16年の艱難辛苦を乗り越え、さらにこの道を歩み続ける
文/湖北省の大法弟子
(明慧日本)1994年10月3日は、私の人生にとって忘れることのできない大切な日です。その日から、私は法輪大法の修煉の道を歩み続けています。
師父が私を死の淵から救ってくださった
修煉前、私はさまざまな疾病を患っていて、自力で生活をすることが不可能な状態でした。特に、重い心臓病と高血圧で頭がふらふらし、出かけることすらできない状態でした。高脂血症の検査した医者から「あなたは死の危険性があるので気を付けてください!」と言われました。確かに腰髄、首、胃、子宮瘤などのさまざまな病気を抱えて足も不自由になり歩けませんでした。命の危険を感じた私は、娘を下宿できる私立学校に入学させました。
私は、病気治療のために修煉を始めたわけではありません。修煉を始めた当初、自分の病気は子供を産んだ時に患ったもので簡単には治らないと思っていました。ただ単純に優しい人、良い人になろうと思って修煉を始めたのです。初日、煉功場所に着いて、師父の録音テープを聞いたとき涙が止まらず、泣きながら聞き終えました。師父の説法の一つ一つのお言葉が私の心の奥まで響きました。輔導員は私の様子を見て、テープを貸してくれました。それから1週間が過ぎた時、奇跡が起こったのです。毎日通院し、多量の薬を服用し、時々救急車で搬送されていた自分が、たったの1週間ですべての病気があとかたもなく消え去ったのです。夫は何が起きたのか分からず驚くばかりでした。信じられないことでした。「奇跡! 奇跡だ」としか言いようがなかったのです。私の身に起きた奇跡で、夫と娘も法輪功の修煉を始めました。近所の人や、医師、看護師、知人の誰もが私の身に起きた奇跡に驚きました。みんなは口をそろえて「法輪功で奇跡が起きた! 不思議だ」と言いました。
こうして、法輪大法は私の命を救ったのです。私は全身全霊で法を学び続けました。毎日、食事と寝ることの時間以外は全て法の暗記に力を注ぎました。性格も大きく変わり、以前は小さなことでよく怒っていましたが、今は心が広くなり相手を理解し、容認するようになりました。修煉者に対する法の要求と基準で自分を修め、何があっても忍ぶようになりました。ある日、町内会の人にこう言われました。「あなたは以前、この町内会で有名な悪い人でしたよ。誰とでも喧嘩をするし、体も悪い。今のようになったのは全部法輪功のおかげですね」と言われました。師父と大法が私を死の淵から救ってくださいました。そのおかげで私は生まれ変わったのです。私は苦しみに耐えることができるようになり、法の修煉を一刻も休みませんでした。
師父と法を信じ、邪悪な迫害を前に毅然と大法を実証する
1999年7.20から中国共産党(中共)は、全国及び世界にむかって法輪功を中傷し、迫害を開始しました。1999年7月21日、私は同修と省・政府に陳情したあと、公安局出張所に連行され一晩監禁されました。彼らに「また陳情にきますか」と聞かれ、「あなたたちが私たちの仲間を釈放しない限り私はもちろんまた来ます」と答えました。実は私の家は法の学習拠点となっていたので、中共は私を重要人物と見ていました。邪悪な中共の嵐のような迫害の渦中で、私は2度にわたって連行され留置場に監禁されました。また労働教養所に入れられ、2度にわたって洗脳班に監禁されました。どこに入れられても私は邪悪の話を聞かず、彼らの命令にも従わず、妥協しませんでした。逆に私を迫害している人に自らの修煉体験を話して聞かせたのです。
私は迫害される前に師父の法をたくさん暗記していたので、邪悪な迫害を前にしても、自分の行動や心を正すことができたのです。法を暗記したおかげで、私は邪悪の前でも恐れる心がなく、道に迷わず、正しい念、正しい行いできたのです。邪悪が迫害する時、私はずっと心の中で暗記した法を読んでいました。自分の体験から、人はすべての観念と執着を捨て、生死の念を捨てることができたら、乗り越えられない難関はないと悟りました。ですから私は、邪悪に騙されず、陰謀に乗らず、正念で中共の迫害から脱出することができたのです。
2001年の初め、労働教養所に入れられましたが、私は邪悪の虚言による説得や「転向」に応じませんでした。当時、大勢の同修たちが労働教養所で迫害に耐えられなくなり、「やむを得ない」と言いながら中共に「転向」させられました。夫は公安関連の仕事をしていましたので、労働教養所は夫に「家族だから、私にも影響が及ぶから修煉を止めるように」と説得させ、「刑期が満了しても釈放しない」と脅迫しました。私は彼らに対して毅然と「あなたたちにそんな権利はない。悪には悪の報いがあり、善には善の報いがある」と伝えました。その後、彼らは刑期満了1カ月前に私を釈放したのです。
