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北京市:二人の大学女性教員の遭遇

(明慧日本)先日、明慧ネットに連続してある事件が報道された。中央民族大学文学とマスコミ学院(文伝学院)の女性教員である梁波さんは、法輪功を学んでいるとして中共(中国共産党)に強制連行・監禁され、非人道的に酷く迫害を受けたという内容である。現在、若き大学教師の梁先生は迫害によって危篤に陥り、非常に危険にさらされている。
 
 ここで、直ちに梁さんの釈放を強く要求する。同時に、もう一人の北京工商大学教員の趙昕さんが、2000年に中共関係者に強制連行され暴行を受けて首を骨折し、体が不自由になり、2000年12月11日に亡くなったことである。 
 
中央民族大学文伝学院の女性教員・梁波さん

北京工商大学の教員・趙昕さん

優しくて善良、健康な教師の趙昕さんが中共に殺害される

 趙昕さん(32)は2000年6月19日、紫竹院公園で法輪功の煉功をしていた時、北京市海淀区公安支局の警官に連行され、留置場に入れられた。その間(6月22日)に暴行されて首の骨を6箇所も骨折し、頭部にも外傷を負い、左側の眼が腫れて、肺が破壊され呼吸できなくなり、危篤に陥って海淀医院に搬送された。救命措置を取られ、機械によって人為的呼吸措置を受けた。
 
 2000年10月19日、趙昕さんは病院から自宅に戻ったが、暴行の傷で日々苦しめられ、12月11日の午後3時ごろ、趙昕さんは「お母さん」と発した一言が彼女の最後の言葉になった。32歳の若さで、無実を晴らせないままこの世を去った。
 
 梁波さんは1995年に法輪功の修煉を始めた。法輪功の修煉者だとして、クラス担当の資格を大学側に無断で奪われた。その後、授業担当の資格も奪われ、永遠に昇格と教育をする権利を奪われた。その後、中共の中央民族大学委員会によって2009年3月、住んでいた所から追い出された。梁さんは自分の権利を取り戻すために大学側に交渉したところ、強制的に大学側に停職を強いられ、仕事を失った。
 
中央民族大学の正門(インターネット写真)

 2009年5月18日午前、梁さんが大学に行って文伝学院の書記を訪れ、なぜ無断で停職処分をしたのかと尋ねた。すると、文伝学院が大学の保安処と結託をして、海淀区の万寿寺公安出張所に電話をかけ、嘘を付いて、梁さんが大学敷地内で法輪功のCDを配ったと連絡をし(中国では法輪功のCDを配っても法律違反ではない)、公安出張所の警察がやってきて梁さんを強制連行した。梁さんは不法な取り調べに抗議し、直ちに釈放するように求め、14日間断食して抗議したが釈放されなかった。その後、危篤に陥ってから保釈され、2009年6月13日に自宅に戻された。
 
 2010年5月12日、海淀公安支局国保大隊の警察が突然自宅に突入し、自宅にいる梁さんを連行し、海淀留置場に護送し監禁した。9月8日午前、梁さんに秘密裏に裁判を行った。一方的に梁さんに懲役3年6カ月の不当判決を下した。梁さんは上訴したが、北京市第一中級裁判所はいまだ法律の手続きもないまま一方的に二審を行い、一審を認める形を取った。
 
 現在、梁さんは北京市第二留置場に監禁され、迫害を受けている。そこの様子に詳しい人の話によると、
 (1)海淀留置場は梁さんの親戚に公安の病院に搬送したと嘘を付き、実際に第二留置場に護送していた。病院ではない。
 (2)梁さんは長期にわたり断食しているので、危篤に陥っている。警察は組織的に録音を偽造して、梁さんが治療を拒んでいる状態を作り、殺そうとしている。
 (3)留置場の警察側は、脆弱状態にある梁さんの治療を意図的に遅らせ、死なせようとしている。
 (4)梁さんは酷い病気を抱えており、一度も適切な治療を受けていないという。
 
 警察は意図的に治療を遅らせ、梁さんを殺そうとしていることは事実である。実は、2010年5月、海淀支局の警察に強制連行されてから、非人道的扱いを受け、胸の軟骨が骨折しており、破裂して内部出血した。何度も意識を失っていた。一度歩くことすらできない状態に陥った。現在、体重は30キロしかない。毎日高熱を出しており、血管が詰まっていつ死んでもおかしくない危険な状態に陥っている。
梁波さんと二人の可愛い子供たち
 
 
2011年02月10日

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