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黒竜江省:姉妹の法輪功修煉者が受けた迫害事実(二)

(明慧日本)潘フンさんは法輪功を修煉する以前、心臓病、胆嚢炎、リウマチ病、再生不良性貧血などを患い、血色素量が3.6g/dl(注:女性の平常値は12〜15g/dl)しかなく、自立した生活はできなかった。 家族は潘さんのため、様々な治療法を試したが効果はなく、家族全員が毎日なす術も無く悲しみに暮れていた。しかし 1996年、潘さんは法輪功を修煉し始め、「真・善・忍」の原則に基づき、自分自身を律するようになった。その後、潘さんは、薬も飲まずに奇跡的に元気を取り戻した。こうして、家族全員が幸せな生活を送ることができるようになった。
 
 しかし1999年7.20以後、潘さんが法輪功を固く信じ、人々に法輪功の真相を伝えたという理由で、当局からさまざまな迫害を受けるようになった。
 
 潘さんは2002年と2003年、2回にわたり警官からの嫌がらせや不当な連行、家宅捜査、拘禁などの迫害を受けた。
 
 2006年9月29日の夜7時ごろ、6人の警官が潘さんの自宅に侵入し、法輪功の関連書籍やパソコン、プリンターなどの私物、生活費3,000元を差し押さえた。そして、潘さんと夫(法輪功を修煉していない)は、共に連行された。夫は恐怖とストレスで、持病の心臓病を再発した。
 
 潘さんは留置所に送られたが、血圧が異常に高かったため、留置所は受け入れようとしなかった。しかし、潘さんを送りに来た警官らは、無理やり潘さんを留置所に入れた。留置所で潘さんは意識不明になったが、留置所の医師・黄は仮病と決め付け、潘さんを足で蹴ったという。40日後、潘さんは労働教養所に移送された。
 
 潘さんは既にとても衰弱した状態であったが、労働教養所で強制労働に従事させられた。 ある日、潘さんは除雪作業中に心臓病の発作が起こり、倒れてしまった。潘さんは全身を痙攣させ、口から泡を吐いたという。労働教養所側は、責任が問われることに恐れて、12月30日、潘さんに一時出所の手続きをさせ釈放した。一方で、潘さんが労働教養所に拘禁されていた間、夫は心労から持病の心臓病がひどくなり、危篤状態に陥った。夫は治療する金もなく、 3日間何も口に出来ないまま、ただ横たわっていたという。その後、近所の人が発見して医者を呼んでくれたため、藩さんの夫は一命をとりとめた。
 
 2010年4月、派出所の警官ら3人が潘さんを連行するため潘さんの家を訪れた。潘さんがドアを開けることを拒否したため、警官らは道具を運んできて、ドアをこじ開けようとした。結局、警官らは失敗して立ち去って行ったが、潘さんは再び連行されないように、放浪生活を送ることを余儀なくされた。しかし、しばらくして家に戻った潘さんは、2010年11月4日、再び不当に連行され、1年の労働教養を不当に宣告された。
 
 潘さんの夫は心臓病を患っているため、肉体労働ができない。もともと潘さん一家は裕福ではなかったが、警官らに金を恐喝されたため、さらに貧困になってしまった。しかも、一家の大黒柱であった潘さんが労働教養所に拘禁されたため、夫は生活を維持するために、出稼ぎに出るしかなくなった。潘さんの夫は妻のことを心配しながら、毎日苦しい生活を送っているという。
 
 中国国内で、潘さん姉妹の身に起きた出来事は、迫害を受けている法輪功修煉者の氷山の一角にすぎない。
 
 (完) 
 
2011年07月22日

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