河北省遵化(じゅんか）市に在住の多数の法輪功修煉者たちは、2011年5月10日、法輪功修煉者・党小芬さんの家に集まっていたところ、同市610弁公室によって一斉に不当逮捕された。被害者は少なくとも50数人に上るとみられている。中共（中国共産党）当局は修煉者たちを、同市の留置場、洗脳班、拘留場などの施設へ振り分けて移送した。さらに警官らは、連行された修煉者の家族の家を回り、金銭をゆすり取った。被害額は少なくとも約2,000元で、多ければ数万元に上る可能性もあるという。

法輪功修煉者・李春艶さん、郝艶芹さん、斉淑玲さんの3人は、収容施設の入所時に受けた健康診断の結果が不合格だったため入所を拒否され、遵化市留置場へ戻された。孟慶雲さん、王百華さん、党小蘭さん、党小艶さん、高美娥さんの5人は、裁判を経ずに石家荘労働教養所へ不当に移送された。

その他の、李春艶さん、郝艶芹さん、斉淑玲さん、党小芬さん、謝玉霞さんなどは、5千元～数万元を恐喝された後、釈放された。

（注：法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）