2020年1~4月コロナ感染期間中 89人の法輪功学習者に不当判決
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 【明慧日本2020年5月30日】今年の4月25日は、法輪功学習者が行なった「4.25」平和的な陳情を記念する活動の21年目の記念日である。2020年4月、感染症の蔓延する期間の中でも、学習者たちは相も変わらぬ善良さを示し、理性的に中国の人々に法輪功迫害の真相を伝えた。中共ウイルス(武漢肺炎)は、中国共産党(以下、中共)が「新型コロナウイルスは抑制することができ、予防することも可能で人から人への感染はない」と公言し、感染の状況を隠蔽したため、世界中の200近くの国と地区に影響を及ぼした。そして、現時点で少なくとも300万人以上の感染者と20万人以上の死者が確認された。中共は今回のウイルス感染の惨劇の真の禍源で、人類に危害をもたらした悪魔である。最近、イギリス、米国、オーストラリア、フランス、インドなどの国は、世界中に被害を与えたとして中共の責任を追及し、損害賠償請求を起して国際社会が共同で中共を制裁するように呼びかけた。中共は寿命が尽きようとして、敵だらけの孤立した状況下であるにも関わらず、今なお法輪功の真相を伝えている善良な法輪功学習者たちを迫害し続けている。

 明慧ネットの統計資料によると、2020年1月から4月までの間、89人の法輪功学習者が不当な判決を宣告された。その内訳は、1月42人、2月18人、3月16人、4月13人である。

 2020年4月、中国の法曹部門の関係者らは、13人の法輪功学習者に実刑判決を宣告し、5人に対して裁判を行ない、15人に対して逮捕令状を発付し、89人を検察庁や裁判所に起訴した。4月、中共の裁判所が法輪功学習者からゆすり取った罰金の金額は3万2000元(およそ48万2000円)である。

表1、2020年4月、実刑判決を受けた学習者の刑期とその人数
  刑     期    人 数 
1年以下 1
1~2年 3
2~3年 5
3~4年 1
4年 2
7年 1

 一、2020年4月、13人の法輪功学習者が不当判決される

表2、2020年4月に判決を受けた法輪功学習者の地域別分布表

  区    域   判決を宣告された人数 順 位
河 北 省 6 1
安 徽 省 2 2
湖 南 省 1 3
遼 寧 省 1 3
寧   夏 1 3
四 川 省 1 3
雲 南 省 1 3
2020年4月、13人の学習者が不当な判決を宣告された
 
表3、2020年4月、9都市で判決を宣告された学習者の人数統計表
   都    市    判決を宣告された人数
安 慶 市 2
保 定 市 1
秦 皇 島 1
石 家 庄 4
湘 潭 市 1
撫 順 市 1
銀 川 市 1
涼 山 州 1
昆 明 市 1

 迫害の実例

 ◎河北省保定市の73歳の高金萍さんに懲役7年の実刑判決

 河北省保定市の法輪功学習者・高金萍さん(73)は2020年の旧正月前に、不当に開廷された。近日、弁護士の方に保定市高陽県裁判所の判決通知書が届き、高さんは懲役7年の実刑判決を宣告されたが、家族には知らせがなかった。高さんはすでに市高等裁判所に控訴した。

 1回目の法廷では、起訴した側は懲役6年の判決の意見を出した。また、高さんに関して、関係者は最終判決は保定市高等裁判所が出したもので、控訴しても判決内容は何も変えないと家族に告げた。

 高さんは2019年8月22日の昼に、保定市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)および保定市競秀区依棉派出所の警官らに身柄を拘束された。同時に、自宅にあるパソコン、法輪功の関連書籍などの私物も押収された。昨年、社会保障カードの切り替え時期に、中共の関係者はそれを機に、高さんの給与の支給を停止した。

 中共による法輪功への20年にわたる迫害の中で、高さんは何度も嫌がらせを受け、不当に身柄を拘禁されたことがある。2013年9月9日、保定市新市区公安支局依棉派出所の指導員および地区担当の警官・李剛の2人は、突然、高さんの自宅に侵入した。そして、パソコン、プリンターなどの私物を押収した上で、高さんを依棉派出所に連行した。夕方頃、高さんを保定留置場に移送し、さらなる迫害を企てていたが、健康診断が不合格だったため、高さんは一時解放された。

 2014年1月上旬、中国の旧正月の頃、保定新市区検察庁は高さんを召喚し、迫害を加えようとした。そのため、高さんは寒い冬に、仕方なく放浪生活を余儀なくされた。今回の連行は、2014年1月の事件と関連があるとみられる。

