吉林省在住の法輪功修煉者・孫長軍さんは今年35歳である。彼は2002年の長春市テレビ局での法輪功真相放送事件、いわゆる「3.05」事件後に中共(中国共産党)当局に逮捕され、不当に重刑を宣告された被害者の一人である。現在、孫さんは吉林市監獄に監禁され、長期に渡る迫害を受けたため肉体に損傷を受け、多くの病を抱えているという。孫さんは骨と皮ばかりが残され、生命は極めて危険な状況に陥っている。
1999年7月、中共は国家の法律を無視し、全国規模で法輪功への残虐な迫害を開始した。同時に中共は、当局の完全な支配下にあるテレビ、ラジオ、新聞、インターネットなどのメディアを通じて、根拠のない法輪功への中傷番組を24時間絶えず報道し続けた。真相を知らない人々に対して、このようなデマと誹謗中傷の番組と報道は、法輪功に対する憎しみを喚起してしまう恐れがあった。そのため、2002年3月5日の夜8時頃、吉林省の法輪功修煉者たちは、長春市の8つのケーブルテレビ局で『法輪大法は世界中に伝わっている』、『天安門焼身自殺は捏造である』などの、法輪功の真相を伝える内容の放送を40分から50分に渡り行うことに成功した。当時、番組を見た人たちは「中共は敗北し、法輪功が勝利した。ようやく真実が明らかにされた」など喜びをあらわにしていた。この放送は、長春市の人々に大きな影響を与えた。
虚偽によって法輪功への迫害を強行している、江沢民をはじめとする中共の関係者にとって、このテレビ事件は大きな衝撃だった。江沢民は密かに「有無を言わさず全員殺せ」という殺人恩赦令を下したという。この命令を受けて当局は、長春市だけで5千人に及ぶ法輪功修煉者を不当に逮捕、連行した。この中で7人が当局による暴行を受けて殺害された。名前が判明しているだけで、被害者は劉海波さん、侯明凱さん、劉義さん、李淑芹さんと李容さんなどである。また、15人の修煉者が4年から20年の重刑を不当に宣告された。例えば、梁振興さんと劉成軍さんは懲役19年、周潤君さんと劉偉明さんは懲役20年を科せられた。孫長軍さんもその内の一人であり、17年の懲役刑を宣告された。その後、梁振興さんと劉成軍さん、及び雷明均さんは既に殺害された。
孫成軍さんは2002年10月25日、吉林監獄第四十区に拘禁された。その日の夜、警官の李永生に命令された受刑者の武少臣、崔立君、韓明君らからリンチに遭い、孫さんはあばら骨を骨折した。2003年9月23日、孫さんはいわゆる罪を認める内容の書類にサインをしなかったため、警官の魏向輝、崔龍哲らに70日間連続で迫害され、体重が20キロにまでなった。
2004年7月、吉林監獄の警官・王元春は孫さんを脅迫し、吉林省610弁公室の警官・張案山との「面談」を強要されたが、孫さんがそれを拒否したため、王に酷く迫害された。2005年7月になると、長期に渡る迫害の影響で孫さんの体に肺結核の症状が現れ、血を吐くようになった。
2007年11月、孫さんの病状はさらに悪化し、肺結核に加えて、肺と腹に水が溜り、危篤状態に陥った。しかし、人権を無視する中共当局は、孫さんが法輪功の『真・善・忍』への信仰を放棄しなければ治療を認めないとした上、引き続き迫害を継続した。
中共の支配下にあるメディアでは、中共の理念や思想に反するものは一切報道されることがない。中国で法輪功の真相を伝えるチャンネルは一つも存在していない。中共の法輪功に対する迫害は全てが「嘘」、「偽造」、「デマ」を根拠に実施されたもので、中共は法輪功修煉者たちが真相を主張することを極度に恐れている。長春市のケーブルテレビ局での真相放送事件は、このような背景のもとで起きた事件であり、実際に番組を見た人々は今も興奮と喜びを隠せない。『真・善・忍』、誰もがこの三文字に賛成している。法輪功修煉者たちに罪はない。信仰は一人一人の自由であり、基本的な権利である。誰も信仰を強制したり、やめさせたりすることはできない。人々に真相を伝え、真理を求め、善良な国民になることに罪はない。法輪功修煉者たちは皆、慈悲心を抱いて今も真相を訴え続けている。善と悪が明らかになる日は決して遠くはない。
良心ある世の中の人々よ、孫長軍さんを是非助けてください。吉林監獄の警官らと管理者の手は善良な人々の血に染められています。彼らは多くの人々の命を奪い、今も奪い続けています。彼らに対する裁きの日は近づいているに違いありません。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)