10年間迫害され続けた遼寧胡興城市の張祟月さんが死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年9月8日】遼寧省胡蘆島(ころとう)市興城市の法輪功学習者、張祟月さん(男性)は、10年間拘禁され続け、2020年8月7日に40歳の若さで亡くなった。

 張さんは法輪功を修煉した後、真・善・忍に基づいて自分に要求し、同郷の人々からも良い人だと認められていた。

 1999年7.20、中国共産党による法輪功に対する迫害以来、張さんは警官らに繰り返し迫害され、一家は胡蘆島市綏中(すいちゅう)県で放浪生活を余儀なくされた。

 2008年2月25日の早朝、綏中県国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官・李長華、劉忠和らが張さんが寝ていた自宅に侵入し、張祟月さんを連行して家宅捜索を行った。そして張さんの自宅から、パソコンやプリンターなどを押収した。3日後、警官はまた張さんの家に戻りドアの鍵を壊して侵入し、一家の私有財産を押収した。

 張さんは、綏中県の拘置所まで連行されて酷く迫害され、不当に拘留された。 2008年5月12日、13日、胡蘆島市と綏中県裁判所は不当に秘密裏に審問を行い、張さんに懲役10年の実刑判決を宣告した。その後、張さんは錦州刑務所まで連行された。そして3カ月後、さらに、盤錦刑務所に移送され、残忍に迫害され続けた。

 張さんが連行された後、一家の大黒柱を失い、妻は末娘、長女、70代の多病な姑を連れて故郷に帰った。夫が懲役10年の判決を下されて大きな打撃を受けた妻は、極度の苦痛を感じていた。

 それから長年の苦しい生活の中で、妻は張さんと面会すると、刑務所側はわざと張さんの妻を困らせた。張さんの妻は体が小さくて力もなく、それでも農作業をたった1人でやっていた。10歳になったばかりの長女が稲刈りを手伝っていたが、この一家の様子は本当に傷ましかった。

 張さんは盤錦刑務所で残酷に迫害されたため、身体は極度に衰弱して痩せ細り、めまいがし、高血圧230mmHg、低血圧140mmHgの症状が現れた。家族は仮釈放を強く求めていたが、盤錦刑務所は張さんの釈放を拒否した。そして2012年に、張さんは盤錦刑務所から瀋陽第一刑務所に移送された。

 10年間の残忍な迫害を経て、2年後には心身共にひどく迫害された張さんは、2020年8月7日に無念な思いを晴らせないまま、40歳の若さで死亡した。張さんは妻と2人の娘、高齢の母親を残して帰らぬ人となった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/5/411385.html)
 
関連文章