 ◎秦皇島市の楊素華さんに懲役4年の実刑判決

 河北省秦皇島市の十数人の警官らは、2020年4月6日に何の呈示もなく、いきなり法輪功学習者・楊素華さんの住宅に押し入り、同行して来た海港区裁判所の人員らは楊さん宅で開廷した。当時、楊さんと1人息子だけが家におり、息子は警官らに押えつけられて動けないまま、その場にいた。楊さんは別の部屋に連れて行かれ、そこで審理が行なわれた。

 2020年4月13日、海港裁判所の人員はまた楊さん宅を訪れ、判決書を渡したが、その判決書には、楊さんに懲役4年の実刑判決と罰金2000元(およそ3万円)を科すと書かれていた。

 楊さんは違法なことは全くしておらず、善良な村民である。2016年8月29日、村の市場で法輪功の真相を伝えていた際に、中共の虚言を信じた人に通報され、その後、警官らに連行されたが、身体検査で不合格のために拘留所に受け入れを拒否された。その後、楊さんの自宅での監視を余儀なくされた。

 2017年旧正月の直前に、現地の派出所の警官は電話で楊さんに「派出所に来て、尋問を受けるように」と知らせてきたが、楊さんに拒否された。旧正月の後、派出所の警官らは楊さんを検察庁に移送し、提出した書類にサインを強要した。楊さんは字が読めないのに、警官らは書類の内容を読み聞かせもしないで、楊さんの名前で代わりにサインした。検察庁の人員らは「我々は中間管理部署であり、警察署が提出してきた書類をそのまま回すしかない」と無責任な事実を明かした。

 2017年3月14日、現地の派出所の2人の警官と検察官の2人は、また再び楊さん宅を訪れ、「楊を裁判所に起訴した」と伝えた。

 同年5月10日、派出所の警官2人は再度楊さん宅を訪れ、楊さんを裁判所に連れて行こうと企てたが、楊さんはちょうど不在だった。

 長期にわたって監視や嫌がらせをされ、プレッシャーに耐え続けた楊さんは、健康状態に問題が現れ、歩行や会話さえ困難となった。

 ◎四川会理県中学を定年退職した元教師の許世開さんに実刑判決

 1年間拘禁された法輪功学習者・許世開さんは2020年4月22日、四川省会理県裁判所により、懲役1年4カ月の実刑判決を下された。これは会理県公安局が証拠を捏造し、検察庁が事実を無視して起訴したために、裁判所が不当に下した判決の結果である。

 許さんは涼山州会理県中学校を定年退職した元教師である。許さんは40代の時に奇怪な病気にかかったことがあり、皮膚が突然痒くなり、手でちょっと引っ掻くと血まみれになり、西洋医学や漢方など多くの処方を試しても効果がなかった。医師は「皮膚病の原因は血液で、血液の癌に相当する病気だと見られる。未だに薬がない」と診断した。1996年、許さんは法輪功の修煉を始め、皮膚病は治った。それから20年来、許さんは健康で、1日の休暇も取ったことがなく、病院にも通わなくなった。

 しかし、法輪功を学んでいるという理由だけで、許さんは何度も酷い迫害を受け、最後に判決を下された。

 ◎安徽省蕪湖市の徐鳳柳さんは不当な判決を下される

 明慧ネット2020年4月8日の報道によると、安徽省蕪湖市繁昌県の法輪功学習者・徐鳳柳さん(59)は、懲役3年の実刑判決を宣告され、現在、安徽省女子刑務所に拘禁されていることが分かった。

 徐さんは2018年5月28日、国内安全保衛部門の警官らにより身柄を拘束され、蕪湖市留置場に拘禁された。そこで、徐さんは酷く殴打され、無理やりに灌食され、厳しく監視されるなど、残忍な迫害を受けた。

 徐さんは繁昌県製薬会社の漢方薬師で、優しい正直な人柄である。法輪功を学ぶ前の徐さんは病弱で、お腹の中に大きなこぶがあり、病院でも治療する事ができずとても苦しんでいた。法輪功を学んでからある日、坐禅をして学法をしているうちに、こぶが少しずつ小さくなっていくことに気づいた。トイレに行った時、こぶが破けて黄色いウミが流れ出たのが分かった。数日後、こぶは完全に消えてなくなり、完治した。

