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【永遠の21歳】柳志梅さん迫害事件についての解析(一)


文/タン塵

(明慧日本)柳志梅さん迫害事件が明慧ネットに報道された後、大きな波紋を引き起こした。これを解析すると、迫害の系統性と残忍性が見て取れる。
 
 一、迫害の系統性
 
 柳志梅さんは、山東省莱陽市団旺鎮三青村の出身。1997年、山東省トップの成績で清華大学化学工程学科に推薦入学。1999年7月、江沢民集団は法輪功を迫害しはじめ、大学側は無理やり彼女の両親に娘を家に連れ帰らせた。1999年9月の新学期が始まる時、大学側は彼女の学籍を登録せず、休学を強要し、2001年3月についに彼女を除名した。
 
 2001年5月、志梅さんは北京海淀区で連行され、北京市公安局第7処の留置場に拘禁された。拘禁中、志梅さんの頭部が変形するほど殴打され、胸部を怪我し、数枚の爪が剥がされた。警官は彼女の足の甲に椅子の脚を置き、それから椅子に座って力を入れてよじったことがある。2002年11月、22歳の志梅さんは10数項目の罪名を着せられ、北京海淀区裁判所に不当に12年の懲役を下され、本籍地の山東省女子刑務所に移送された。
 
 清華大学に除名されても、山東省女子刑務所は志梅さんのかつての身分に目をつけた。彼女は無論優秀な人材で、17歳で山東省トップの成績で清華大学に入れたことは、どれほど羨まれたことだろう。山東省女子刑務所もこの点に注目し、彼女を「転向」させることを強化した。
 
 志梅さんを転向させるため、清華大学で彼女を教えた教師も刑務所に招かれた。彼女を転向させたい刑務所の企みがどれほど大きいか、このことを通じて分かるはずだ。また、北京清華大学の教師を山東省に位置する刑務所に行かせる権限は、山東省女子刑務所も山東省「610弁公室」も持っていない。このような権限を持つのは、中国共産党中央の「610弁公室」にほかならない。
 
 たった1人の女性を転向させるのに、なぜこれほど大きな力を費やすのか? 表からみると、1人の優秀な人物を転向させれば、他の法輪功修煉者に手本を見せられることが、大きな理由である。深く分析すれば、法輪功修煉者の転向において、山東省女子刑務所が積極的に方法を探る姿勢が見えてくる。こうして暴行、拷問などさまざまな手段で転向の目的を達成できるほか、上級指導者からも一目置かれる。山東省女子刑務所のこの計略は、実に精巧かつ悪辣といえるだろう。
 
 清華大学の教師が使命を持って志梅さんに会いに来たのはいうまでもない。一介の教師が、転向さえすれば復学と学籍の保留ができると承諾する権利があるのだろうか? この承諾は清華大学の校則にも反しているはずだ。中国では刑を言い渡されたら、社会で持つすべての権利を同時に失う。学籍も同じだ。誰が校則を変える権力を持っているのか、中国共産党中央の「610弁公室」に違いない。つまり、中央「610弁公室」が清華大学の教師に「復学できる」という承諾を指示させたのだ。
 
 志梅さんは転向したが、思いどおりに復学できなかった。当然、山東省女子刑務所、山東省「610弁公室」と中共中央「610弁公室」はこの転向の成果に満足した。清華大学の教師を利用して志梅さんを騙すという彼らの手段は成功した。
 
 復学のために彼女は法輪功を放棄したうえ、脅迫された状況下で他の法輪功修煉者に対する迫害の手助けをした。彼女の内心の苦痛ははかりしれない。1人の修煉者を、仲間を殴る悪人にまで貶めるとは、山東省女子刑務所は実に陰険悪らつである。
 
 北京で彼女に懲役を下して山東省女子刑務所に移送し、幾層もの「610弁公室」を通じて、清華大学から教師を彼女の前に派遣する……この一連の過程から、法輪功を迫害する時、中国共産党の「国が一体となった全体構想」と操作方法が見えてくる。次に述べる解析からも、中国共産党が法輪功を迫害する時の計略の一貫性、系統性が分かる。
 
 (続く)
 
2011年02月18日

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