陜西省:法輪功修煉者が迫害され死亡
(明慧日本)陜西省宝鶏市の法輪功修煉者・史美玲さん(49)は、2010年4月18日に迫害されて死亡した。史さんは強制連行され、懲役6年の不当判決を下された。本年1月に家に帰された時、極度に痩せ、本人とは見分けがつかなくなっていた。さらに、呼吸困難で、横たわることも立つこともできず、1日中ベッドの上で座って過ごすしかなく、ほとんど食事すらできない苦しい状態だった。
2009年3月13日午後、渭ビン区高家鎮に在住する史さんと息子・李鵬さんは自宅で渭ビン区の公安局、地元の派出所に強制連行された。当時、史さんは元気だったが、1年間にわたる迫害で重体に陥り、今年1月に釈放された。その後、4月18日朝6時ごろ死亡した。
また、2009年3月13日の昼、渭ビン区石鼓鎮に在住する法輪功修煉者・汪建文さんも自宅で渭ビン区の公安局と地元の派出所に強制連行された。
史さんが5カ月間拘禁された後、家族は8月24日に開廷するという知らせを受けたが、開廷されず、理由は分からなかった。また、1週間後の8月31日午前、裁判所側は突然、史さんの担当弁護士に電話をかけ、すぐ開廷すると知らせてきた。家族が着いた時、開廷してからすでに1時間が経過していた。しかも、ドアがロックされており、傍聴するには必ず身分証明書の検査が必要で、家族以外は傍聴することができなかった。ある係員によると、ほかの案件はすべて公開されるが、法輪功に対してだけはこのように非公開で行っていると話した。
2009年10月30日、宝鶏市渭ビン区裁判所は秘密裏に史さんに対して懲役6年、汪さんに8年6カ月、李鵬さんに3年、執行猶予5年、李会成さんに6年6カ月の最終判決を下した。裁判所は今回の裁判について家族に知らせなかった。判決書は11月5日になって家族の手に入ったという。
そのほか、汪さんにはお年寄りの両親と息子がおり、李会成さんにもお年寄りの母親と子供2人がいる。李鵬さんの娘は1歳未満の赤ちゃんである。
汪さんは4月15日に別の所へ移送されたそうである。家族は汪さんの行方を訪ねたが、西安の警官は連行しただけだと答えた。どこに移送されたのか、どこの留置場なのか一切教えなかった。そこで、父親は裁判官の常燕波に尋ね、陜西省渭南刑務所に移送されたと聞いたが、詳しい状況は分かっていない。
2010年4月28日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/26/222229.html)
|