日本明慧
■印刷版   

隔てを突破し 共に修煉に精進する


文/中国本土の大法弟子

(明慧日本)私たちの地区の大法弟子達は、11年の迫害を経てきました。それぞれの根基が違い、家庭環境、仕事が異なり、修煉状態もばらばらですが、皆が各自の修煉の道で師父のご加護の下で魔難を乗り越えてきました。 

 遺憾なところもありますが、最近2年来環境がよくなるにつれて人心が現れてトラブルも多くなりました。皆がグループで学法を続け、三つのことをしていますが、精進の意志が不足しがちの状態がよく現れます。

 この状態において、皆は問題の厳重性を感じて心を痛めました。それぞれの小範囲で交流して、皆が集まって心を静めて学法し、心を開いて法理の上で交流し原因と不足を認識して、法を正す進展に取り残されないようにしなければならないと思いました。

 私たちはまず師父の『マンハッタン説法』、『二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法』を学法して、一緒に十数年来師父の慈悲なる済度の中で同修達の修煉、師父に従って法を正す経歴を回顧しました。その中で師父の洪大な佛恩を感じ、師父と大法へ感謝の気持ちを表しました。

 内に向かって探すことは修煉者にとって宝ものです。私たちは2年来、対立を長期に解決せず邪悪に隙に乗じられたことを分析して、中に生じた隔てを重点的に討論しました。対立の拡大につれて、隔ても大きくなりました。

 師父は「皆さんは今からも同じことになりますが、あなたが正しいかどうかに関係なく、この問題は一人の修煉者にとってまったく重要ではありません。言い争わないでください。誰が正しいか、誰が間違っているのかを強調しないでください。いつも自分が正しいと強調する人がおり、あなたが正しいのであって、間違っていませんが、それはどういう意味があるのでしょうか? 法に対する認識が高まったのでしょうか? 人心をもって正しいかどうかを強調すること自体が間違っています。なぜなら、あなたは常人のあの理で自分を量っており、常人のあの理で相手に要求しているのです。神から見れば、修煉者がこの世において、正しいかそれとも間違っているのかはまったく重要ではなく、人心の執着を取り除くことこそ重要であり、修煉の中でどのように人心の執着を取り除くかが重要なのです」(『マンハッタン説法』)と仰いました。トラブルに対して正しいか間違いかの論争は重要ではなく、修煉の中で人心と執着をなくして、法理上で向上することこそもっとも重要なのです。

 トラブルの是非を無視して、心の中にどんな執着があるかを探したとき、私たちはついにたくさんの執着心を見つけました。全体を無視して自己を実証する心、全体を構わず自己を修める心、外に向かって求める心、人に言われたくない心、トラブルを回避したがる心、短気、メンツ、争う心、さらに深く隠されている恐怖心などです。これらの心を曝け出して、解体してから皆はほっとして、心身ともに軽快になりました。交流の雰囲気もなごやかになりました。以前同修を傷つけたことに対して深く反省して真に謝った同修もいれば、以前自分が病業に陥った同修および流浪していた同修に対する無関心の過去を反省した同修もいました。

  師父は私たちから何も受け取らず、私たちを済度し円満成就させることだけを望まれています。これはなんという慈悲であろうかと同修達は認識しました。師父の同門弟子である私たちは、絶えず法理上で向上し、真・善・忍に従って各自の人心と執着を無くして、善の心と慈悲心を生みださなければなりません。そして同修が難関に陥った時に周りが積極的に助け、助ける過程の中で各自が向上し、共に精進できることを認識しました。

 迫害の厳しい間、我が地区の大法の真相資料の配布や同修の交流も絶えませんでした。2004年まで学法グループを設けて、大多数の同修が外にでて真相を伝えることや衆生を済度するため三つのことをしていましたが、これも協調人の功績です。最近2年来、隔てが生じて、協調人を止める気持ちが生じました。この現象は修煉過程での表れであり、邪悪の妨害の要素があります。そしてこれも私たちと協調人が修めて無くすべき考えであり、師父は私たち全体が向上することを望んでおられるのです。

 私たちを隔てる根本的な原因は全体を構わず自分のことばかりを思う私心だと分かって、無私無我の境地、他人優先の覚者の次元から如何に劣っていたかはっきりと分かりました。

 今回の学法と交流を通じて、皆が心身ともに広大な佛恩の中に浸って、皆さんの心が一つになり、法への信念も一層固くなりました。今回の交流会は正に全体で協力し、共に精進する修煉の新しいスタートになりました。

  2010年6月18日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/22/224065.html

■関連文章
全体がしっかりと協調できてこそ、全体が向上する
上流社会で真相を伝えた体験(六)
全体の協調をしっかり行なうことについて
人心を放下し 対面で真相を伝える(一)
共に精進する中で自分を修める(一)
内に向けて探した体験
学法は心に入らないといけない
梅佳さんの物語
協調ができた時、できない時
歯の痛みが消えた