被災地で法を伝えた感想(二)
文/日本の大法弟子
(明慧日本)二番目の避難所には二千人もの人達がいて、三階までの各階で人が生活しています。部屋がたくさんあるので、多くは回れないだろうと心配しましたが、人心を放棄し、すべては師父が按配してくださっていると自分に言い聞かせました。
煉功曲が流れ、私たちは煉功を始めました。数人の人がまじめに私たちと煉功をしていました。数人しか救われないにしても、私たちは来る価値があります。第一功法を終えると、目の前に十数人、その後ろにも多くの人がいて、70人ぐらいいました。廊下にも、また30メートル離れたところにも煉功する人がいました。こんなに多くの日本人が、煉功曲に従い煉功している姿を初めてみました。
人心を放棄できたとき、大法のすばらしさが現れます。その慈悲と偉大さに自然と尊敬の念が起きます。いかなる生命にも師父がすべてしっかりと按配されているので、あとは私たちが実行するかどうかだと悟りました。
二日目、二千人が避難している避難所に向かいましたが、会場では、ほかの事が予定されていたので、チラシを配る事にしました。「衆生に真相を知らせたい」と、正念を持っていれば、邪悪は妨害できません。その結果、ほとんどの人がチラシを受け取り、また真相を伝える時間も十分ありました。妨害もなく、多くの人が感謝していました。人が生死に関わる災難に見舞われたとき、人生観が変わり、生命の存在する意味を深く理解しやすいのかも知れません。
このとき、原子力発電所に近い避難所の人から、夕方には引っ越すので早く来てほしいと連絡がありました。4人の同修が直ちに向かいました。スタッフが歓迎してくれ、ある事務所で休憩するように言われました。また、2人の人がスピーカの操作などの補助をしてくれることになりました。これは1日目にはなかった事です。
最後に、2人は一緒に煉功をしていました。廊下を歩いているときも、みんなは私たちに挨拶をし、手を握り、前日の煉功の感想を語る人もいました。こんなに早く私たちを覚えてくれるとは思ってもいませんでした。スタッフは「あなたたちの服は、最もよい目印です」と言っていました。今日は五式の功法を全部紹介しました。時間が少ないので、第五式の功法は紹介するだけに終わりました。私たちが椅子の上で足を組んだとき、会場は静まりかえりました。日本人は座禅の姿勢を知っていて、足を組む事は難しいと知っていたからです。私たちが印を結ぶとき、みんなは感心していました。去るとき、昨日よりも大きな拍手をしてくれました。
私は、彼らの分かっている一面が自分の未来のために喜んでいると思いました。去るとき、スタッフに功法のDVDを残しました。とても感謝され「機会があれば皆に見せます」と言っていました。
避難所に残って功法を教えていた同修は、訪問した民主党のリーダーに出会いました。多くの議員やたくさんの記者も来て、大法弟子が功を教えている場面を目にしまして、リーダーは握手をしました。同修はこの機会に一人の議員にチラシを渡しました。その議員は笑顔で受け取り、感謝の言葉を何度も言いました。この場で大法弟子の姿を見たことは、大法弟子に対して新しい見方を持つに違いありません。
帰り道、皆は疲れを感じ、眠くなりました。このとき、車が左右に揺れました。検査をしてみると、問題はなく空気が足りないだけで、入れてもらいました。この文章を書いている時に悟ったのですが、私達は気を緩めてはいけないということだと思います。最後の道をしっかりと歩み続けなければなりません。私たちにできる事は限られていて、まだ多くの衆生が真相を知りません。今はその道が開いただけです。全体で行動することは、多くの損失を取り戻せ、尊い衆生を救うことができるのです。被災地だけではなく、真相を知らない地域の人々は私たちの救いが必要です。日本の同修の皆さん、早く自我と執着心を放棄し、多くの人を救いましょう。
(完)
2011年04月16日
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