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新しい修煉者の心からの声(二)

(明慧日本)

  家庭に存在する関を突破する

 私がひそかに修煉していた時、ずっと家族に真相を伝えることができませんでした。夫は、以前私を修煉に導いた修煉者と同僚で、その修煉者が何度も迫害されたのを見たことがあったので、法輪功を避けて恐れていました。私は修煉することを理解してもらいたくてベッドに『転法輪』を置きました。しかし、数日後家に戻ったら、ベッドの端に置いてあった『転法輪』に読まれた跡はありませんでした。

 しかし、姑が私の本と煉功テープを見つけ、夫に知らせました。夫は語気荒く電話で直ちに家に戻るよう言いました。台風が来たかのように感じましたが、落ち着いて家に戻りました。家のドアを開けると、夫は私を罵りました。私はただ一言「私は良い人になります」と言いました。夫は私がなんの反応もないのに気付いて、叫ばなくなり部屋に戻って寝ました。夫は少しお酒を飲みましたが、師父の慈悲のおかげで、大きな難を乗り越えることができました。

 夫の反対は邪悪の妨害であると分かっていました。師父がおっしゃったように「私達が善念をもって法を実証し、邪悪を暴露する時に行なった全てのことに弟子の偉大さと慈悲が表れました。同時に、邪悪なものに対しては、一掃しなければなりません」(『導航』)。過剰な表現や争いを避けて、いつも善の心で夫を感化しました。2005年、母の家で年を越すとき、師父は母の口を借りて私を試されました。母は夫の目の前で私に「まだ修煉しますか?」と聞きました。私は迷わずに修煉すると言いました。しかし、夫はこの言葉にとても敏感に反応し、直ちに顔色が変わりました。私は動揺しませんでしたが、家に帰って、夫は私の本と煉功テープを燃やしました。私は悲しく思いましたが怒りませんでした。夫は5カ月私と話しませんでした。同じベッドで寝ても私が隣にいないかのように無視しました。私は師父に対する信念と学法で、これは色欲と情を取り除く絶好の機会だと分かりました。

 夫はやっと諦めました。私もこの関を突破することができました。夫から最後の妨害は2006年のある晩でした。夫はお酒を飲んで、真っ赤な顔で帰ってきて私に「娘に何か言ったか?」と聞き、また「派出所が逮捕しに来る」と言いました。私を家から追い出そうとしましたが、私は動揺しませんでした。夫が怒った直後に、娘が部屋で夫を怒鳴り、私を追い出さないでと夫に言って泣きました。夫は直ちに無言になりました。私は娘を慰め、私は簡単に家を出ないと伝えました。師父がおっしゃった「なぜなら業力が誰かの身体に落ちていれば、その人は必ず辛い思いをするからです。これは間違いないところです」を実感することができました。

  2日目、会社から帰ってきて夫に真相を伝える必要があると思いました。しかし、夫と顔を合わせると、私に話す機会を与えてくれないので、携帯電話のメールで伝えるしかありませんでした。「あなたが行ったすべてのことを許します。とても苦しいのです。あなたがどんな判断をしても私は同意しますが、私は『真・善・忍』に従うので心配いりません」とメールに書きました。このメールを送った後、夫がガラリと変ったのです。口調はやさしくなり、それ以後、夫からの妨害はなくなりました。毎回、悲しく思うとき、師父の『洪吟』「無存」の「生きて求める所無く、死して留めるを借しまず、念を蕩尽すれば、沸を修するも難からず」を思い出します。

 (続く)

  2010年6月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/17/221647.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/4/30/116561.html

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