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河北省:主婦が六度目の強制連行

(明慧日本)2010年5月3日の夕方7時ごろ、十数人の警官が河北省の唐山市遷西県・興城鎮五村の主婦である陳紅立さんの自宅に押し入った。暴力をふるい、陳さんを連行し、自宅のPC・プリンタ・テレビ衛星受信機など私財を没収した。陳さんは1999年以来、6度目の強制連行となった。

 秘密文書が暴露され、610弁公室は流出ルートの捜査開始

 4月末、明慧ネットで中国共産党の610弁公室が配布した、上海万博期間中に法輪功を中傷し、攻撃するような内容の秘密文書が暴露されてから、610弁公室の関係者は極度に不安になり、ある地区では夜通し文書を回収させた。そして、彼らは自分の犯した罪の反省ではなく、文書がどこからどのような経路で暴露されたのか捜査を始めたのである。

 明慧ネットの報道で名前が挙がった河北省唐山市遷西県は、中共610弁公室からの圧力を受け、特別捜査チームを設立した。遷西県興城鎮政府の幹部の毛風勇さんが何の根拠もなく「容疑者」になった。警察は、毛風勇さん夫婦と中学校に通っている娘を脅迫し、言いがかりをつけて財物をゆすり取った。

 2010年5月3日、毛風勇さん夫婦と陳紅立さんが強制連行された。同時に家財が没収された。現在、毛風勇さん夫婦は釈放されたが、陳さんは留置場に監禁され迫害されている。

 陳紅立さんは六度にわたり強制連行される

 陳紅立さん(38歳女性)は1997年に法輪功の修煉を始めた。陳さんは法輪功の教えに従い、いつでもどこでも自分より他人のことを考えるようになり、より良い人になろうと努力してきた。夫の前妻の父が病気にかかった時、自分の家に連れてきて世話をしてあげた。

 1999年12月、陳紅立さんは法輪功の陳情のため上京したが、天安門の警察に連行された。婦警が力まかせに陳さんの顔と口を殴った。遷西県興城鎮の中共党員らは、陳さんを北京から遷西県留置場に移送し、40日ものあいだ監禁し虐待した。足枷をかけられ、手を背中まで回され手錠をかけられた。警察らは陳さんの自宅に進入し家財を強盗した。最後に脅迫して3000元をゆすりとり保釈を認めた。

 2000年、陳さんは母と共に遷西県の警察に連行され、留置場に入れられた。陳さんは中共の不当政策と連行に抗議し、断食をして無条件で釈放するよう要求したが、喉から胃にゴム管を刺され、食物を強制注入され、長期にわたって手を背中に回されたままに手錠をかけられた。自力でトイレに入ることすらできず、食事を取ることもできなかった。最後に、遷西県の警察はまたも6000元をゆすり取り、保釈した。

 2000年11月18日、遷西県公安局の警察ら4人は、陳紅立さんの自宅に突入し、いきなり手錠をかけた。何の令状も提示せず自宅に侵入し、家財を没収した。警察の言い分は、北京から陳さんに法輪功の資料が送られてきたという。数日かけて供述を強要された。真冬に、凍死寸前まで送電線の柱に縛られた。

 二カ月後、再び遷西県公安局の警察に連行され、開平労働教養所に監禁された。同所で健康診断され結果が悪かったため、受け入れを拒否された。しかし、警察は遷西県留置場に移送し、監禁した。しばらくして、再度強制的に開平労働教養所で監禁し、洗脳した。

 2010年3月(中共の全人代の時期)、遷西県はこの県から外に出るすべての出入口に検問所を設け、すべての人に身分証明書を提示するように強制した。3月9日、陳さんは遷西県羅家屯公安出張所の警官に道端で強制連行された。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年5月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/15/223692.html

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