張玉紅さん 遼寧省女子刑務所の迫害で脳出血に
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 【明慧日本2020年6月29日】遼寧省阜新市西鉄の法輪功学習者・張玉紅さんは遼寧省女子刑務所で拘禁され、残忍な迫害を受けた結果、現在は脳出血になり、瀋陽市739病院の集中治療室に入院し、意識がない状態である。

 家族が病院へ向かったが、刑務所の警官に面会を断られた。医者は腰に外傷があると言ったが、刑務所の警官は家族に検証させなかった。警官は医者が出した診断証明書を家族には渡さないように阻止し、家族に一連の刑務所側の責任から逃れるための書類にサインをしなければ、治療させないと脅迫した。そして、国が定めた法律に違反し、刑務所が負担すべき張玉紅さんの医療費を家族に負担させた。さらに、家族の詰問に答えなかった。刑務所が家族に面会させないにもかかわらず、張さんの脳出血は家族が定期的に面会に来ていないからだ、と言い放った。

 張さんは今でも、集中治療室に入っていても、治療されていない。

 張さんは2018年11月7日夜、ほかの学習者・辺春艶さん、王金鳳さんの3人と一緒に阜新市干休所の近くにいると、ある白い車がゆっくりと近づいたことに気付き、電気自動車を止めて見ていた。王さんはその場から離れた。すると、白い車が張さんと辺さんの前に止まり、数人が降りて来て2人を車に押し込んだ。2人は助けを求めて叫んだので、すぐに人が集まって来た。その時、数人が初めて「警察だ! 見るな」と言った。太平支局の車も応援に来て、2人は太平区公安支局に連行された。辺さんは当日の夜に、脱走した。

 一方、張さんは新地留置場で拘禁された。阜新市太平区裁判所は一審で張さんに懲役4年の不当な判決を宣告した。張さんは控訴しようとしたが、留置場の警官に「反省書」を書かない限り、控訴させないと脅迫された。しかし、裁判所側は勝手に張さん自らが控訴を諦めたと言って、控訴する一定期間が過ぎるまで、いい加減に終わらせようとした。家族は裁判所へ行って申し出た結果、控訴できる期間を1日だけ延長できた。

 その後、王さんと辺さんは迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。2019年8月9日、再び身柄を拘束され、それぞれ王さんには懲役5年6カ月、辺さんには2年6カ月の不当な判決を宣告された。

 遼寧省女子刑務所は2019年から管理制度を級に分けた。転向しない法輪功学習者は厳しい管理級になり、毎月の消費は50元(約800円)以内に制限され、そのほか、少しの自由もなくなった。また、2020年1月中旬、瀋陽市大東区合作街の小学校の元校長で、法輪功学習者・李桂栄さんは、遼寧省女子刑務所で迫害されて死亡した。享年78歳だった。阜新市の学習者・呉秀芳さんは懲役3年の不当な判決を宣告され、遼寧省女子刑務所でひどく迫害されて脳出血になった。2018年8月19日解放された時は、痩せこけていて植物状態になり、2020年2月8日に迫害で他界した。享年64歳であった。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/23/408078.html)
 
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