大法を学び 尿毒症で死に瀕した人が生き返る
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年8月7日】私は河南省東部の田舎の出身で、当時、地元行政村で経理を担当していました。村には順と言う若者がいて、20年前に彼の身に起きたある不思議なことが、今でも村人に語られています。

 1998年の年末、22歳の順は新婚1年目で、3カ月の可愛い娘がいました。

 しかし、「人生は儚(はかな)いものだ」と言われるように、その年の12月に順は体の調子がおかしいと感じ、病院で検査をすると尿毒症だと診断されました。この病気を治療するには相当な額のお金が必要で、順の家にはそのような大金がないため、仕方なく、村の幹部に顔を出してもらって、2万元を借り入れました。しかし、お金はあっという間に使い果たしてしまいました。一方、順の病状は急速に悪化し、医者は「この病気はもう治らないでしょう。葬儀の準備をしてあげてください。でも、ある一つの方法があります。良ければ試してみたらどうでしょうか? 数人の同僚が法輪功と言う功法を煉っていて、とても不思議な力があると言っていますが」と教えました。

 家に帰った後、順はもうベッドから起きられず、全身がパンパンに浮腫(むく)み、動けないし、食べることも飲むこよも出来ず、ずっと昏睡状態でした。

 順の父親は息子の嫁に「息子はもうだめだ。この様子だと後半月も持たないだろう。あなたはここにいてももう役に立たない。実家に事情を伝えて嫁入り道具を持ち帰りなさい。あなたはまだ若いのだから、良い人がいれば再婚しなさい」と言いました。結局、嫁は娘を連れて実家に帰ることになりました。別れ際に、嫁は泣き崩れました。

 息子の嫁が行ってしまってから、順の父親は突然医者から言われた「法輪功を試してみてわどうか」という言葉を思い出しました。順の父親は私が大法修煉をしていることを知っているため、私の家にやって来ました。私は順を見舞いに行きました。順の顔色は死人と同じで、頭が恐ろしいほど腫れていました。順は私の声が聞こえて目を開けました。私は「大丈夫だ。怖くないよ。大法はあなたを救えるから、安心してしっかり法を学べば、必ず災いを転じて福となる」と言うと、は「分かった、そうするよ」と言いました。

 私は彼に一冊の『轉法輪』を渡し、「これは普通の本ではない、天書だ。読めば、師父はあなたの体を浄化してくださる。嘔吐や下痢などの症状があれば、それは全部いい事だ。師父があなたの面倒を見てくださっている証拠だ」と言いました。

 私が帰った後、順は寝たままで本を読み始めました。読むとすぐに心惹(ひ)かれたそうです。本を読んでから4日目、彼は黒い血を吐き出しました。順の母親は夫に「経理の人が言ったのは間違っていないわ。この本は本当に天書だわ」と言いました。順は吐いた後、ベッドから起き上がって、ボーッとして「お腹が空いた」と言いました。

 1週間後、順の腫れが引き、普通にご飯を食べられるようになり、次第に元気を取り戻し、ベッドで寝ていられなくなりました。そして、彼は街に出かけ、散歩にも行けるようになりました。

 一方、順の嫁は実家に帰ってから、ずっと沈んだ顔をして落ち込んでいました。お正月気分になるどころか、夜も眠れず、順と舅と姑の事ばかり考えていました。正月一日、彼女はちょっと気晴らしに外に出た際に、順の村から来たある女性とばったり出会いました。この村の親戚の家に新年の挨拶に来たそうです。彼女は「順は元気になったのよ。一昨日、街で順に会ったわ」と教えてくれました。

 それを聞いた順の嫁は嬉しくなり、娘を抱いてまた嫁ぎ先に帰って来ました。その後、嫁入り道具も持ち帰って来ました。このバラバラになりかけた家庭は大団円(※)を迎えました。順一家は師父に心から感謝して、人に会うと「大法の救いがなければ、この家はありませんでした」と伝えました。

 その後、順の父親も修煉の道を歩みました。順はさらに長男と次女を授かり、暮らしも次第に良くなり、一家全員は健康で楽しく暮らすようになりました。

 ※ 大団円(だいだんえん・めでたくおさまる最後の局面          

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/9/389398.html)
 
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