文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年9月2日】邪悪な迫害を事前に抑制することは善を守ることであり、悪を行なう者への憐れみでもあり、さらに法を正す大法弟子の責任と使命です。ここで、政府関係者に迫害の実態を伝え、迫害を減らした3回の様子をお話しします。
一、公安政治安全部長に法輪功とは何かを伝え、迫害を抑制する
1999年7月初旬、私達はすでに中国共産党(以下、中共)が公然と大法を迫害しようとしていることを知っていました。ある日、地方本部の輔導員が私に声をかけてきて、市公安局の政治安全部長に直接行って実態を伝えてくれないかと頼みました。ある地域の市の政治安全部長は、その地域の10万人以上の大法弟子への迫害を指揮し、実行している中共の重要人物です。もし彼に真相を多少でも理解させることができれば、迫害の度合や大法弟子たちの損失を軽減することができるでしょう。だからこそ、私はそのような使命と責任を負いたいと思っていました。
私は同僚を通じて、市の公安局の政治安全部長をすぐに見つけ(実際は師父の法身が按排して下さった)、彼と直接会って、法輪大法がどのように病気を治し、健康を守ることができるのか、どのように人々のモラルを向上させることができるか、どのように社会に利益をもたらすのか、どのように国の法律に沿っているか、などについて話しました。もっとリアルに、私は自分たちの街の尊敬されている古い指導者、トップの知識人、実業家が大法の修煉後にあった不思議で具体的な実話、その典型的な事例を私の観点で説明しました。
彼はとても丁寧に話を聞いてくれ、私の話を遮ることはほとんどありませんでした。 そして「法輪功が良いことは認めますが、中共は鎮圧したいのです、江沢民は鎮圧したいのです。誰がコントロールできますか」と言い、「あなたはこんなに才能があり、まだ若いのに今の身分と地位を持っている。もし鎮圧が始まったら、修煉をやめなければ、これだけのものを失ってしまう。本当に惜しい、後悔することになるよ。私の理解では、今回の鎮圧は、中共の軍隊と武装警官が使用されるほど残忍なものになり、あきらめない者は新疆に再教育のために送られるかもしれない」と、残念そうに言いました。
私は「大法を絶対にあきらめません。法輪大法は正法であり、私の人生であり、将来を失っても法輪大法を信じます。部長が迫害運動に慈悲をもって、できるだけ大法学習者を迫害しないように、またその迫害を減らすようにしてほしいのです。この人達は人間社会の中で最も善良な人々であり、正法修煉する人達を迫害することは犯罪です」と述べました。政治安全部長は、自分ができることをすると言い、また私に自分の身を守るように助言してくれ、私を祝福してくれました。
部長室で彼と交流する時、私は法輪が驚くほど早く回転しているのを感じ、自分が正しいことをしており、師父が加持して下さっていると理解しました。大法や大法の弟子に対する迫害を最小限に抑えたいということは師父の願いです。
二、生徒の将来を守るため、教育局の指導者に真実を語る
ある日、校長を務める大法弟子が急いで私のところにきて、教育局の上層部が指示した法輪功に対する誹謗中傷の迫害に協力するため、教育局が来月から市内の小・中・高の学校の生徒の間で大規模な「科学を擁護し、××宗教に反対する」署名運動を始めると言ってきました。彼は「 私が法輪功の真実を伝え、この悪行を止めるように名乗り出ることができればと思っています」と言いました。
偶然にも、この教育局で今回の迫害の責任者は、かつて私の親戚の人で部下として働いており、その後、教育局に異動になったのです。私は彼のことを知らなかったのですが、当時は私より適する人物がいなかったので、この迫害運動を中止してくれることを期待して、その責任者の事務所に出向いて、面と向かって真相を話すことにしました。翌日、私は彼のオフィスに行き自己紹介と自分の意図を説明し、生徒や学校、そして彼自身に害を及ぼすような活動はしないでほしいとお願いしました。この責任者はとても緊張した様子で、恐怖すら感じていたのに、「リーダーがやりたかっただけで、まだ始まってもいないのに、どうしてこんなに早く分かったのですか」と彼はどもりながら話しました。もちろん彼からすれば、公には語らない内部展開で、まだ秘密のようなものだし、なぜ私達が早く知っていたのか理解していなかったのでしょう。また、中共が法輪功を厳しく迫害したため、機関の誰もそのことを口にすることができず、私自身も法輪功を修煉したことで厳しく迫害され、地元の機関幹部は皆それを知っていました。彼らの言葉を借りれば、私はすでにこれだけ「有名」なのに、なぜ白昼堂々と彼らのところに行って、署名運動をやめるように言う勇気があるのか。このような行動は、庶民の目には根性があり、正義感があると思われます。そして、修煉者にとって、それは正法修煉の要求を満たす行為であり、この行為自体が悪に対する大きな抑止力となります。だから表にいる常人は怖くて通報できず、私を丁寧に事務所の外まで送り出してくれました。
その後、教育局は、大規模な反××宗教の署名運動を水に流し、なかったことにしました。私に情報をくれた校長の同修は署名運動をやらなくなって、学生たちは助かりましたと喜んで教えてくれました。 もちろん、表では私一人でやったようにみえますが、実は私たちの当地全体が邪悪を除去していました。多くの大法弟子は、異次元の悪を除去するために自宅で発正念をしていたのです。このような良い結果が得られたのは、師父の慈悲と正しい神の助けがあったからこそで、私はこの善と悪の戦いに参加した一人に過ぎません。
三、放送局の指導者に真実を語る
かつて、地元のテレビ局が大法を悪質に誹謗中傷するプロパガンダ映画を放送した際、協調人が私に声をかけてきて、ラジオ・テレビ局の指導者に真相を伝えてくれないかと頼んできました。偶然にも地元のラジオ・テレビ局の局長は私の友人であり、彼が結婚した時私が一番貢献しました。彼はいつも私に感謝してくれていました。すべては自分と正法と真に縁がある人達であり、すべて今日の法を正すための按排であったことが真の理由だと悟りました。
私はすぐに局長に会いに行きました。事務所に入ると、局長は私の訪問の目的を知っているようで、テレビ局が法輪功を暴露する番組を放送しているから来たのかと直接聞いてきました。 そこで、私は「そうですよ、そのために来ました。それらは全部捏造したと分かるのに、どうしてあなた達のテレビ局はこんなものをまだ放送するのですか、 人に害を及ぼすことではないでしょうか」と彼に聞きました。
私は彼が既に三退したことを知っていました。彼も法輪大法が良いことを知っています。そのため、私達の会話はストレートでした。彼は「放送局は中共の口であり、党から放送しろと言われました。市政法務委員会と広報部は私たちの上司だから、放送しろと指示されれば仕方がないのです。 私達も放送はしたくはないのですが、でも断われないのです」と言いました。「でも、積極的に放送するのではなく、適当にやればよいのです。この間違った指示を真面目に受け止めるのではなく、知的に対処すべきです」と私は冷静に彼に言いました。 彼も「言いたいことは分かった、明日もう一日したら、放送をやめます」と言ってくれました。
その後も、私たちはオフィスで暫く話をしていました。会話の中で、彼は大法の弟子に対する尊敬の念と、中共の制度に対する多くの不満や無力を示し、最後に私を階段のところまでに送ってくれました。私が戻った後、この邪悪の放送について、真相の手紙を書き、協調人が私たちの地域で広く配布するように手配してくれました。 以後、テレビで大法を誹謗中傷するような悪質な番組を放送しなくなりました。