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遼寧省:労働教養所で法輪功修煉者が受けた過酷な管理・拷問

 遼寧省に在住の韓錫敏さん(49歳男性)は2011年8月10日、河北省平泉県で法輪功の無実を掲載したチラシを配布したことが理由で、同県公安局に追放された。翌11日、遼寧省凌源市公安局など8人の警官は、韓さんを逮捕する目的で当人の家に駆けつけたところ、韓さんは機に乗じて抜け出すことができたが、それ以降、放浪生活を余儀なくされ始めた。
 
 1999年3月、凌源市公安局は約400人の法輪功修煉者を集め、法輪功を放棄するよう説得した。それに対して、韓さんを含む十数人の修煉者は抗議して屈しなかった。結局、彼らは家に帰れずに身柄を拘束された。7.20以降、中共(中国共産党)の法輪功へ弾圧政策のもとで韓さんは法輪功の無実を伝えるために上京した。その影響として、不当拘禁や金銭恐喝をされたうえ、会社に無断解雇されて苦しい生活を強いられた。
 
 2000年、韓さんは法輪功の書籍を所持し、上京して法輪功の無実を訴えるなどとして相前後して1年2カ月以上の不当拘禁を強いられた。朝陽市西大営子労働教養所で、韓さんは転向を目的に精神上に多大な苦しみをもたらす悪質な洗脳を行われ、睡眠をはく奪され、独房での監禁を強いられ、滅多打ちにされ、傷口に塩を振られるなど、数々の拷問を受け苦しめた。また、同時に7本のスタンガンで電気ショックを加えられる壮絶な拷問を受けたこともある。
 
 2001年7月、韓さんはベッドに法輪功が迫害されている内容の資料を発見されたため、直ちに凌源市留置場へ移送された。拘禁されて105日が経過した後、3年の労働教養処分を科された。同所で韓さんは14時間にわたって暴行を伴いながら、辛い労働を強いられる日々となっていた。
 
 2007年8月、韓さんは町で突然、やってきた警察に法輪功を罵るよう強制されたことを拒否したため、直ちに留置場へ連れ去られた。拘禁されて一カ月後、釈放されることなく瀋陽市馬三家労働教養所へ送り込まれた。
 
 そこで、看守らは修煉者の行動が気に入らないとして、韓さんらすべてに修煉者にスタンガンで電気ショックを加える過酷な管理を行っている。また、修煉者は日々辛い労働として生産量のノルマを達成するよう強制され、十数時間の労働はもちろん、体調が悪いときもけがをしたときも働かなければならない。かつて韓さんは高熱や下痢、腹痛の症状を訴え、労働を拒否したが、看守は治療をさせるどころか、かえって韓さんの体にスタンガンの先を押し付けて痛めつけた。そのほか、韓さんは数発もビンタを食らわされたため、聴力障害に陥ったこともある。
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/8/30/辽宁凌源法轮功学员韩锡敏被迫流离失所-246004.html)
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