遼寧興城市法曹界の張桂環さんへの迫害
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 【明慧日本2017年9月17日】遼寧省興城市旧門卿の法輪功学習者・張桂環さん(58)は、今年7月より葫芦島留置場に拘禁されている。同じ村の多くの村民たちは張さんを救出するために、積極的に署名を行い、押印し、一日も早く張さんを解放するよう当局に求めた。

图:乡亲们签名要求相关部门无罪释放好人张桂环
張さんを解放するように当局に提出する村民の署名

 張さんはかつて、胃下垂などの病気を患い、楽に食事できず、寝れず、常にぼんやりしていて、毎日薬を飲み、農作業ができず、かんしゃくになって夫とよく喧嘩し、近隣に莫大な迷惑をかけていた。2002年から法輪功の修煉を始めた張さんは一変し、病気が治ったばかりではなく、性格も優しくなり、喧嘩が消え、一家は幸せになった。88歳で高齢の夫の父親は、「息子の嫁は、まるで娘のように常にわしに優しく、孝行してくれている」と語った。

 2015年6月、張さんは江沢民を告訴する書類を最高検察院に郵送した。そのため、昨年、張さんは街で連行され、3日後仮釈放された。今年7月28日、張さんは再度「(江沢民を)誹謗中傷した」という罪名で連行され、葫芦島留置場に入れられた。

 9月8日、張さんに対して裁判が行われた。当日、張さんの30人以上の親族らは傍聴にやってきて、法廷に入り、開廷を待っていた。610弁公室の主任・陳志成も私服で法廷に入り、裁判長と何かを相談していた様子を人に見られた。8時30分に開廷する予定だったが、10時になって初めて張さんを法廷に連れて来た。

 張さんは手錠をかけられ、足かせをされたままで法廷に入った。傍聴にきた息子は携帯電話で張さんの写真を撮ろうとしたところ、6、7人の警官に取り囲まれ、携帯電話を奪われた(強く戻すように求め、後で返還された)。裁判官・崔宝民は、「公開裁判はしないので、当事者の顔を一目見た後、全員ここを退出しなさい」と宣告すると、十数人の法廷の警官らが傍聴者を次々と追い払った。

 親族らは「傍聴は公民の権利です。あなた方は違法なことをしています」と警官に指摘したが、「我々はリーダーの指示に従うだけです」と警官らは返事した。親族らは直接裁判官に「あなた方は『刑事訴訟法』183条、『法廷法規』8条に違反している」と指摘したが、崔は、「俺が出ていけと言ったら、出ていけば良い!」と答え、「上に通報しても良いし、どこに訴えてもよい!」と言いながら、警官に傍聴者を急いで追い払わせた。張さんの夫の父親や息子夫婦までも追い払われた。

 親族はやむを得ず当局の関連部署へ相談に行った。まず、当日午前10時30分頃に興城市検察院の告訴課を訪れ、課長にこれまでの事情を述べ、今すぐに傍聴しに戻りたいと強く求めた。しかし、課長は、「この件は担当しておらず、裁判所に言ってくれ」という理由で、親族の正当な訴求を拒否した。

 続いて、親族らは裁判所の陳情課にやって来た。担当の李は事情を了解した後、崔裁判官の立場で極力弁解した。「傍聴を取り消す権利は、裁判官にある」とか、「裁判官はいつでも傍聴を取り消すことができる」とかずる賢く弁解した。

 張さんは弁護士に依頼したが、法廷で弁護士は何度も弁護を崔に中断された。

 親族らは張さんを応援しようとしたが、結局、傍聴できなかった。

 張さんを1日も早く解放するために、裁判の当日までに、すでに、当局に提出する書類に、張さんを無条件で釈放するように、1361人が署名し、押印した

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/12/353627.html)
 
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