日常生活の中で大法に円融する
文/北京の大法弟子
(明慧日本)同修が書いた体験談に次のことが書かれています。一部の同修は、家事をし子供の面倒を見るためにとても多くの時間を費やすので、真相を伝える時間がない、ひいては学法する時間と発正念の時間、煉功の時間さえないというのです。
師父は『退職した後に修煉する』という経文の中で、こう説法されました。「何のトラブルもなくなったならば、まだ何を修煉するのでしょうか? どのようにして向上するのでしょうか? 人間の生命には限りがあって、大概、よく計画を立てているものですが、自らの将来に残された時間がまだ間に合うものなのかどうか、あなたは分かっているのでしょうか? 修煉は子供のたわむれ事ではなく、常人のいかなることよりも厳粛で、思うようにはならないものです。 いったん機会を失ってしまえば、六道で輪廻して、いつ再び人身を得るのですか! 機縁は一度しかなく、放下できない夢幻が過ぎ去ってから、初めて何を失ったかを知るのです」
私はここで自分のことを述べます。私は一生の大部分の時間を老人の面倒をみることに費やしました。結婚後、姑はずっと病気で、入院していました。会社から帰宅後の時間と日曜日、休日のすべてを舅と姑の生活の面倒をみることに費やし、こういう状態が17、8年続きました。舅と姑が亡くなると、今度は実家の両親も歳を取ったため、自分たちだけで日常生活ができなくなりました。そして両親の面倒をみることは、また私の仕事になりました。老人の日常生活、ごはんを食べさせる、下の世話をする、自宅での看病、入院したときの看病もほとんど私がやりました。私は老人の面倒をみるだけでなく、同時に孫の面倒も見なければなりません。私の兄弟は経済的に一部の援助をしてくれます。修煉してから、私たちは師を助けて法を正す三つのことをやらなければならず、まったく時間がなければ、これらのことをやり遂げることはできません。
私たちは常人と異なります。私たちは師を助けて法を正しにやってきました。三つのことを必ずやらないといけません。これらのことをしっかり行うには、主になるものと、その次のことをはっきりと分けなければなりません。大法を主としなければならず、時間を良く按排しなければなりません。長く時間を取れなければ、短い時間を良く利用して、学法と煉功を少しずつやり、三つのことを行うことを緩めてはいけません。
「修煉だから、困難に圧倒されないでください。どんなことがあっても、いくら難しくても、師父があなたに与えた道をあなたはきっと歩んでくることができます。(拍手) 心性さえ向上すれば、乗り越えることができます」(『大ニューヨーク地区法会での説法と法の解説』)
「あなた方が法に円融することはまず良い人になることです。皆さんが良い人間になろうとする時、すでに法に円融しています。しかし、あなた方はなんと言っても常人の中で修煉していますから、これの一切を超えなければなりません」(『シンガポールでの法会における講法』)
私は自分が長い間に積んだ経験について述べ、私の具体的なやり方について、同修らと共に琢磨切磋したいと思います。
子供がまだ幼いとき、特に1歳半になる前は、1日の睡眠時間は基本的に10数時間です。もっと大きくなっても、10歳前の子供はほとんど1日10時間くらい寝ます。子供の寝る時間を利用して、家事を行い、また三つのことも行わなければなりません。明け方、あるいは夜、全世界の大法弟子が集団煉功をする時間は、ちょうど老人と子供が寝る時間であり、私たちは他の大法弟子と同じように明け方、あるいは夜に煉功することができます。
私はなるべく発正念の前後に家事を行い、なるべく四つの集団発正念を時間通りにやるようにしています。もしできなかったら、他の時間を利用して補います。ご飯を作るときは、小さい火を使えるときは小さい火を使い、こうするといつもその場にいなくても大丈夫です。食事を作り終わったら、保温容器を使うか、或いは小さな棉入りの布団で包んで保温します。節約した時間はほかのことをすることに使います。また自宅で老人と子供、あるいは他の家族の人に説法録音や、ビデオテープ、神韻のCDを流し、彼らに法を読んであげます。
もし子供をつれて出かけるときや老人に付き添って出かけるとき(もし老人がまだ動ける状態であれば、老人と子供を一緒につれてでかけることも可能です)、同時に生活用品や、食品を買うこともできます。またついでに正念を発し、真相資料を配布し、真相を伝え、真相紙幣を使うこともできます。もし外にいる時間が長くなれば、その時間を利用して法を暗記し、孫に『洪吟』の詩を暗記させることも可能です。老人と子供に「法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい!」と念じさせれば、老人と子供も病気なることが少なくなり、面倒を見やすいのです。うちの老人と子供は何度も恩恵を受けました。
実際子供は2歳前までが面倒ですが、2歳過ぎたら、日常の簡単な言葉がわかり、お腹が空いたか、おしっこをしたいか、どこが苦しいかを話すことができます。さらにもっと大きくなると、きちんと歩けるようになり、そんなに面倒をかけなくなります。もちろん老人は歳を取れば取るほど、やるべきことが多くなります。特に半身不随になったり、健忘症になったりする老人がわりに多くあります。しかし私たちは、経験をうまく活かせれば、常に三つのことを行う時間を見つけ出すことができます。
長い時間が取れなかったら、バラバラの時間を利用して、家事をすることができます。例えば、ガラスは1日に一枚拭くとか、そほど急がなくてもよいことは分けて行います。なぜなら、集中して長い時間を使ってしまうと、そもそも時間が多くないため、三つのことを行う時間を使ってしまうからです。もし老人、或いは子供が入院したら、手伝ってくれる人を探したほうがよいのです。家政婦を頼むか、兄弟姉妹と子供たちに頼めれば更によいのです。こうすれば三つのことをやり続けることができます。もしでき上がった食品、或いは半製品を買えるならなおさらです。さらに多くの時間を節約でき、これらの時間を行うべき三つのことをやることに使えるからです。私たちが大法の要求する心性基準に従って行えば、家族も私たちを認めてくれ、時間があると手伝ってくれるはずです。
もし老人がすでにとても歳を取っていて、重体であって、今生ではすでに法輪功を修煉できない場合には、彼に「次に生まれたら、法輪功を修煉する」という願を立てるように教える事ができます。もし彼がそれを認めれば、師父は彼に法輪功を修煉できる家庭に転生するように按排してくださいます。もちろん次の人生で彼が修煉するかどうかは彼自身によります。しかし、少なくとも彼にはこういう機会があり、修煉して円満成就できる可能性を持つようになります。
また、環境もとても重要です。家族と家政婦に真相をはっきり伝えないといけません。家族が私たちの三つのことを行うことを反対せず、私たちを支持し、協力してくれるなら、もちろんなおさらです。こうして、私たちはさらに多くの時間を得られます。
私たちが三つのことを一番重要なことと扱えば、師父は私たちを助けてくださり、私たちには常に三つのことを行う時間ができるようになります。
2009年11月10日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/10/20/210680.html)
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