実は、邪悪を前にして、師父と法を信じ、重要な時、緊迫した時、師父の法を思い出すことができたなら、師父が加護してくださいますから、誰も迫害することはできないのです。同時に邪悪を抑制し、法を実証することができるのです。最後に労働教養所の所長(女性)と話すことができたとき、法輪功の素晴らしさを伝えると、所長は法輪功を信じて素晴らしいと認めてくれました。所長は、私に「自分はどうすればよいか」と聞きました。私は「なにがあっても法輪功修煉者を迫害してはいけません。あなたの権力で法輪功修煉者を救ってください。修煉者たちを保護してください」と言うと、所長は喜んで受け入れてくれました。
慈悲なる心で衆生を救う
大法弟子として、罪のない法輪功が中共に迫害されている真相を伝え、中共の詐欺、嘘、デマを衆生が信じ込まないように説得し、衆生を救うことが私たち修煉者の歴史的な責任です。師父は「真相を伝え衆生を救い済度することに旧勢力はあえて反対できません。肝心なのは、何かをする時の心構えにそれらに付け入る隙を与えないようにすることです」(『各地説法二』2002年ボストン法会での説法)とおっしゃいました。私が思うには、法を信じ、法をよく理解し、人の観念を全部捨てることができたら、どのような環境の中でも法を実証し衆生を救い済度することができます。私は自ら公安局、支局、610弁公室、町内会に行って法輪功の真相を伝えました。彼らに「なぜ私を不法に労働教養させるのですか」と話題をもちかけ、天安門焼身自殺事件は法輪功を中傷するために作った中共の自作自演であるという真相と、法輪功の素晴らしさを伝えました。また自分の数々の重病がわずか1週間であとかたもなく完治し、心身ともに大きく変化したことなどを話しながら真相を訴えました。
町内会の主任(女性)は、初めのころ師父の名前を呼び捨てにし、悪口を言っていました。私はその時「我々は話しをする時、師父を尊敬するところから始めなければいけません。師父の悪口を言ってはいけません。そうしなければ、あなたと話しません」と言うと、彼女は悪口を止めました。そして、師父はいかに私たちに優しい人、良い人になるように教えられたかを伝え、最後に彼女を「三退」させたのです。610弁公室は、私を洗脳班に護送しようとしましたが、町内会は許可せず、裏で助けて邪悪との結託を破棄したのです。真相を伝えることは邪悪を破滅させる最も有力な方法だと分かりました。
2002年のことでした。夫と一緒に街を歩いていたら、交差点近くのレストランで大勢の警官らが食事をしていました。彼らは私たち2人を見つけると中へ誘いました。私は、これは真相を伝える良いチャンスだと考えました。私たちは何も考えずにレストランの中へ入りました。しばらくすると、1人の警官が私に「お姉さん、あなたは修煉して現在どのレベルに到達したの?」と聞きました。私は迷わず「私が到達したレベルは邪悪を暴き、真相を伝え、衆生を救うレベルです」と答えると、彼らは驚きました。毎回、私を迫害する時に参与していた警官もその場にいました。彼は私の目をずっと見つめていました。彼らに天安門焼身自殺はでっち上げで、これは中共が法輪功への憎しみを煽るための自作自演ですから、自分の家族と、自分の将来のためにも絶対に法輪功迫害に参与しないようにと勧め、悪には悪の報いがある道理を教えました。
ここ数年、師父の経文を学習して悟ったことは、衆生を救うことはとても重要で、あまり時間がないということでした。私は近所の人や、同僚、警官、町内会の人々、町内で出会った知らない人々、バスの乗客や、運転手(赤信号で止まったとき)に真相を伝えて三退させました。真相を伝える時には、誰でも縁がある人と考え、漏れなく真相を伝えるのです。時には相手が三退に反対しても、情報を伝え、今後のためにきっかけを作るのです。時には真相にこだわる人もいますが、私はこれを気にせずメンツを全部捨てるのです。彼らは真相を知らず、中共に騙されているから私の話にこだわります。相手の態度に左右されてはいけません。まずは発正念をしてから真相を伝え、縁ある人を見逃さないのです。
ある日、知らない人に真相を伝えた時、相手は驚いて飛び上がりました。私は直ちに発正念をして、彼の背後にある邪悪を除いてから、ゆっくり真相を話し始めました。すると彼は話を聞いてくれたのです。その後、「ありがとう」と言って去って行きました。世間の人々の態度がどうであれ、人を救う一念で真相を伝えれば、効果は非常に良いのです。師父は『マンハッタンでの説法』で我々に「実は常人の中で真相を伝えるときも同じで、相手がどういう態度であっても、ただ慈悲の心をもって接していれば、彼の心の奥底、彼の生命の迷っていない部分は全部分かります。もしいい加減に、ひいては常人の心に動かされてしまえば、きっと良い効果を得ることができません」と指摘されました。
以上は私のわずかな修煉体験です。皆様と共用したいと思います。残された短い時間の中で、私は全力で1人でも多くの人を救い、自分の先史の誓約・約束を実現します。この人生の中で師父の手足になって法を正し、衆生を救う仕事をやり遂げます。
2011年01月05日
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