同時に大勢の人に真相を伝える
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年6月10日】2018年4月7日の午前、私は十数冊の法輪功の資料を持って、真相を伝えに出かけました。古い駅の東側に来た時、そこには5、6人の男の人が話しているのを見かけました。私はスクーターを止め、彼らに「こんにちは。法輪功の資料を読んで見てください。法輪功の真相を知ると福報が訪れますよ」と声をかけて、彼らに資料を配りました。

 しばらくしてから、近くからまた数人の人が次々と「私にも1冊ください」、「私もほしい」と資料をもらいに来て、持ってきた資料はたちまちなくなりました。「師父がこれだけの衆生を私の前に導いて下さったことは、きっと私にもっと精進するようにと励まして下さっている」と心から師父に感謝しました。手元に資料がもうなくなったため、そこで、私は彼らに師父の詩を教えました。

 「生々世々輪廻し 開花、落花して一生また一生 瞬く間に黒髪は白くなり 一生懸命頑張っても空っぽである 名、利、情、愛はみな空しく 人々は古来争い合う 人生はあたかも劇の如く 仮の劇を真に演じては、阿呆と気違い あなたと私はみな天上の衆 この世に下り人となって法を待つ 大法弟子は真相を伝え 真相は神への道を通すことができる」 [1]

 私が唱えた詩を聞いて、皆はとても喜んでいました。この時、道路の向こう側からさら十数人の人がやってきて、中には「資料がほしい」と叫んでいる人もいました。私は「じゃ、もうすこし待ってくれますか? いったん戻って資料を取って来ますから」と言って、私は急いでスクーターに乗って帰りました。

 家に着くと、家に残っていた20冊の小冊子と大法弟子が作った素敵なキーホルダーを全部カバンに入れ、急いで元の場所に戻りました。見ると、皆はそこで私を待っていて、しかも、先程よりも人が多くなって、およそ30人も集まりました。

 私が帰って来たのを見て、皆は集まって来て争って資料を奪い合いました。あっという間に資料がなくなり、またまた足りなくなりました。「じゃ、直接に真相を話すしかない」と思って、そこで、私は「人間が生きることは容易なことではありません。私達が今日ここで会えるのは縁によるものです。神様によって按排されたのです。天の時、地の利、人の和、一つでも欠ければ実現できません」と言いました。

 そして、私は彼らに師父の詩、「生活がなぜこんなに疲れるか 人生はいったい誰のためなのか 恩讐や憎悪は雲煙のように消え去り、目が覚めてからやっと劇の悲しさを知る 金銭や名誉は持って行かれず 一生の闘いはすべて損となり、人が世に来て法を待つ、善者は天に戻って家に帰る 輪廻転生をして千百年も 世に来たのはこの一回のため」 [2]と唱えました。

 皆がとても夢中に聞いている時、誰かが「安全のため、皆は部屋に入ろう、外は目立ち過ぎるから」と言ったので、そこで、私は彼らについて、道端のある店舗に入りました。入口にかけてある「ネット発送」の看板を見て、初めて彼らはここの作業員であることが分かりました。

 部屋にはソファーが二つ置いてありました。ソファーに座る人、立つ人、ドアに寄りかかる人、部屋の中に人がいっぱいで入らないため、部屋の外に立っている人もいました。私は師父がそばにいらっしゃると感じ、雑念が全くなく、彼らを救いたい一心でした。ある人は数枚の100元の紙幣を取り出して、紙幣に印刷されている毛沢東を指して、「俺はこのオヤジが好きだ」と言うので、私は穏やかに、しかし、厳しい口調で、「そのお札をしまいなさい」と言いました。その人はすぐに子供のようにおとなしく紙幣をポケットに入れ、黙ってソファーに座りました。

 私が彼らに法輪功とは何かを紹介し、中国共産党の高官が失脚して悪報を受けた事例を話し、彼らに師父の詩、「名を為る者は氣恨むこと終生 利を為る者は六親を識らず 情を為る者は自ら煩悩を尋ね 苦しく闘い相って業を造ること一生 名を求めざれば悠悠自得 利を重んぜざるは仁義之士 情に動かざれば心清らかに欲寡し 身を善 く修すれば徳を積むこと一世」[3]と唱えました。

 誰かが「天安門焼身自殺はどういうことですか」と聞いて来たので、私は「それは虚言です。中央テレビが自作自演した茶番劇です」と言いました。私は座り、両足を組み、座禅をして、彼らに焼身自殺の様々な疑問点を分析して話しました。真相を話し終わると、彼らには拍手をする人もいれば、両手を合わせてお礼を言う人、「法輪功は本当に素晴らしいですね」とか、「今日、この話を聞けて良かった」と言う人もいました。

 別かれる時、私は「ご苦労様でした。生活が大変なのに、皆さんは時間を作って大法の真相を聞きに来てくれて、本当に偉いです!」と言い、彼らに中国共産党の関連組織に加入したかどうかを聞き、「三退をすれば、平安を守ることが出来ますよ」と言いました。彼らは「入っていない」と答えたため、私は師父の詩、「真善忍の三文字には無限な法力があり 法輪大法は素晴らしいと真に念じれば万の災難が直ちに変わる」 [4]を聞かせました、最後に、皆に「くれぐれも『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』と念じてください。そうすれば、幸せと平安が得られますから」と告げました。

 これだけの人が真相を知ったのを見て、私はとても嬉しくなりました。これから、私は必ずもっと精進し、もっと多くの衆生を救い、自分の使命を果たすようと頑張ります。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「法を待つ」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟四』「世に来たのはこの一回のため」
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟』「人を做す」
 [4] 李洪志師父の詩:『洪吟四』「対聯」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/2/368315.html)
 
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