 ◎河北省辛集市の耿文景さんは懲役4年の実刑を宣告される

 明慧ネット2020年4月16日の報道によると、河北省辛集市の法輪功学習者・耿文景さん(70代、女性)に対する不当な裁判が、2020年1月17日に行なわれた。そして、2020年4月13日に、不当に懲役4年の実刑判決を下され、すでに家族に知らされたことが分かった。

 耿さんは辛集市王口鎮大営村の出身である。2019年8月29日、耿さんは深州市大屯鎮の市場で法輪功の真相資料を配っていたところ、大屯警察署の謝暁斐が派遣した私服警官らにより警察署まで不当に連行され、その後、衡水市留置場に拘禁された。

 聞くところでは、警官が何度も大営村の耿さんの家を家宅捜索し、私物を押収したという。

 2020年1月17日午後2時ごろ、耿さんは安平裁判所で不当に開廷された。開廷前に、家族には通知されず、1月15日安平県検察庁に状況を尋ねた時に、耿さんがすでに安平裁判所にいることを家族は初めて知った。その後、裁判所に事情を問い合わせに行き、17日に開廷されることを知らされた。

 耿さんの家族は2020年4月13日、耿さんが懲役4年の実刑判決を受けたことを知った。4月15日に、耿さんは衡水市留置場から石家荘刑務所に送られ、引き続き、酷く迫害されているという。

 二、2020年4月、不当な裁判が5回行なわれた

表4、2020年4月、裁判が行なわれた省とその回数の統計表
    区     域     裁判が行なわれた回数 順 位
河 北 省 4 1
甘 粛 省 1 2
2020年4月、5人の学習者が不当な裁判を受けた
 
表5、2020年4月、3都市で行なわれた裁判の回数の統計表
  都   市   裁判が行われた回数
滄 州 市 3
秦 皇 島 市 1
慶 陽 市 1

 三、2020年4月、15人に逮捕令状が発付され、89人が提訴される

表6、2020年4月、逮捕令状が発付された法輪功学習者の地域別分布表
   区     域   逮捕令状が発付された人数
河 北 省 5
江 西 省 4
広 東 省 3
江 蘇 省 1
北 京 市 1
浙 江 省 1
2020年4月、15人の学習者に逮捕令状が発付された
 
表7、2020年4月、7都市で逮捕令状が発付された学習者の人数統計表
   都     市    逮捕令状が発付された人数
鹰 潭 市 4
邯 郸 市 3
揭 陽 市 2
保 定 市 2
珠 海 市 1
南 京 市 1
永 康 市 1

表8、2020年4月、裁判所や検察庁に提訴された学習者の地域別分

区       域 裁判所や検察庁に提訴された人数
河 南 省 30
広 東 省 12
遼 寧 省 9
山 東 省 9
安 徽 省 4
河 北 省 4
陜 西 省 4
四 川 省 4
上 海 市 3
黒 竜 江 2
雲 南 省 2
重 慶 市 1
北 京 市 1
湖 南 省 1

吉 林 省

1
江 蘇 省 1
内モンゴル 1
2020年4月、89人の学習者が
裁判所や検察庁に提訴
 

 表9、2020年4月、各都市で裁判所や検察庁に提訴された学習者の人数統計表

   都     市    裁判所や検察庁に提訴された人数
南 陽 市 30
珠 海 市 8
朝 陽 市 5
合 肥 市 4
潍 坊 市 4
宝 鶏 市 4
滄 州 市 3
済 南 市 3
成 都 市 3
揭 陽 市 2
撫 順 市 2
青 島 市 2
昆 明 市 2
深 圳 市 1
湛 江 市 1
邯 郸 市 1
鶏 西 市 1
ハ ル ビ ン 1
懐 化 市 1
吉 林 市 1
南 京 市 1
大 連 市 1
遼 陽 市 1
興 安 盟 1
資 中 市 1

 迫害の実例

 ◎河南省南陽市の30人以上の法輪功学習者が裁判所に起訴される

 2019年8月30日、南陽公安局は統一作戦運動を行ない、160人の法輪功学習者を連行した。連行された学習者のうちの趙培元さん、王偉さん、劉天玉さん、孫同仁さん、来桂敏さん、楊豊東さん、潘東興さん、王小碧さん、梁兆芳さん、温建華さん、譚波さん、李潔栄さん、李暁玲さん、王志清さん、董聚安さん、王英林さん、王勤さん、王連風さん、王静瑞さんの19人が、今なお南陽市留置場に拘禁されている。

