警官らは陸さん宅にあったパソコン、プリンタ、ビデオカメラ、携帯電話などの個人財産を没収した。
2009年7月7日午後3時ごろ、陸さんの息子の陳さんは、再び警官らに強制連行された。3日後の9日に秘密裏に4年の実刑判決を下された。このことは家族に知らされておらず、10日に留置場を訪れた際、4年の刑を科されたことを知った。
陸さんは刑務所に息子との面会を求めたが、拒否され、刑務所の話では「610弁公室」の面会許可書が必要だという。
2010年5月14日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/9/223168.html)
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