夢を師にすることは師父を信じることではない
文/中国の大法弟子
(明慧日本)大法弟子一人一人は今日まで歩んできて、師父の限りない加護を受けてきました。師父は夢や他人の口を借り、もしくは一つの現象から私たちに悟らせようとしておられます。身の回りの同修の経験や明慧の文章から見れば、夢の中で師父がわれわれに悟らせることが特に多かったのです。師父がわれわれに悟らせようとすることを正しく理解するのはいいことですが、すべての夢は師父が作られたものではありません。中には邪悪な生命が大法弟子の隙を掴んで、故意に妨害することもあります。我々の正念で見分けなければなりません。
ある同修は夢で家に悪い者たちが来るのを見て、目が覚めると大法の書籍をほかのところに移して、自分もどこかでしばらく隠れ、結局修煉に困難をもたらすことになり、家族にも恐怖をもたらし、大法の素晴らしさに誤解を招きました。
夢を師とすることは夢を一番に置き、師父や大法に取って代わることになり、学法をしているにもかかわらず、法を得ていないことをあらわしています。
実は、大法弟子たちの悪夢のほとんどは旧勢力が大昔に手配したものです。もちろん他の可能性もあります。かれらはすでに淘汰されていることを受け入れられず、思考から邪魔したり、驚かせたり、一日でも精進を阻止できれば、かれらはあなたの空間場で一日でも長く生きられるのです。我々はそれらの存在を否定して、悪夢を見たら、いらない! と、起きて何度も発正念をして消滅すればよいのです。
あるとき、私は自分が道路を歩いたときの夢を見ました。ある村を通ったときに、一匹の柴犬が突然後ろから飛びついてきて、私の左肩に噛み付いて離しませんでした、噛み千切れるかのような痛みを感じました。私が大声で師父を呼ぶと、その柴犬は悲鳴を上げその場に倒れてしまいました。目が覚めて、邪悪が私を迫害しようとしているのではないかと思いました。そして2日間発正念をして、結局何も起こりませんでした。
半年前、私は4人の道士が私を押さえつけて、くびを絞めて殺そうとしたことを夢で見ました。彼らに首を絞められて窒息しそうになり、私は何度も兄と妹と母親を呼びましたが、彼らは深く寝入ってしまっていて、誰にも聞こえませんでした。自分の叫び声で目がさめると、呼吸が困難になり、胸がとても痛く感じました。このことが本当に起こり、私への傷害もこっちの体にまでおよんだのです。なぜ彼らは私を殺そうとしたのか? 修煉の精進が出来ずに私の命をゆすってきたのか? なぜ私は師父を呼ばなかったのかと自分に聞きました。それは師父と法を信じる程度が足りないからです。自身の不足を見つけた私は1時間あまり発正念をし、体が元通りになりました。
明慧の文章にはこんな話があります。ある同修は真相資料を配りにふるさとに行く前の晩にある夢を見ました。たくさんの警察たちが同修のもつ二つの麻袋にある資料を奪い取り、同修を連行した夢を見たそうです。同修は起きてすぐに発正念をして邪悪を消滅しました。そして何もなかったかのようにふるさとに戻り真相資料を配り終えて、無事に家に戻ることができました。
悪夢を見たら、直ちに自分の不足の点を探し出して、直せばいいのです。夢の中の悪い出来事については、我々はただ正念を保ち、それらをすべて否定し、排除すればいいのです。我々の修煉は彼らに関係のないことなのです、彼らはかかわる権利すらありません! 我々には師父がおられます。悪夢を排除する念を固く持てば、すべてが排除されます——大法はすべての邪悪を破ることが出来るからです!
他の角度が見れば、よい夢でも悪い夢でも、夢につられて泣いたり笑ったりすることは主意識が強くないということではないでしょうか? 主意識がいつもぼんやりしてハッキリしないままでいれば、自然に他の空間の情報に邪魔をされます。神経病の人が法を学べば、法に負の状況を及ばすのです。
師父はこう言われました「夢を頼りに修煉していると言っている人がいますが、それはでたらめです。(皆笑って) 夢の中のお告げに執着するのは修煉ではなく、それは邪道に入ることです。大法弟子はほかでもなく、大法のこの本に従い、法を基準にしています。あなたは夢の中にいても、ほかの環境にいても、法をもって正しいかどうかを判断しなければならず、このようにしてはじめて、妨害されないのです。皆さんが修煉する必要がなく、法身の言うとおりに行動すればいいという修煉方法を私は皆さんに残していません。私はこれを修煉だと認めていません。大法弟子の誰もが私のそばにいるわけがなく、私は皆さんに『法をもって師とする』ということを教えました。この法があれば、どのように修煉するのかが分かるようになります」。(『二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法』)
大法弟子は法を師としなければなりません。法を師としてこそ、修煉の道を歩む事ができるのです。
2010年6月26日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/6/11/225155.html)
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