 2020年4月15日、30人の法輪功学習者が南陽宛城裁判所に起訴され、2020年5月に開廷する予定であるという。

 この事件の引き続きで起訴された学習者は他に、韓蘭英さん、孫海紅さん、党長平さん、逵応祥さん、帖林峰さん、何喜梅さん、関明慧さん、 賈敬安さん、蘇龍芝さん、苑大玲さん、魏傑さん、劉付栄さん、劉元真さん、曹愛蘭さん、袁喜風さん、張欽閣さん、張全書さん、張玉蓮さん、粟美玉さん、龔星風さん、周雪妍さん、王鉄状さん、張喜彬さん、高小梅さん、陳長栄さん、胡国雲さん、随新生さん、党秀芝さん、宋宏勤さん、朱吉祥さんがいる。

 ◎感染症の予防法を教えた保定市の郭志萍さんと陳秀梅さんが、連行される

 河北省保定市の法輪功学習者・郭志萍さん、陳秀梅さんの2人は2020年3月4日、地元競秀区先鋒街派出所の警官らに身柄を拘束された。その理由は2人が感染症にかからない効き目があり、良い方法である「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」を念じることを、人々に教えたからだという。その後、2020年4月8日に2人の逮捕状が発付された。

 2020年3月4日、郭さんと陳さんの2人は疫病から逃れられる良い方法を人々に伝えたという理由だけで、保定市競秀区先鋒街派出所の警官らに身柄を拘束された。その後、警官らはそれぞれの自宅に侵入し、家宅捜索を行なった。そして、翌日、2人を保定留置場に移送した。

 ◎法輪功学習者の王国華さんは成都市新都区裁判所に起訴される

 明慧ネット2020年4月8日の報道によると、法輪功学習者・王国華さん(50)は2019年10月23日、成都新都区の勤務先の自動車学校で連行され、新都区裁判所に起訴された。

 王さんは成都市新都区にある自動車学校の教諭である。2019年10月23日、コーチンググラウンドで授業をしている最中、王さんは突然侵入して来た新都区城西派出所の警官らにより連行された。その後、警官は家宅捜索を行ない、ノートパソコン、携帯電話、プリンター、法輪功の書籍などの私有物を大量に押収した。

 今まで、王さんは「真・善・忍」を堅持したため、2回拘禁され、労働教養2年を強いられたことがある。

 四、年配者の学習者に対する迫害

表10、2020年4月、65歳以上で、判決を受けた4人の学習者の一覧表
 名 前  区 県 裁判所 刑 期 裁判所罰金(元) 年齢
石巧云 湖南省 湘潭市 湘潭県 雨湖区裁判所 自宅監視6カ月   77
余寿荣 遼寧省 撫順市   望花区裁判所 3年 1万 71
耿文景 河北省 石家庄 辛集市 安平県裁判所 4年   70
张钟一 雲南省 昆明市   西山区裁判所 1年7カ月   66
 
表11、2020年4月、65歳以上で、裁判所や検察庁に起訴された学習者の一覧表
  名    前   区 県 年 齢
李 敏 舫  陝西省   宝鶏市    81
杨 子 香 山東省 潍坊市  坊子区  76
刘 汝 兰 山東省 青島市 胶州市 70

 五、経済による迫害

表12、2020年4月、裁判所が科した罰金の金額明細表

 名   前  区 県 裁判所 刑 期 裁判所罰金(元)
虞   枝 安徽省 安慶市 望江県 望江県裁判所 2年 1万
董 金 萍 安徽省 安慶市 望江県 望江県裁判所 2年6カ月 1万
余 寿 荣 遼寧省 撫順市   望花区裁判所 3年 1万
杨 素 华 河北省 秦皇島   海港区裁判所 4年 2000

 明慧ネットの報道によると、公安部は法輪功学習者を弾圧するために「ドアをノックする運動」を2017年に開始して以来、110人以上の派出所の所長が悪報に遭い死亡した。未だに中共に追随し、迫害に参与した警官らが知っておかなければならいことは、それが殉職ではなく、悪報に遭って死亡したということだ。

 さらに、新浪ミニブログサイトで公表された2018年と2019年の「殉職した公安警官リストⅠ・Ⅱ」によると、死亡した481人の警官(警官429人、補助警官52人)の中に、366人が病気で死亡したことがわかった。そのうち、310人が心臓の血管や脳疾患により急死した。458人に対して統計を取った結果、警官の平均死亡年齢は43.8歳であった。

 法輪功の迫害に関わっていることで、警官はすでに「最も危険な職業」に関わっている。警官の突然死はよく現れる現象となり、法輪功学習者を残忍に迫害している警官達への警告であるという見方がある。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/6/404867.html)
 
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