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警察に4年間尾行され、女性教師が恐怖症に

(明慧日本)重慶市の潼南県太安中学校に勤める女性教師・陳慶さんは法輪功を修煉しているという理由で、中共の警察に4年にわたり尾行されたため、恐怖症になった。陳さんが快復した後、潼南県教組のメンバーらは陳さんを解雇した。

 7年前の2003年12月10日、陳さん(当時28歳)は講義中に突然一団の警官に強制連行され、洗脳班に入れられて転向を強要された。潼南県教組と太安中学校もこの事件に加担した。

 その後、陳さんは洗脳班から逃れることができたが、放浪を余儀なくされた。中共の警官らは何度も彼女を追跡し、元の家に侵入し、捜査したり嫌がらせをしたりした。家族ははっきり覚えているが、2003年12月24日、25日、2004年8月19日の深夜、家宅捜査をされ、嫌がらせをされた。2004年5月、太安鎮派出所の警官は田舎の親戚の家にまで押し入り、不法に捜査をした。

 母は陳さんを心配して、元の病状が一層悪化した。その上、経済的困難や面倒を見る人がいなかったため、2005年、母は半身不随になり、翌年この世を去った。しかし、娘の陳さんは家に帰れず、親孝行ができなくなった。

 4年間身を隠していた期間、陳さんは正常な生活の権利を奪われた。2007年の年末、陳さんは親戚に連れられて家に帰った。その時の彼女は、長い間警官に追跡されていたため、恐怖症になり、再び警官に強制連行されることを恐れていた。

 ある日、彼女は家を出て三昼夜一目散に逃げ、コート、靴がなくなり、全身汚く、服も濡れ、そして脅されて震えていた。出かけることを恐れ、壁に「早く私を助けて」、「下に車がいる」などの文字を書いた。音を恐れ、目にした人を全部スパイと見なし、さらに親戚をもスパイと見なしていた。

 それでも、現地の「610弁公室」のメンバーは彼女への嫌がらせを止めなかった。2008年1月8日、潼南県国安、太安鎮派出所の警官数人は陳さんの家に侵入し、陳さん夫婦の写真を撮ったりしていた。

 家に帰った陳さんはしばらく経って正常になった。彼女は県教組や太安中学校に「学校に戻りたい」と申請したが、結局、2008年4月21日に元の人事を解除され、彼女は解雇された。

 陳さんは人事局に労働紛争仲裁を申し込んだが、3千元の仲裁費用(2008年からその費用が取り消された)をゆすろ取られた。陳さんにはそのお金がなかったため、仲裁を放置された。

 生計のため、陳さん夫婦は夏休みに塾を作ろうと計画し、2008年7月のある日、生徒募集の貼り紙を持ちながら街に歩いていた際、貼り紙を派出所の警官に没収された。

 陳さんは今になってもまだ学校に戻れず、解雇されたままである。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年4月11日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/4/8/221181.html

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