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甘粛省蘭州市:法輪功修煉者の一家が受けた迫害(二)

長女・許麗萍さんが受けた迫害
 
  麗萍さん(55)は、甘粛省農業副産物輸出入会社の元従業員で、修煉する前にリューマチ性関節炎、心臓病、肝病などを患っていた。また、胸骨の結核で3本 の肋骨を切断し、手術の出血量が多かったため、輸血したのが原因で皮膚病になり、特に季節の変わり目の苦しみは耐えられないほどだった。麗萍さんはいつも数種類の薬を飲み、頻繁に点滴をし、「薬土瓶」と呼ばれて、出張する時さえ各種の薬を背負わなければならず、生きて行く意義がないと感じて、かつて自殺まで考えたことがあった。しかし、幼い子供と年を取った両親を見て、かろうじて生きるしかなかった。
 
 1998年6月、麗萍さんは、今までわがままだった母が、突然思いやりのある人間になったのを見て、大変驚いた。「『転法輪』の本を読んで、法輪功の修煉をしてから変わった」と母から話を聞いて、麗萍さんは直ちに「私も法輪功を学びたい」と修煉を決意した。それから麗萍さんは、心身ともに恩恵を受け、長年の病気がすべて消え、大法の不思議さを実感し、次第に人生の意義が分かってきた。しかし、1999年7.20以降、中共が法輪功に対して迫害する中で、麗萍さんも迫害を受けた。
 
  2002年10月13日午後3時過ぎ、麗萍さんと妹の麗敏さんは、蘭州市第2中学校の校庭を歩いていたところ、尾行していた男女の私服警官に城関公安支局 まで連行された。4、5人の警官が身体検査をして尋問を行い、麗敏さんを悪名高い蘭州市コン家湾洗脳班へ連行した。麗萍さんは抜け出すことができたが、し かたなく3年半、路頭に迷った。期間中、警官はずっと麗萍さんの行方を捜し続けていた。
 
  2006年3月のある日、許麗萍さんは実家から出た途端、長い間監視し続けていた10数人の警官によりパトカーに押し込まれ、定西南路派出所まで連行さ れ、そして蘭州市コン家湾洗脳班に拘禁された。当日の夜から、洗脳班の看守らは、許麗萍さんに対して尋問・脅迫・強制洗脳などの迫害を行っていた。
 
甘粛省蘭州市コン家湾洗脳班
 
  当時、洗脳班に法輪功修煉者・銭世光さん、牛万江さん、韓仲翠さんなどが拘禁されていた。洗脳班は失業者と関係者の親戚を雇ってきて、24時間ひそかに法 輪功修煉者を監視させた。法輪功修煉者は便所まで監視され、互いに話すことを許されず、別々に部屋の中で拘禁され、入り口には蘭州市警備会社から派遣して 来た4人が配置されていた。真夜中に、監視人員が女性法輪功修煉者の部屋に出入りして、懐中電灯で巡視した。修煉者は強制訓練され、洗脳映像を見せられ、 掃除させられ、従わないならば、激しく罵られて殴られ、吊るし上げられ、残虐な拷問で苦しめられる。
 
拷問の実演:ドアの枠に吊るし上げられる
 
  麗萍さんは連行された後、家族は精神的な圧力に耐えられず、子供たちはしょっちゅう泣いていた。麗萍さんは、毎日眠ることができず、以前の持病が再発し、 3カ月後の2006年7月、ようやく家に帰ることができた。帰った後に、洗脳班の看守が家族から5000元をゆすり取ったことが分かった。
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/7/1/兰州许金玲老人一家经历的迫害-243226.html)
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