文/黒竜江省の大法弟子
【明慧日本2018年10月7日】私の近隣の郎華さん(58歳女性)は、36歳のときに大動脈炎を患いました。ある日、全身が痙攣して意識不明になった郎さんは、半身不随になり、話すことさえできなくなりました。その後、多くの治療法を試しましたが、後遺症が残り、半身の筋肉が萎縮してしまったため、自立での生活ができなくなり、毎日ベッドで過ごすしかありませんでした。
その後も徐々に健康状態が悪くなった郎さんは、さらに左肩の関節を脱臼しました。右肩にも1指半ほどの隙間ができました。反復性脱臼なので、郎さんは起き上がるのも、とても苦痛でした。郎さんはトイレにも行けなくなり、穴があいている椅子をベッドの横に置き、下に尿瓶を入れてトイレの代わりにするしかなかったのです。そのような状態になった郎さんは毎日、涙を流し、人生に対して絶望的でした。
当時、郎さんの娘の珊珊ちゃん(10)は、家事を全部1人でやらなければなりませんでした。珊珊ちゃんは学校へ通いながら、買い物、食事作り、洗濯、母親の世話をやっていました。あまりにも疲れた珊珊ちゃんは、痩せ細って顔色が悪くなり、母親と2人で辛い日々を過ごすしかありませんでした。
2001年夏のある日、郎さんは突然、お腹をこわして下痢をし、十数日も続きましたが、なかなか治らなかったのです。自立生活ができなかった郎さんは一晩に7~8回起き、下痢で脱水症状が現れました。夜、郎さんが起きるたびに、珊珊ちゃんも起きなければならなかったので、疲れすぎて、学校へ行くのも精一杯でした。珊珊ちゃんがふらふらの姿を見て、私はその原因を聞きました。それで、郎さんの病状が重くなったことを知り、お見舞いに行きました。
郎さんは顔が腫れ上がり、座ることもできなくなっていて、私の顔を見て、手を少し振って目を閉じ、涙を流しました。私も悲しくなりました。私は「あなたの病状は重くて、病院で治療をしても治りませんね」と言うと、郎さんは「うん、死を待つしかないのですよ」と言いました。
私は「一つ方法があります。私は法輪功を学んでいます。法輪功が病気治療に素晴らしい効果があるので、あなたも学んでみませんか? もし、あなたが誠心誠意で学べば、法輪功の師父はきっとあなたを守ってくださいます」と言いました。それを聞いた郎さんは「私はこんな姿になっているのですよ。半身が萎縮して肩も脱臼し、腕もあげられないし、両足の長さが違うから立つこともできない。どうやって煉りますか」と言いました。「大法は超常で、人の心しか見ません。敬虔であれば、きっとよくなります。学ぶか学ばないか、考えてみてください」と私は言いました。
翌日、私はまた、郎さんの家へ行きました。郎さんは私の姿を見て、微笑みました。郎さんの口から「私は法輪功を学びたいです」という言葉が出てきました。郎さんの発音ははっきりしていなかったのですが、私にはよく聞こえました。郎さんは真心から法輪功を学ぶことを決心し、修煉の道に入りました。そして、郎さんは九死に一生を得ました。
当時の郎さんは、立つことができないために動功ができず、舌がもつれ、本も読めませんでした。しかし、郎さんはベッドで毎日、繰り返し師父の説法を聞きました。時々、私は郎さんに師父の詩を読ませました。郎さんの言葉は聞き取れず、記憶力も衰えたので、覚えも悪かったのです。しかし、郎さんは真面目に読んで敬虔に学び、大法を深く信じて、師父に救われると固く信じていたのです。日々の学法につれ、郎さんは修煉者は心性が向上しなければならないことがわかりました。それから、郎さんは大法の基準に従って自分を律し、自分の不足を内に向かって探すことができました。例えば、郎さんは法輪功を学ぶ前、ほかの地区に住んでいる母親(70代)は、週1回バスに乗って、郎さんの家にきて、片付けや食事作りなどの家事をやっていました。母親は1日でとても疲れてしまい、足腰も痛くなりましたが、病気で心が病んでいる郎さんは、母親を怒ったり、ものを投げたり、罵ったりしました。母親は娘の気持ちがわかっているので、我慢して陰でよく涙を流しても何も言わなかったのです。しかし、郎さんは法輪功を学んで、親孝行をしないと業を積むとわかりました。郎さんは自分が悪い言動をしたと認識でき、自分を正さなければと、以前の過ちを心から母親に謝りました。
このように、修煉を始めた郎さんは心身ともに変わりました。郎さんは毎日、周りに対して優しい顔をし、しっかり自分の心を修めました。そこで、この不幸な家庭に幸運が巡ってきました。郎さんは毎日、法を聞き、法を暗唱し、法を読み、功を煉ったため、徐々に話せるようになり、自分で『轉法輪』を読めるようになりました。郎さんが確実に修めたことによって、奇跡が起きました! 法輪功を学んで1週間後、半身不随だった郎さんは肩の脱臼が治り、杖を使わなくても物を掴まなくても歩けるようになりました!
それから、法輪功を学び続けて28日後、郎さんは自分の足で家から階段を下り、外に出ることができました。近所の人は郎さんの姿を見て「あんな重病だった人がこんなに早く回復できたなんて!」と驚きました。郎さんは近隣の人たちに「私は法輪功を学んで治りました!」と堂々と言いました。数年間、家から出たことがなかったので、郎さんの病気を治療したことがある医者も「郎さんはとっくに亡くなった」と思っていたのです。健康に生きている郎さんの顔を見て、周りの人々は法輪功は本当に素晴らしいと感激しました。
現在、郎さんは法輪功を学んで18年経ちました。郎さんは十数年間、修煉の道を歩んできました。郎さんは肌のきめが細かく顔色もよく、家事を何でもやっています。娘は大学を卒業して、外国に留学し、博士号を取得しました。親子ともに大法の恩恵を受けました。郎さんはいつも人に「法輪大法は素晴らしいです! 法輪大法を学んだから、うちに幸運がもたらされたのです!」と話しています。