日本明慧
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人の観念と習慣を捨てよう


文/中国の大法弟子

(明慧日本)『明慧週刊』の中に睡魔を如何に抑制するかという文章がありました。実際に多くの同修がいまだに排除しても再び現れるこの睡魔に妨害されているようです。私もこの状態の1人です。
 
 先日ある同修は、「私の目元を見て! たるみが出てきた。寝すぎたからだ」と言いました。私はこの話を聞いて、結構忙しいのに、なぜ寝すぎて目袋が生じたの? と、理解できませんでした。ある日、私も睡魔に邪魔されました。以前の私は、学法、発正念をしっかりして、毎日8回の発正念を続けてした場合、ほとんど妨害されなかったのです。たまに発正念を1回しなかったら後の時間に補い、少し時間を延ばしたりして、いつも空間場をきれいにします。しかし、ある日の夜12時に発正念をしてから、寝ようとした時に、以前の修煉を始めた時の様子を思い出しました。当時の私は、不眠症もなくなり朝までぐっすり寝られてとても軽快だったと思いながら寝てしまいました。そして朝5時まで寝て、煉功も遅くなりました。
 
 これだけではなくて、その日からずっと居眠りをして、いつも眠い状態です。夜10時の発正念を待てず9時に発正念をしてからすぐに寝ます。たまに10時に発正念しても立掌することを忘れてしまうこともありました。朝3時半、目覚ましが鳴って、目を開けて閉じて何回も繰り返してつい寝てしまいました。このような状況が数日間も続いて、寝れば寝るほど寝たくなり、発正念、学法にも影響を与えました。このままではいけないと思うものの、学法しても居眠りし、どうにも眼が開けられないのです。ある日昼寝して、1時間寝ても(以前は10分や20分の仮眠だけ)よくならず、もっと酷く感じました。ぼんやりした中に突然、自分の頭の上にある手が私の方向に向いているのを見ました、それは黒い手の妨害だと思って、即時に発正念しました。学法、修煉を妨害するすべての要素を滅すると念じ、身体から良くない物質を落しました。それから本を捧げると、とても明るくて、目もぱっちりとして、とても良かったのです。師父が啓示してくださったことに深く感謝いたします。
 
 数日後、居眠り現象が再び現れました。以前のように酷くはないですが、学法の時に集中できなかったのです。睡魔を少しなくせば少しよくなるのですが、繰り返しても、なかなかきれいに消滅できませんでした。「感慨」と「更なる精進を」の経文を学法して、私は次のことを悟りました。修煉に関して私はすでに円満成就に近づいています。今は最後の段階になって、人の観念と習慣を捨てることは目の前にあり、決して人の観念を持って神になろうとしてはいけません。思想業力はなくしても、人の観念を持てばまた生じる可能性があります。もし、それを徹底的に消滅しなければ、我々の念に従ってその思想業力にエネルギーを与えることになります。
 
 以前、会社で仕事をしてから家に帰って、すぐに横たわって休憩したくなりましたが、寝れば寝るほど疲れるのです。我慢して学法して煉功すれば1時間もするととても軽くなり、家事をするのに拍車が掛かります。師父は生命を創造するもっとも偉大な大法、宇宙の中で一切の能力をもつ大法を我々に授けられたので、我々は決して師父の苦心を無駄にしてはいけません。これから頑張って人心をなくして神になりましょう。
 
 大法に従って、私は自分をしっかり管理し始めました。昼寝をしない、朝は怠けず目覚めたらすぐに煉功、発正念をして、午前に発正念を2回増やし、午後も2回増やします。毎日2時間、街に行って三退を勧め、真相を伝えます。夜7、8、9、10の正時に発正念して発正念の間に法を写します。8時の発正念をしてからちょっと居眠りをしたことが2回ほどありましたが、その時に『論語』を暗唱して、2回目から良くなりました。時には居眠りをして思い出さなくなりましたが、じっくり考えて思い出して、全部できたら居眠りもしなくなりました。以前。暇な時に横になりたい気持ちがありましたが、今は修煉者として自覚を持って、煉功や座禅をすることを大事にしています。
 
 私の場合は、煉功の目覚ましが鳴る前に自ら目が覚めて起きたら、夜中1時半か2時半にも関わらず眠くないのです。しかし、もう少し寝よう、目覚ましが鳴ってからでも間に合うと思ってしまえば本当に眠くて、起きられなくなります。もうちょっと寝ようという念は思想業力にエネルギーを与えたわけです。こうして、私は一旦起きたら寝なくなり、そして、法を写したりします。思想業力は意念から生じるものなので、思えば思うほどエネルギーを与えるため、なるべく思わないようにします。こうして、1週間くらい続くと、苦にならなくなり、起きることが楽になりました。
 
 今考えて見ると睡眠時間はちょうどいいのです。煉功者は常人ではないので、たくさん寝るとかえって調子が良くないのです。特に、昼寝はもう思い出さなくなりました。時に寝たりすると30分や1時間すると顔色も悪く頭もくらくらして、次元が落ちたように感じます。ある日、発正念をしてから何もやることがなくて、10分くらい寝ようと思いました。しかし、目覚めたら20分も過ぎていました。すると魔の声が聞こえて、「彼女はこんなに早くどうして目を覚ましたの? われわれがせっかく・・・」と徐々にと遠ざかって行きました。私は20分損をしたと思いながら、頭を軽く振るとちょっと疲れを感じました。最近、私はもう慣れました。かえって、煉功が少なくなったら駄目で、睡眠は3、4時間で十分で、多く寝たら駄目という状態になりました。これが私の今の状態です。 
 
2010年11月06日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/21/231264.html

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