法輪功学習者に優しくした派出所所長は昇進した
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文╱中国の大法弟子

 明慧日本2018年1月6日】

 一、法輪功学習者に優しくした派出所所長は昇進した

 1999年に迫害が始まる前から、地元のある派出所の所長とは知り合いでした。彼は高学歴ではないのですが、頭が切れて、正義感のあるやり手だと知っていました。江沢民が法輪功を迫害する前、私は彼と一度会ったことがありました。その時、彼は「うちの母親も法輪功を煉功している。母は今日はこの人に、明日はあの人にと煉功を勧めている、あなた達の言葉で言うと、ああ、そうだ、『法を広める』ということですね」と言いました。

 1999年7.20以後、法輪功は弾圧され、派出所所長の彼も迫害の渦に巻き込まれました。しかし、彼は他の警察官の法輪功学習者に対する態度と違って、表面上では、けっこう大掛かりなことをやっているように見えても、実際、水面下で密かに法輪功学習者を守ってくれました。

 ある日、私は国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に妨害され、公安局の廊下で、この所長に会いました。私を見ると、彼は周りを見ながら、私を呼び止め、静かな所で小さい声で、「今の状況を見たでしょう。上からの圧力は凄いのだ。家に帰ったらどう煉功しても構わないが、この状況だと、自分をしっかり守らないとだめだよ」と言いました。当時のあの状況の中で、彼からこのような言葉を聞く事ができたのは、本当に黄金よりも貴重でした。彼は私をみて少し心配そうな表情をしていました。

 その後、ある煉功拠点の指導員から聞きました。7.20以後、この同修は中国共産党のブラックリストに載せられ、ある日の夜中、郊外のある部屋に連行されました。そこで不当に尋問を担当したのがこの所長でした。当時、所長はとても怖い顔をして、机の上にいろんな拷問の刑具を並べ、指導員に「おまえは自分から白状するか、それとも我々がおまえに白状させるか? どっちだ?」と怒鳴りました。同修は「他にどれだけの刑具があるのか? 全部出して見せろ!」と言ったそうです。その時、所長は彼を見て、「時間を与えるから、もう少ししっかり考えなさい。今日おまえは抵抗してももう無理だろう」と言って、部屋を出て行こうとしました。さらに、「俺はトイレに行って来るから、逃げちゃだめだぞ」と言いながら部屋を出て行きました。

 最初、同修は彼が本当にトイレに行ったのかと思い、随分待っていても帰って来ないため、同修は外を覗いて見たら、廊下には警官が1人もいませんでした。同修はすぐに所長の言葉を思い出して、まさか?わざと自分を逃がすために部屋を出て行ったのではないかと思いました。そこで、同修はこっそり部屋から出て、順調に逃げ出し、地元から離れ、地方に避難しました。

 その後、しばらくしてから、この所長は市の公安局の副局長に抜擢され、数年後、更に省公安庁の副庁長に抜擢され、家も省都に引っ越ししました。

 人々が彼の昇進をどう評価するかはともかく、法輪功の学習者は皆その真実が分かっています。それは彼が法輪功の学習者に優しくしたから、福報を得たのです。なぜなら、人の福報は自分が積んで来た徳以外に、大きな善行を行なった時、特に佛を修める法輪大法の学習者が受難した時、学習者に優しくすることが出来れば、きっと大きな福報が得られるからです。

 二、彼らに署名を求めた

 2000年の初め頃、江沢民集団は狂気にかられたように法輪功を迫害しました。法輪大法の素晴らしさを実証するため、師父の潔白を取り戻すため、私は躊躇することなく北京に陳情に行きました。その後、警官に拘禁され、更に勤め先に解雇され、1年半の間、給料は不当に支給停止されました。

 その後、偶然にある電話を受け取り、電話の向こうから『労働法』を持って勤め先に行きなさいと言われました。当時、誰からの電話か良く分かりませんでしたが、今から考えれば、それは師父が私にそうするように気づかせて下さったと分かりました。

 そこで私は1冊の『労慟法』を借りて来て、勤め先の責任者を訪ねました。責任者から人事部の労務課に話すようにと言われました。以下は、労務課の課長との会話です。

 質問:課長、どうして私の給料の支給を停止したのですか?

 答え:あなたは法輪功を煉功して、拘禁された。だから解雇しなければならない。

 質問:私を拘禁したのは正しいことだと思いますか?

 答え:それは私には分からない。私は上の指示通りにやっているだけだ。

 質問:上の誰からの指示ですか? 誰がこのようにさせたのですか?

 答え:・・・・・

 質問:『労働法』を読んだことがありますか?何処に法輪功を煉功すれば解雇すると定めているのですか?

 答え:・・・・・

 質問:(その時私は、法理はまだはっきり分からず、人をどう済度するかも分かっていなかった)じゃ、こうしましょう。「法輪功を学ぶために私を解雇した」とサインをしてもらえますか? そのすべての責任を取ってもらいますから。

 答え:サインはしません。それは出来ません。

 質問:署名もしないし、誰が私を解雇しようとしているかも言えないならば、直ちに職場に復帰させてください(この課長が私の解雇を主張していると知っていた)。

 こうして、2001年の年末、私は仕事に復帰し、不足分の給料も支給されました。

 師父が私のためにご按配されたことに感謝致します。未だに給料の支給が止められ、解雇された同修にぜひ「勤め先、或いは関連部門に行って、自分の仕事を取り戻し、そして、彼らに真相を知ってもらい、これ以上犯罪を犯させないようにしてください」と呼びかけたいです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/12/13/357838.html)
 
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